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買い付け報告:デンマーク編1


 デンマークで悲しい出来事が起きました。みなさんご存じだとは思います。日本もすでに関係がないとは言えなくなってしまいましたが、一連の中でパリでのことを考えるとデンマークではいつ起きてもおかしくはなかった状況下での事件。私も何も知らずに家具買い付けをしておりました。逆にそれがよかったのかもしれません。へんに町中をぶらぶらしていたら、それこそ私の行動範囲の中で起こっていたようなので危なかったです。救いなのは(この言葉自体、良い言葉なのかわかりませんが)数時間のうちに解決(これも良くわかりませんが)。情報統制のなかでデンマーク版CIAなのかFBIなのかの活躍の元、収束(?)に向かったのは、なにか国民に安堵感を与えたというか、日本から出向いた人間すらデンマーク人から詳細を聞くにつれ、なにか安心感すら覚える状況になっています。はたして日本は今後起きうるこういった状況に対応できるのか?つまようじ少年に少し時間がかかったような気がするのはわたしだけでしょうか?デンマーク、、、寒いです。。。。ストックホルムでの暖かさが嘘のよう。。。。この数日、気温自体ほぼマイナスにはなっていないようですが、風が強く、外にいることがかなりつらいです。。。そんな中で、この時期いつも咲き始める、名前も知らない花。。。すごくかわいいです。これから来るであろう春を予感する小さな命です。デンマークでも少し郊外に出ると国旗を掲げているおうちが少なくないです。皆、半旗になっています。少し変わったことをすると注目されるのもわかりますが、少なくとも相手の気持ちを考えることと同時に自分自身を顧みるというのが大事ですね。表現の自由は妨げられるものではないですが、毛皮を着て動物愛護とか、エアコン使いまくりの原発反対とか、慰謝料請求とか、返品とか(だんだん個人的な問題になってきている(汗))、、何とも難しい世の中です。。。。  

 
 デンマーク、、、めちゃ寒い。。。。
ここの所、数日こんなどんより天気+風強し。
気温はマイナスにはなっていないのですが、体感温度はかなり低いです!

 

 
 毎日グレーなハンマースホイの世界。。。。

 

 

 
 朝のコーヒータイムがちいさな幸せ。。。

 
 朝の風景を眺めながらの一杯。
人の世に たのしみ多し 然れども 珈琲なしにして なにのたのしみ  

 
 地下牢。。。。。
たくさんの楽しみと。。。

 
 ヤコブセン  

 
 右の椅子はいろいろ考えてしまいます。。。。

 
 アルネ・ヴォッダー。  

 
 

 
 オレ・バンシャー。
カート・ウスタヴィグ。

 

 

 
 シバスト。

 
 料理上手なディーラー奥様!
羨ましすぎる!  

 
 クリスマスに食べる甘いじゃがいもと、デンマーク人皆大好きなローストポーク!!!!

 

 
 帰ってきたのは12時前。。。  

少し飲みすぎました。。。。。

 
 翌日も頑張ります!
この寒いのに車で乗り付けたディーラーとのやり取り。

 
 ほやほやのホルムガード。
全部いただきました。  

 
 土曜の朝一。事件の後たからか少し静かです。

 
 ノールポートマーケットで朝食を仕入れてのコーヒー屋で朝食。
ここ、コーヒーのレベル大丈夫か?
規模が大きくなるとや張りいろいろ問題が出てきます。
うーむ、勉強勉強!  

 
 週末はフリマ。

 
 日曜日のしかも終了間際に行ったので、結果はどうだかな。。。
少しばかりですが、めっちゃ良いものありました。
京都ふるどうぐ市出品予定!  

 
 次の日はこんな田舎まで。。。。
ハンマースホイを意識した写真撮り(汗)。
絵にしたい風景です。

 
 久々にこんなディーラーと出会えて、私、しあわせ!
こんなの大好き!  

 
 肥溜めの鶴。
肥溜めなんて言いましたが、正直このディーラーの見る目を信じてここまで来ました。
聞くと1995年からのこの商売はじめてる。
いい時期ですね。
知り尽くしているからこその値段。

 
 ディーラーとの相性もあります。
小物も私の趣味にぴったりでしょ!
これらも京都ふるどうぐ市に出るかな?
HOPTIMISTはNOT FOR SALE。

 

買い付け報告:ストックホルム編7  EDWARD HALD FISH GRAAL


 エドワルド・ハルド。
フィッシュ・グラール。
よくもまあ、こんな技法を考えたもんですね。
スウェーデンでは当時会社がデザイナーを雇う時、
「良いものを作れ!金はいくらでも出す!」
というたぐいの言葉が頻繁に使われていたようです。
 その背景には、それらのものが「売れていた」からですね。
売れなきゃ、作らない。
売れるから作る。
より良いものを作る。
良いものをほしがるひとがいるからこそ、良いものを作る。
良い物作りができる。。。日本の遠い昔の世界と同じです!

 
 そこに奥深いものがあるということは前提として誤解の無いよう言いますが、
なんとなく陶器の場合は作り方が想像できる。。。

 ガラスの作品の中には、作り方すら想像できないものが多くあるとおもいます。
それだけ幅広く奥深い世界なんでしょう。
いやーホントすごいです。
気になる方、また見に来てくださいね。

 
 無事パッキングも終わり、、、、、あまり行くことの無い町の中心部、
ハートリエットあたりを歩いてみました。

 
 少し前には一度このあたりのホテルに泊まったことがあり少し散策もしてみたのですが、
このあたりはストックホルムにしては珍しい坂道がある!
まあこの歳ですし、たまにはいいけど坂道のウォーキングは体に答えます。。。
 その後このあたりには大分ご無沙汰ですね。

 

 
 まあ、たまには来てみるもんですね。

小さな古本も置いている本屋さんで。。。。。

 
 見つけました!
セカンド・エディションですが、英語版。
ほぼカンピン(カバーはないけど)。

 

 

 
 「BAD=悪」。。。

    
 入口を覗くと、なかには煌々とした空間が。。。。

 
 「BAD=SPA」でした(笑)。
カフェ併設のSPAでした。

 

 
  都心の喧騒を感じさせない雰囲気を作っていて、
心地よい音楽と香りが、いるだけで癒されます。

 
 最近お気に入りの中華料理屋さんが出来ました。

 
 ストックホルム中央駅。
当たり前ですが、なんか「駅!」っていう感じの建物。
 空中回廊より、こんな駅のほうがいいなあ。。。
これからデンマークに向かいます!

 

 

 

買い付け報告:ストックホルム編6


 仕事ですから、何回でも同じ場所に行きます!
初日にいろいろ買い付けましたが、少し予算に余裕あり!
前日の買い付けに対する反省と整理。
盛り上がった気持ちを一度ホテルに戻って冷まして、いざ!

出展者たちも気合が入っています。
ここのブースもすごいです。手造り感あふれてますね!
今年の春も京都ふるどうぐ市、催されます。
ゆくゆくはここまでの規模になってらすごいですね!
まあ、狙ってるのはこういうラインじゃないか。。。。 

 
  さて、前回だったか、スウェーデンのヴェクショー・グラスミュージアムを訪れたときに目に焼き付いて離れなかったのが、このあたりのガラスたち。。。。
当時のスウェーデングラス業界の威信をかけ、最高峰の技法を使った至宝たち!
 当然普通に買える値段でもなく、これまた、なぜかそれぞれの個体でかなり値段のばらつきがある。。。
さすがにヴィッケのオータムはまた一つ格上で、今少しじっくり見ていかないと手に入れられませんが、フィッシュ・グラールBYエドワルド・ハルドは何とか手中に収めたい一品の中の一つでした。
 今回のマーケットで何個か発見できたので、それぞれのオーナーとも話しながら比較し、今後の買い付ける指針を決めていたところでした。
  それが、二日目!
ちらっと見ると、新たにもう一個!
しかも状態も良いし、話したら安くしてくれるって!!(これが大事!!)

ということで、
はい!終了・・・・・

 二日目30分で予算オーバーの世界に突入。
ここからは会場と現金引き出し機との往復!魔の無限ループ。輪廻転生。
そりゃ、お金があればこの会場ごと買いますよ!
ここからここまで!って買い方、してみたいですね。
 そんなこんなで、日本のなけなしの銀行口座の現金をわざわざスウェーデンから引き出して追加で買い付けたモノ達です(涙)。。。。

 
  予算オーバーの中ですから、、、
少しでも、「おっ!」というものでないと買えません。。。
タピオウィルカラのショットグラスセット!
無垢の削り出しの収納ケース付!

 
  チーク無垢板削り出しプレートセット。  

 
  ライス、デミタスC&Sセット!

 
  リンドベリ達。

 
  PUNGO.  

 
  スティグ。リンドベリの美しいスタジオピース。
 
    

 
 カール・ハリー・スタルハンの自作の一輪挿し。

 
  林檎?サックスボの小さな焼き物です。。。。
これ、、、何気にすごいですね。。。

 

 

買い付け報告:ストックホルム編5 NILS THORSSON Den kongelige Porcelænsfabrik


 スティグのティーポットを見つけたときには、周りのみんなに見つからないようににやりとしましたが、実は、この一品にもかなり気持ちが盛り上がりました。
ニルス・トーソン。
ロイヤルコペンハーゲンにておそらく1950年台に作られたものだと思います。小ぶりな瓢箪型です。  

 
 釉薬も何か天目を思わせるような、実験的な試み。

 

 
 こんなものが日本から遠く離れたデンマークで60年も昔に作られていたのですね。
不思議なご縁で、日本にやってきます。

 
 グナー・ニールンド。
これからくる春を思い起こさせるような淡いグリーンのものや、
これまた何とも言えないぽってりとしたうつわなど入荷します。

 

買い付け報告:ストックホルム編4 STIG LINDBERG STUDIO PIECES

 
 久々にティーポット買い付けました。
これだけの業者がいておそらく一つだけだったんじゃないでしょうか!

 

 
 美しいターコイズブルーの釉薬とその文様も素晴らしいですし、
土と鉄と木の三位一体の調和が素晴らしいです。

 
 ドミノシリーズも数点と,同じくスタジオピース。

 
 釉薬が「焼き物」という観念とかけ離れた、なにかデジタルチックなものに変化している様、それに相まった造形。
 不思議なスティグの世界にいつも惹かれます。