月別アーカイブ: 2010年3月

買い付け報告:ストックホルム編1

  
  
  

 ストックホルムはヘルシンキより多少雪が少ない感じ。
たしかに大分南下してきた感じが実感できます。
買い付け前に購入予定だったスニーカーも結局よい物が見つからず、古いスニーカーのまま。。。。
幸運にも晴天に恵まれたので逆に雪が溶けだした泥水に苦労しながらなんとか先を急ぎます。

 スウェーデンではやはりグスタフスベリのアートピースにどうしても目が行ってしまいます。

リンドベリの食器も最近ではあまり見ることもなく。。。。と思ったら、タヒチ!。。。
まあこれ位でしょうか。。

 

それより見ていただきたいのは、アートピース!リンドベリの40cm四方の陶板や、アラビアのアウネシーメスを思い起こさせるようなエッグシェル仕様の陶器。フリーベリのミニチュアやなんとエッグ!このあたりはお客さんからの影響です。お客さんたちの意見を聞きながら、その話を自分の買い付けにあてはめながらイメージしていく。。。そんなものを現地で探し出してこそビージェネの役割があるのかななんて思います。下記のような収穫です。

  

     今回もセムラン大行進。
毎年なんとか同じペースで買い付けに来れているんでしょうか?
  今回はこの後、オランダにも買い付け。ヨーロッパ域内の格安航空乱発によるアムステルダムまで25000円という破格な恩恵を受け今回久々に行ってきます。オランダは一年に一度くらいですが、いままで比較的値段の高いアムステルダムは遠慮していましたが、良いディーラーを見つけ、5年ぶりくらいでしょうか?アムステルダムに行くのは。それにしても、飛行機の故障なのか遅れなのか、ストックホルムアーランダ空港で2時間待たされたのと、なぜかヘルシンキ二日目から続く軽い下痢になやまされ、とうとうアーランダで少しダウン気味。。。。飛行機で少し休ませてもらおうと思い、体調が悪い旨を機内係員にいうと、新型インフルエンザのような扱いを受け、さらにへこみました。我慢してでも、言わなきゃよかった。。。。。昼過ぎに出発の便だったのですが、結局夕方になってしまいました。   

買い付け報告:ヘルシンキ編(番外編)

  

 ヘルシンキ買い付け途中に珍しく旧式のトラムに乗りました。外側は近代的に広告でデコられていますが、内側は当時のまま。 20Wくらいの薄明かりの白熱電球が、ノスタルジックを誘いますし、その温かみに心も和みます。

 そんなこんなで、白熱電球をまじまじと見て見ると、そのガラスの丸みといい、内側に入っているくるくる回ったフィラメントの構造も何とも言いよう無く愛おしく見えます。また、フィンランドでは当時電球をもデザインするというツワモノもいて、今回コラムにアップしたにもかかわらず、このレアー物に誰からも問い合わせが来ていないという事は何かわからなかったのでしょうか?はい。タピオ・ウィルカラの電球、しかもピンクバージョンです(笑)。この電球をつけるだけでムード満点(笑)!当時通常色・ブルー・ピンクとあと一色(忘れた)があったそうです。

  
     北欧で多く使われているPH5. 50年以上も形を変えずにいまも愛されるデザインです。先日ある大手電機メーカー(と言っておきましょう)が白熱電球の生産を停止するというニュースが流れました。世間一般的には「このエコな時代、良いこと」と受け止められているのでしょうか?これまたエコなのかエゴなのか、PH5も「くらい」というどこかの国の要望か、内側に150Wの電球が入り、下部にガラスのプレートをいれるという、ポール・ヘニングセンが聞いたら泣いて喜ぶ(笑)だろう特別規格もありますね。
話がそれましたが、現状でいいますといまのLED電球をPH5に使おうと思う人はいないですよね。正直、今現在、当店舗では電気代節約のために電球型蛍光灯をほぼ80%使用しております。店を始めた時には、白熱電球の驚くほどの安さからすべてそれにしておりましたが、ある程度経ち、電球型蛍光灯に移行していくと電気代が驚くほど下がったのです!その恩恵にあずかっている者として電球型蛍光灯を応援したいのですが、まだまだ70点くらいのできでしょうか?ただ、当初に比べたら大分と進化しています。白熱電球のあの暖かさが表現できたら100点なんですが、生産中止になるとしょうがないのか。。。また差し込み口の小さなシャンデリア電球などどうするのでしょうか?正直クリスタルのシャンデリアに、蛍光灯は考えられないのですが。。
エコ・エコと叫ぶのもいいですが、小さなニーズも汲み取らず、時代にそぐわないから辞める。。。では、お客さんの変化についていけなかった結果、縮小が続くどこかの業界と同じになるんじゃないですか?
高速道路無料化で二酸化炭素出しまくった国は今後どこに行きたいんでしょうか

買い付け報告:ヘルシンキ編その他

  

今回ヘルシンキのディーラーに誘われてヘルシンキ内で最近話題のレストランに連れて行ってもらいました。「FARANG」、AINONKATU3。

  話題になるだけあって、あまり人通りの無い裏道にエントランスがあり知らなければ見過ごしてしまう感じですが 8時くらいの到着の時点で、当たり前のように店の中はすでに一杯。隣の部屋には有名なジャズコンポーザーが陣取っていたように、場所柄高貴なお客、その他政府関係筋の客も多いらしいです。 

  

アジアンテイストをフィンランドデザイン風(フィンランド風ではない)にアレンジした料理。当時アラビアの作家たちが東洋の陶器に触発されて制作したアートピースを思い起こすのは私だけでしょうか(笑)。なんとなく味付けがワンパターンだったような気もしますが、とても美味しく、そのインテリア・雰囲気は抜群で、とてもよい時間を過ごせました。

 

  

久々にまずいもの報告も。今回買い付け中にのどが渇きスーパーで買ったジュースらしきもの。その甘さは度を超しているほど。ジュースじゃないのかな?多分ジュースじゃないんだ!たぶんシロップじゃないでしょうか?いくらののどが渇いていてもこれは飲めません、というか、シロップだったら飲めるわけないのに、3分の1くらい飲んでしまった自分が恐ろしい!(涙)。  

 

買い付け報告:ヘルシンキ編2

  この冬、ヘルシンキにはほぼ20年ぶりの大雪。
積雪量はラップランドより多かったようです。
日本と同様のぼた雪現象か?
いくつかの体育館の屋根が雪の重さに耐えかね落ちたり、道路の雪の除雪作業に通常より2―3倍の公費が賄われたようです。
反面、市内のスキーグッズショップが大層繁盛したようで。。。  

総じて天気も良く、固まった氷が溶け出していく道端のベチャベチャ具合を除いて良好な買い付け。
ここしばらく日程が厳しくなかなか訪問できなかった有望なポイントには泳がしていた分、スバらしい収穫!
うれしさの半面、湯水のように流れ出てくユーロが何ともさびしいばかりです(涙)。
なお仕入れ商品に関する電話でのお問い合わせは受け付けておりません。
ご遠慮くださいね。

  

買い付け報告:ヘルシンキ編1

   出発前に目的地の天気を機内アナウンスで報告があります。「現地気温はマイナス17度。」。。。。。ってあまりにも普通に。。。あなた色々な意味で感覚麻痺してません?(脳ミソ凍傷疑惑)普通に報告しないでください。。。日本はつい先週春の陽気だったんですよ。追い打ちは「風が強い状態です」って。。。。すでに何か超越してますね(笑)。こちとら春の陽気の中日本を出発するので、その服装に相当気を使ったのですがそんなことお構いなしですか?まあ、乗客の95%はヘルシンキ経由のヨーロッパ行き。ヘルシンキの気候なんて誰も気にはしてない。とでも思っているのでしょうか?フィンランド飛行機会社の客室乗務員がそう認識してしまっていることが一番の問題ですね。選べないってつらいです。。。。
 到着してみると意外にも温かい!(ゼロ度だけど。。。)マイナス17度に比べりゃ屁でもねえ。っていうか、マイナス17度ってその日の最低気温(夜中)のものだろ。そりゃ夜には気温も下がるよ!気のきいた追加説明もないのでしょうか?(そんな当たり前の説明も「気のきいた」という感覚になってしまうのは既に私も思考停止している証です。。。)   
    これは個人的希望なのですが、空港から市内へ向かうエアポートバス。そのデザインなのか、窓にびっちり張られた横縞。。。どうにかならないでしょうか?
 私などは、何に乗っても窓から「どこか良いショップなないか!」と時差を感じ少ししょぼしょぼした目を輝かせて探すのですが、この窓はいけません!フィンランドには沢山良いデザインがありますが、この窓だけはどうにも頂けませんね。