カテゴリー別アーカイブ: フィンランド 陶器

行ってきました!“囀(サエズリ)”から始めること-石村由起子のエレガンススタイル-

行ってきました!

阪急百貨店、“囀(サエズリ)”から始めること-石村由起子のエレガンススタイル-

 

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 今年も大盛況!
去年初日に行かれたお客様に聞きましたが、 レジに行列ができるくらいの勢いだったらしいですが、今年はさらに爆発していたそうです!

石村さんセレクトの家具たちも美しく輝いておりました!

 

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 いやー、おかしいな、、、

ビンテージ食器もたくさん選んでいただいたのに、、、、、

 すでにほぼ完売状態でした!

 

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 椅子コーナーにもお客様がいらっしゃっていて、正に商談中でした!

その場で売れたようです!!

 皆さんに喜んでいただけたようでよかったです!

 週末は更なる混雑になることでしょう!

 わたしも家具たちのようすを見に来たのですが、いつのまにか買い物籠をもって物色している自分に気付いて結構驚いています。

 くるみの木さんとは北欧のくらし展でお世話になっている高松の蓮井さまからのご縁でしたが、わたしも北欧ビンテージ一本で今迄仕事していたため(もちろんその前はサラリーマンでしたからご縁もあるわけもなく)、それまでは存じ上げずにいましたが、それが今は買い物カゴをもって、、、みたいにかなり影響されております(笑)。

 先週の永松さん、今回のくるみの木・石村さんと、素晴らしいセンスを盛った方々とご一緒に仕事をさせて頂き、本当にうれしく光栄に思っています。

 また、いままでのビージェネでの仕事とは違った素晴らしいエッセンスをいただき、また今後、良い意味で感化され、自分の仕事に活かしていきたいと思っています。

 

 

 

SCANDINAVIAN POTTERY IN THE GOOD ROSEWOOD GLASS CABINET

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ローズウッドに映えますねー。。。

 

37次 買い付け報告 フィンランド編3

 ヨウコ・レコラが、今フィスカースで素晴らしい展示会! と、ありがたい情報!

 わたしも絶対に見てみたいと思っていた展示会。

 いや、良く考えてみると、何度もフィスカースに行ったことは有るが、毎回、ヨウコ・レコラの運転だった。。。

どうやって行くかわからない!

 さすがに、今回はヨウコも一緒に行ってくれるわけもなく、、、自分でフィスカースのホームページで調べました。

 日本語のホームページもありましたが、整備されていないようでイライラ。。。 英語のホームページでは親切に電車とバスの時刻表がリンクされていてとてもわかりやすかった。 電車に関してはスムーズでしたが、バスに関しては、、、、ウィークデーに関しては、大体一時間に一本くらいのバスがあるのですが、土日は・・・?となると、なんと、バスがない!

 ヒッチハイクしてでも行ったる!

と、昔の血が騒ぎましたが、ここは冷静に良く良くホームページを見て展示会場に電話します。

。。。。。。。誰も出ない!!!一時間後、、、2時間後、、、誰も出ない!

再度、ヒッチハイクと思いましたが、ご親切にディレクターさんの携帯ナンバーが記してあったので、勇気を出してトライ!

 おかげさまで、うまいこと行きそうです!

 

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朝。ヘルシンキ。。。。
ヒッチハイクにしなくてよかった。。。。。

 

 

 

 

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 ヘルシンキ駅から出発。トゥルク行の電車、途中下車です。

 

 

 

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 とりあえず、フィスカースの最寄りの駅と思われる駅、カールヤに到着。

 

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 タクシーで飛ばす!

何度もとおっていると思われる緑あふれる風景と一緒の場所は思えないグレーな世界を突っ走ります。

 フィンランドでタクシーに乗ることなどほぼないし、果たして最寄りの駅からフィスカースまでいくらかかるのか!展示に対するワクワク感とメーターがどんどん上がっていくドキドキ感。スリルいっぱいです!

 

 

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 以外に近かった、、、30ユーロ位。名古屋まで展示を見に行くと考えれば納得できる価格!

いつも(夏)は、草花にあふれゆっくりたゆたう森の小川でオフィーリアでも流れてきそうな雰囲気ですが、今回は雪解け水の流れ込みもあり氾濫気味!

 

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 展示会場!

 

 

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 そうです!キリッキ・サルメンハーラの展示!!!!

コレクター・ヨウコレコラが、「こんなにまでのサルメンハーラピースを集まることはまずないだろう!」と、大絶賛の展示会です。

 

 

 

 

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 ディレクターさんによると、展示場は全体が白のスペースだけど、黒のほうが彼女の作品が映えると考え、全ての什器を黒で統一。
 作品の下には赤土を。

ディレクターさん個人で各方面に接触して作品の蒐集から会場設置までかなり大変な作業だったようです。

 70年代にはタピオウィルカラの展示でタピオと一緒に世界各国を回って、今でもウィルカラファミリーとは親しい間柄だそうです。日本も大好きなようで京都には何度も。
 島崎信さんとも親しいそうで、もしご存知の方がいましたら、彼がこの展示を日本でもやりたいと言っていたとお伝えください。

 

 

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いつかは手にしたい、フライングソーサー。彼女の代表的な作風。

 

 

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 本当にどう表現したらいいのでしょうか?
かたち、釉薬、どれをとっても素晴らしいです。

 私の中でも、ナンバーワンかもしれないです。。。。

 

 

 

 

 

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作品たちを何時間見たでしょうか?

もうきりがないので、遅い昼ごはんを取って帰りました。

 「今日のお昼、ポテトスープ」、、、、の看板に、「また、でた!」と思いましたが、
これまたおいしい!ごはん何杯でも行ける感じ、残念なのはごはんでなくパンな事。。。
 どちらにしても、炭水化物+炭水化物+炭水化物、、、、みたいな感じですが、おいしかったです。

あまり選り好みしないほうがいいですね。。

 フィスカースではポテトスープ!

 

 

 

RUT BRYK

先日悲しいお別れがありました。。。。。

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 ついに、ついに、、、、、

嫁入りしてしまいました。。。。。。。

ルート・ブルック!

 

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 いままで何枚かこのシリーズ、買い付けていますが。。。
このブラックのフレームに浮かぶ鮮やかなブルーが何とも鮮烈で!
現地でもそりゃ大枚はたく覚悟で行けば、それでも数枚は見ることができますが、今までこれ以上の出来栄えのものは見たことがない!


 

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 隅々まで美しい。。。。単なる親ばかですかね。。。

 


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京都の秋模様もあと少しですか。。。
かなり冷え込んできましたね。

 

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先日宇多野からの仕事帰り。

仁和寺裏に浮かぶ月があまりにもきれいで思わず、

先日見た琳派、御室あたりで働いていた職人さんたちも見てたんですかね。

なるほど、あんな芸術が生まれる訳です!

 

 

北欧デザイン、ティーポットいろいろ。。。。

店内を見回したら、結構な数のティーポットがありました。。。。

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 これは、イェンス・クイストゴーのデザイン。
コーンユン製のレリーフシリーズ!
当時は彼のこの陶器シリーズの中でも一番多く生産されたのか、現地で見る回数も多かったものですが、最近ではとんと見なくなってしまいました。 

 

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 こちらもクイストゴー、RUNEシリーズ。

こちらもいいですね!

 なにか竹っぽいレリーフだと思うのは私だけでしょうか?

 

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 おそらくこれが上記シリーズのスタート、元となったものではないでしょうか?

クイストゴーが以前働いたエスラウ社での出会いだったのでしょうか?

 ペア・リネマン・シュミットとの交流から、彼が独立し、PALSHUSを立ち上げた初期、本当に2年くらいの間だけ生産された、クイストゴーとパルシュスのダブルネーム・ティーポット!エクストリームリー・レアーアイテム!

 素焼きのポットの素朴さと、デザインのシャープさ。
真鍮の取手にラタン巻!オリエンタルな雰囲気もクイストゴー魅力の一つです。

私の個人的な蒐集アイテムで非売品でしたが、最近、もう一個仕入れたので、一つは売っております。。。。
 (フィンランドの某ディーラーのようになっています。。。ダブったら売る、、、みたいな)

 

 

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 こちらはパルシュスのもの。

丸みを帯びたかわいらしいぽってりとした質感と、そのマットな表面感が美しいです。

 

 

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 マリアンヌ・ウエストマン。

女性らしい何ともエレガントなデザインです!バンブーハンドル!

 

 

 

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 こちらはスティグ・リンドベリ!
ティーポットには少し小さいサイズ(無理やり感アリアリ)。

 何とも言えないシェイプと深いブルーの釉薬。
真鍮とチーク。。。。。あー、あと5個くらい欲しいです。。。

 

 

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 シグネ・ペルソン・メリン。

 

 

 

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 ここまで来たら北欧製ではないですが、、、、

 デザインはティモ・サルパネヴァ。有名なスオミシリーズ。

 

 

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 こちらは、タピオ・ウィルカラのデザイン。
装飾をおくさま、ルート・ブルックが担当。

もう、サイコー!

このシリーズはわたし、個人的蒐集品としているので一つはキープ!
もう一個あるので今売っています。。。

 

 

 

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最後はこちら、フィンランドで買い付けた1950年代くらいの物でしょうか?

注ぎ口含め、口の部分はすべて締めることができる。

お茶を入れて持ち運びができる、「野点」向き?

本当にいろいろなデザインがありますね。


当時これだけのデザイン・プロダクトがあるということ、やはりそれらを買っていたお客様があったということ。いまでは、なかなかデザインや素材で価値観をあげても、価格の問題でなかなか売るのが難しい状況。こだわったデザインを捨て、素材感を下げることによって、お求めやすい価格になるのはいいんですが、結局はなんだかなーっていう物になってしまうような気がするんです。勝手な言い分でスミマセン。