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2008年09月06日

生活と芸術 アーツアンドクラフツ展のお知らせ

 

 日本の政治はおかしなことになっております。
私自身、この商売を始めるまでに2つの会社に
お世話になっておりました。
自己実現のためとはいえ、やはり後ろめたい気分は抜けきれません。
ここ数日間見る、いうところの「日本国の責任者」の無責任な態度にはなんとも言えない気分です。
今現在の後任候補最有力も、日本の政治は
ギャグ漫画ではないのですから、知名度だけでなくしっかりとした人選をしていただきたいものです。
それに引き替え一方はなんとドラマチックな!
初の黒人代表もしくは女性代表の争いで盛り上がり、その陰に隠れていたようなもう一方の代表がぶち上げたのが、これまた才色兼備な元準ミス副代表。ライフル協会会員、熱心なキリスト教信者。特に一定の層に受けそうなバリバリの
保守派です。
一気に支持率アップ!かと思いきや、その17歳になる娘の妊娠が発覚!
「真実はドラマより奇なり」とはよく言ったもので、
ちんけなドラマなどより面白いですね。
いい意味でも悪い意味でも、奥の深さが違うなと思う今日この頃です。

さて、京都観光シーズン到来には少し早いでが、魅力的な展示が京都国立近代美術館で
始まります。

「生活と芸術 アーツアンドクラフツ展」です。
9月13日から11月9日までです。

私もぜひ行きたいと思っておりますが、皆様、
兼ねてぜひビージェネにもお立ち寄りください。

 以前ご紹介したような、ガラス扉付きの棚を設置したので、多少の模様替えをしております。

今回は北欧陶芸家の作品の中から特に日本の民藝や東洋の陶芸に影響を受けていると思われる作品を並べてみました。

上段左から、スティグ・リンドベリ、ガード・ベグルン、イェンス・クイストゴー、コニー・ヴァルター。
中断はボーデ・ウィルムセン、ヨーエン・モーエンセン、ギール・トーストラップ、フリードル・チェルベリー、ニルス・トーソン、カリン・ブラム、アクセル・ルード、パトリック・ノードストロム。
下段はバーナード・リーチ、カー・ルハリー・スタルハン、イーディッツ・ソンネ・ブルン、グナー・ニールンドです。

  
 

 個々のデザイナーについては、今後,資料が集まり次第詳しくお知らせしたいと思います。

上記のようにいろいろなデザイナーの作品を取り上げましたが、左の写真の作品たちをみて、どんなグループ分けされたものだと思いますか?

正解は、すべてロイヤルコペンハーゲンの名のもと、制作された作品たちです。
中でもいちばん右のパトリック・ノードストロムはデンマークの陶芸を語る上では、かなり重要な人物の中の一人で、後ろに見える青磁のプレート・ギール・トーストラップ同様、1920年代前後のロイヤルコペンハーゲン社でこういった作品が作られ始めてからの本当の初期の作品たちです。

その他民芸チックな、ヨーエン・モーエンセンや少しクラシックな感じのボーデ・ウィルムセンの作品も「面白い」作品です。

 右の作品。
中国北宋時代越州花紋青磁瓶。。。。。。。。


ちがいます、

BING AND GRONDAHL(ビング・オーブロンダール)の50年代、AXEL RODE(アクセル・ルード)の作品です。

今回の買い付けで見つけた、なかなか見られない作品です。

 
  

 さて、これはだれでしょう?

60CM超のボウルです。めちゃ、重かったです。

浜田庄司?

いえいえ、デンマークで買い付けました。

グナー・ニールンドです。

まさに、彼がナタリー・クレブスと一緒に、ビング・オー・グロンダールを卒業し、ともにSAXBOの前身ニールンド・アンド・クレブスを立ち上げた際の当初作品です。要するに、ニールンド轆轤政策・クレブスの釉薬研究による釉薬を使用しニールンドが染付制作し完成させた代物です。 

自分で書いていて、はたしてこの説明で解っていただける方が何人いるか。。。訝しく思っております。

今回ここで紹介したラインナップは、当店陶器ラインナップの10%くらいです。
ただその他もこのようなマニアックな蒐集になっております。
こんなラインナップに興味のある方、私の話に付き合っていただける方、お気軽にお声掛けください(笑)。