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2005年04月04日

買い付け報告第一弾(ヘルシンキ編)

3月中旬、やっと日本に春の兆しが訪れたころに急遽行く事にした買い付け。
成田発のSASが安いとの情報があり、コペンハーゲンとヘルシンキの2都市に
行き先を決定し、行ってきました。

やはり北欧は寒かった!

写真は建物の雨どい(日本風に言うと)に凍り付いていたツララです。
さすがに日中の日照時間もかなり長くなっており、
みちには氷の溶けた跡のどろどろの水溜りで、
ヘルシンキの町はそれはそれは美しく無かった。
その水溜りが夜の冷え込みで凍り、日中にそれが解けるという
繰り返しのようでした。
お気に入りのカフェにもまだ春は来ていないよう。(下写真)
水辺も回り歩道もまったくの冬景色です。(下写真)

前回も感じたのですが、きもち買い付け商品たちも高くなってるようだし
以前に何点か仕入れた先に物が無い!
色々回るのにトラムを利用するのですが、寒空のせいか酔っ払いも多く
なんとなく私の歩く足取りも重くなっていき、寒さも身に凍みた初日でした。
近くカフェをだすお客さま用の食器たちも探さなくてはいけない中、
そろそろあせりも感じ始めていたときに、
なんとも劇的な出会いがありました。
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個人的にある人を紹介してもらい彼に合う事が
出来ました。
彼はこの25年間フィンランドのデザインを集めてきた
人物で彼の話もとても参考になりました。

左の写真が彼のコレクションの一部です。

アートグラスのウィルカラ・カイフランクのデザイン、
アラビアのサルメンハーラ・チェルベリー・
トイニムオナの作品たち。
また、オイバトイッカがアラビアに
1956年から2年間だけ在籍していた時の
デザインのものなど、写真でしか見たことの無い物を
実際に見て触れる事ができたのも
ひとつの収穫といえました。

戦時中にロシアからの爆撃を受け、
世界中が貧しい中に突如でた、
ウィルカラ等のフィンランドのスターたち。
今まで工芸といえば隣国のスウェーデンに
ステータスがあった中で戦後フィンランドに
その地位を取り戻した。
アラビアの工場の小さなスタジオから上がってきた、
上記作家たちの工芸。
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一つ一つ説明する彼の口調からは、
もちろんデザインを愛してるという事もありますが、
まず母国フィンランドに対する愛情がヒシヒシと
感じられました。

彼からコレクションの一部(?)
を譲ってもらったので、
今回はウィルカラやサルパネバ、カイフランクの
アートグラスとともになぜかリンドベリのコレクションも
譲ってもらう事になりその辺がメインの
仕入れになってます。

また、さすがコレクター!
ヘルシンキの隅々まで知っていて、
わたしもここ何回かのヘルシンキ滞在中に足が
パンパンになるまで何日も歩き回って見つけた
仕入先以外の仕入先をたくさん教えてもらいました。
そこで仕入れたかわいいアラビアの食器たちも入ります!
写真にも載ってますがウッドの取手のかわいい
ヌルメスニエミのケトルもかわいいですね。
また入荷次第アップしていきます。
2005,4,4
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