第51次買付報告:フィンランド編16

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美術館のあるエリアはヘルシンキ中央から30分ほどの場所でこの風景。

DIDRICHSEN美術館を堪能した後、現在位置を確認するとヘルシンキに来た時にはいつも立ち寄っている例の水辺のカフェも歩いて30分ほどの場所でした。

お昼も食べていないので、そしたらあそこまで腹ごなし運動を兼ね、散歩がてら行ってみますか!

それにしても、羨ましい限りの環境!!!ですよね。。。。

心地よい気候と日差しの中、釣り糸を垂れる。。。なんて、私にとって夢の世界です。

さすが世界一幸せな国、フィンランドです。

 

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贅沢すぎる散歩道を経て。

 

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水辺のカフェに到着しましたが、待ちに待ったこんな快適な日をフィンランド人も待ち侘びていたようで、こんなに長い行列見たことないほどの賑わいに!

フィンランド人にしても、ここまでの気持ち良い日は今年初めてくらいじゃなかったのでは無いでしょうか?

この行列は無理だ!と、だったら街中でと、早速移動。

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あまりお勧めはしませんが、バンダナしたフィンランドメタル親父の集まるうような、地元酒場。

 

すいてるし、バーテンのお兄さんも優しいです。

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テラスには刺青バリバリのフィンランドメタルおじさんおばさん多数。
タバコ・葉巻注意。

少し距離をとって(汗)しばしヘルシンキを堪能しました!

 

 

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今回タピオ・ウィルカラのカンタレッリが数点仕入れらたからというわけじゃないですが、せっかくフィンランド来て、タピオ・ウィルカラも好きであれば、カンタレッリ買わないわけにはいかないですよね。

カンタレッリ・7ユーロ。。。きのこ1パックに1000円以上払うことになるんですが、だったら、カンタレッリに合う料理はなんなんだ、、、と。

やっぱりサーモンスープに入れるよりは、肉と一緒に。。。しかも、バターで炒めた方が?よい?しめじバター的な。。。

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なんか勢いでこれまたアホほど高いラム肉を買ってしまいました。

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カンタレッリとラム肉のバター炒め丼。

そのまんま。。。

 

これが美味しくないわけないですよ。カンタレッリの風味を最大限に引き出せたかどうかは分かりません。

フィンランド最後の晩餐でした。

 

次の日。

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ここのところフィンエアー、やばいですね。スト多発。欠航多発。。。

飯まずいし特別思い入れ有るとも無いとも言えない存在ですが、できる限り頑張って欲しい!

この日も遅れるならまだわかるけど、私の便、出発が1時間早くなるとのこと。

元々時間が早いからこその値段も安い便を選んでいたのですが、そこから更に1時間早まると、朝3時起きで朝4時ヘルシンキ駅発で空港に向かう。。。

そんな時間に対応できる電車あってよかったわ。

250715-1-10なんだかあっという間のフィンランドでした。。。

 

第51次買付報告:フィンランド編15

フィンランド最終日。
久々の気持ち良い天気!

最後の最後で最高に気持ち良いフィンランド・ヘルシンキを楽しめそうです!

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今まで行ったことなかったDIDRICHSEN美術館という美術館をヨウコ・レコラから教えてもらって行ってきました。

 

 

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バスを乗り継がなくてはいけないので少しややこしいですが、今時はGoogleマップでこんな私でもスムーズに辿り着けますね。

 

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DIDRICHSEN。。。名前がデンマークです。

デンマークからフィンランドに来て財を成した方のアートコレクション美術館です。

コレクションもさながら、フィンランド・デンマーク夫婦の、しかもフィンランド建築家によるご自宅をそのまま美術館にしたとなれば、個人的には大好物の作品になっていること間違いない!と思っていますが、まさにその通り!

言うなれば、鰹出汁と昆布だしを合わせて使って台無しにするのではなく(知らんけど)、良い出汁と良い素材の融合とでも言いましょうか。

 

 

 

 

 

 

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フィンランド建築にアクセント的デンマーク家具を誂えるなんて!!出汁の味わいを台無しにしない程度の素材使いとでも言いましょうか。少しデンマーク味強しですかね(笑)

 

この空間は何時間でもいたい気分にさせてくれます。

 

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素晴らしい設えの内装だけではなく、リビングの窓から見える景色はなんとも美しい!

 

 

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ヘルシンキ中央からものの30分もかからない場所に、こんな環境です。

そりゃ、世界一幸せな国であります。

 

 

この季節、気持ち良いと思うのは人間だけではなく植物もそうなんでしょう。

街中にはいろいろな花が咲いています。

 

 

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ただ、一方、少し街中から出て郊外の高速などを走っているとそこここに綺麗な花が咲いています。

 

 

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そう、この紫の一見綺麗な花は今フィンランドを脅かしているルピナス。

外来種でその繁殖力の凄さから、今やフィンランドの広い範囲にかなり繁殖してしまっています。

日本で言ったらブタクサみたいなもんでしょうか。

ヨウコ・レコラのサマーハウス付近にもかなり繁殖しているらしく、その駆除で大変らしい。ただ、隣の人がそういうことに疎い人らしく、隣はルピナスで埋め尽くされているらしい。。。。

すでにフィンランド政府からも駆除の方向で国民に指令が出ているらしく、それこそ、刈り取ったらその分お金も払います的なキャンペーン実施中。

そのため郊外で人の手の入らない高速の脇道などではアホほどルピナスを見ますが、街中では、皆、刈り取られているので見ることはあまりないです(笑)。

やるときゃとことんやるのがフィンランドっぽいです。

 

 

 

 

 

第51次買付報告:フィンランド編14

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やっと、やっと、、、梱包作業完了!!!

リサ・ヨハンソン・パッぺの照明シェードはもう箱に入らないので手持ちで持って帰ります!

 

終わらないかと思いましたが、いつかは終わるもんですね。

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やっぱりエレベーターがあって良かった。

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日本にどれだけバナナケースを輸出したことか!

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そう!

今回もヨウコに月末の帰国まで預かってもらいます。

最後フィンランド経由での帰国の際に受け取って、全て手持ちで持って帰ります!

 

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ヨウコもこれからヘルシンキ郊外に買取の仕事に出るそう。
ついでにEMMA美術館まで送ってもらいました。

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もう10回は来てると思います。

 

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今回もカッコネン大先生のコレクションを拝見し、

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無事、タピオ・ウィルカラのウルティマ・トゥーレとも再会できました。

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現在日本で行われている、タピオ・ウィルカラの巡回展。

まだ展示は見れてませんが、東京の展示を見に行ったお客様から沢山の素晴らしかった!との感想を聞いて、私も大阪の展示を楽しみにしておりますが、特にみなさん、このプライウッドの彫刻に感銘を受けられていた方が多く、私も大好きな作品が日本にも沢山来て、皆様の目に留まったことはほんとうに嬉しいです。

こんな彫刻作品を思いついた、タピオ・ウィルカラの頭の中はどうなっているのか!

いつか私も商品でも良いので、一つ自分の手の中に入れたいアイテムの一つです。

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展示の一つで、インスタレーションがありました。
さりげにビンテージチェアとティネルのビンテージランプが贅沢に使われた美しい設えがあり、このセンス!

日本もそろそろ椅子を並べるだけの展示から卒業しなくてはダメですね。

 

 

 

梱包も終わり一安心。

夜は同業他社のCさんと、とりあえずフィンランドお疲れ様の会。

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大好きな例のピザ屋にいきました。

 

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最近流行りの見た目だけでアホほど高い変なレストランに行くより、そんなに高くないし、ほんとおすすめ。

7時半に予約取りましたが、あっという間に閉店時間になってました(笑)。

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帰り道、わざわざ遠回りしてヨウコ・レコラのショールムを通り過ぎる。

昼よりやはり暗くなったほうがお店が映えますね。

 

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もう梱包は終わったと、自分自身に言い聞かせながら。。。。

後ろ髪引かれながら、、、我慢して通り過ぎます。

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フィンランド編も残りも少なくなりました。

 

 

 

第51次買付報告:フィンランド編13

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やはり買付人生20年も経つといろいろ変わってきます。。。

今回、買付梱包も一年ぶりとあって、なんとなく梱包ペースも掴めないなと。
やはり歳を感じます。

作業がなかなか捗らない。。。。以前はもう少しパパッと済ませていたような気もするんですが、、、

ドヨんとした空気が嫌だったので、少し外出(またか!)

 

 

 

 

 

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近くのヘルシンキ市立美術館へ!

 

 

 

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カモメがお出迎え。

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入館するとポップコーンの匂いが充満してる!!!

ART IS POPCORN FOR THE BRAIN.だそうです(笑)

映画館と併設されているんですね!

 

 

 

 

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ヨウコ・レコラが今トーベ・ヤンソンの原画が展示されているよ、と教えてくれたのできてみました。
こんなに街中で近くにあるのに初めてでしたが、展示されている現代美術も見ごたえのある美術館でした。

トーベ・ヤンソンのフレスコ画(壁画)がメインだったのですが、
解説に
「戦後の復興に沢山の芸術家に活躍の場が提供されました」
との記述。

建物などの復興公共事業にアートを!ということですね。
フィンランドという国と国民の考え方の根本がすごいです。

 

 

勇気を与えられ、部屋に戻り梱包作業再スタート。

 

 

 

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例のカイ・フランクのボトル。
ルビーレッドのストッパーが取れないやつ。。。。

フィンランド自炊生活の必需品、箱ワイン。

もしかしたらこの箱、このカイ・フランクのボトルにピッタリ??

 

 

 

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まさにピタッリ!

 

しかしストッパーが取れない分m、意外に高さがあり箱の高さが足りない。。。。ということで、追加でもう一箱飲みました。。。。

二箱合わせてこのカフランクのボトル用保護に!

これで輸送で割れたら、店1日休むと思います。

 

 

 

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美術館帰り、おやつも途中で買って帰りました。

大好きな、フィンランド潰れた耳パン。

5ユーロ(750円)の高級パン屋さんのクロワッサンが毎日売り切れている反面、スーパーではこの私大好きなパンは0.89ユーロ(151円)。此方も完売間近。。。

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どこの世界でも二極化が進んでいます。美味しくいただきました。

 

第51次買付報告:フィンランド編12

いやー、なんか北欧フィンランドに来てビンテージ商品買付してます的なカッコつけた感じですが、結構すごいミスしました(涙)。

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買付品の梱包を開け写真撮影がひと段落して、少しお腹も減ったし下のおしゃれパン屋でパン(5ユーロ)でも買って、コーヒー(部屋のインスタント)飲んで一休みと思って、部屋を出てドアを閉めた瞬間!

鍵を忘れて出てしまった!

あの古いヨーロッパのドアが閉まる「ガシャーン!!』という音が、何度も脳内にこだまのように繰り返されます!

オートロックなので部屋に入れない状態です!!!

 

パン買うだけだし携帯も持ってない。電話連絡もできない、ネット通信もできない。。。。AIRB&Bのオーナーとも連絡できない。。。

 

閉めた部屋のドアの前で、これからどうしよう。。。と、頭を抱え何分佇んだか。。。。

 

 

 

 

一つ救いとしては、下のおしゃれなパン屋に行くのに、まあ、まともな格好してたのがよかった。。。。

 

 

ほんとうに自分の力ではどうすることもできない無力感にただただ呆然とするだけ。。。

 

こりゃもう、パン屋に買いに出たんだしパン屋さんに助けを求めるしかないですよね。

 

 

これまた幸運なことに、パン屋に勤めていた子が、日本の若い女の子!!!!!

いやー、もう、神様がついているとしか思えない!

 

 

彼女が機転を効かせてくれ、そう、この写真にあるように、ビルの管理なのか、それこそこういう事例が多いからそういう専門の業者が広告を出しているのか。

そんな張り紙がいちいち、どのビルにあるんですね。

早速電話したら1時間以内には鍵オープンしてくれるとのこと!

 

なんかウーバーイーツみたいな、アル中的なおじさんが鍵を持ってきてくれ(汗)(これやばい)(手、震えて鍵開けれないし(笑))

30ユーロ払いましたが、なんとか一件落着。。。。

京都の大丸の近くの鍵オープンお店より断然安い(笑)。

 

ほんとうに旅行者にしたらレアケースですが、このコラムを読んだ方の今後の参考になれば(笑)。

 

 

 

そんなこんなで、梱包しなきゃいけないものがアホほどあるのに、ものすごい時間ロス。。。。

ア〜ンド、意気消沈。。。。

 

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天気も良いし、気分転換に少し街に出ました。

 

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トラムの駅にも花飾りが。

 

 

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ストックマンはでかムーミンお出迎え。

この時期セールをやっていて、たまに個人的な洋服仕入れてます。

 

 

 

 

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ストックマン来たら、まずカイピアイネン先生の作品を拝見。

 

 

 

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食材を買いに

 

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時間があれば、一匹で一度買ってみたいです。

包丁がないか。。。

 

 

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ホワイトフィッシュ的な。

 

 

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個人的にはサーモンよりこちらの方が好き。

 

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鮭を使うサーモンスープより先に、まずこちらのホワイトフィッシュ的なサーモン(?)スープが個人的にはフィンランドきてまず食べたい一品。

ディルとの相乗効果がすごいです。

やっと食べれました。