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2010年05月20日

買い付け報告:デンマーク編

   そういえば、買い付け当初からお腹の具合が悪い状態が続いていたのはずっと書いておりましたが、スキポール空港でついに薬局をみつけ薬を処方してもらいました。海外では「あまり効き目の強くない物」を求めるのが我々日本人の鉄則。あいにく、「効き目の強い」一種しかなく、一回3錠ということだったので、まずい食事の前に「一錠」。。。。効き目てきめん!コペンハーゲンに着くころに、「ふっ」と気付くと何も無かったような体調に。いままで何だったんでしょうか?まあ、良かったです(笑)。
 体調も戻り、初日からアポイントをこなします。ここ数年の不況で、売りたいという人が多いお陰で仕入れの方は順風満帆。ただ、やはりここにきてその玉数も少なくなってきたか!今回で23回目のデンマーク訪問。その人脈を駆使して日々のんびりする暇もなく回らなければ20Fにしても40Fにしても満タンにすることはできないでしょう。今回の私の予算では先日仕入れたオランダの一部と、今回のデンマークの収穫で40fいっぱいというところでしょうか。カタログはすでに店に用意しておりますので、また何かお探しの方はお気軽にお越しください。商品に関する電話でのお問い合わせはお断りしております。
  
 懸案だった真鍮の棚請け不足も今回の買い付けにて補充。前回買い付け商品が入荷したにも、棚請けがことごとくついてない!いままで余分にあったものをこっそりストックしておいたのですが、前回の入荷ですっかり無くなってしまいました。ディーラーに文句を言うと、「じゃあうちのストックをあげるよ!」そのストック数は大変な数。いままで彼は何回、棚請けをつけ忘れ世界各国に商品を出していたのでしょう。。。。 
    コペンハーゲン最終日にやっと晴れ間が。。。まあ次回の買い付けの時にはすがすがしい北欧の夏が待っているでしょう!買い付け報告もすっかり遅くなってしまってすいません。店にはすでにカタログもでき上がっています。また、コンテナはすでに神戸港に到着済み。。。。。お探しのものありましたら、またお店にてお問い合わせください。
 帰国の途に就く前、空港までの道すがら、今回もクリスチャンハウンにあるパン屋さんで朝食兼一休み。。。相変わらずの人気ぶり。 
    コーヒーとセットで頼みカウンターで時間までゆっくりとします。
 空港ではデンマークとお別れ、名残惜しくも、カールスバーグを楽しむために最後のいっぱい。デンマークの巨大なコインは帰国後邪魔なだけなので、空港で使い切れればラッキーなのですが、何を間違えたか、ビールを頼んでしまったがゆえにさらにコインが多くなってしまいました。。。。 

2010年05月16日

買い付け報告:オランダ編

何やとややこしいことがあり、ホームページの更新もなかなかできておりませんでした。
また改めて新たな展開についてはお知らせいたしますね。 
    ロッテルダムでの買い付けが終わりスキポールまで。良い買い付けであればぎりぎりセーフという感じですが、コラムでも書きましたようにロッテルダムでは大した収穫も無く無駄に空港で時間をつぶさなくてはいけません。日本でもそうですが大概、空港内にあるレストランは外れ!今回のレストランも御多分に漏れず、いまひとつ、いや、いま二つか!なんて思いながらゲートの方に眼をやると、かなりの人だかり。だれか有名人でも来るんでしょうかね。私なんかはゲートに集まっている人だかりが苦手で、誰も待ってないないのに、なんか緊張するというか、恥ずかしいというか。。。だって、ゲートが開いて、みなさんそれぞれに待ち人がいて、いまかいまかと待っている中で、この日本人が出てきたときの彼らが感じるであろう「がっかり感」は想像するにおそろしい!あまり皆さんと目が合わないようにそそくさと通り過ぎますよ。
 < 予定はあくまで「忙しかった時の場合」を想定して立てます。最終便でコペンハーゲンに発ちますから、到着は夜中。明日からメインのコペンハーゲン買い付けです。忙しい中ですが、やはりなれた土地というか、コペンハーゲンに到着するとホッとします。 /td>   

2010年04月13日

買い付け報告:ロッテルダム編

   アムステルダムでの買い付けを無事終了するも、未だ体調はすぐれず。。。。。次の日に予定していたロッテルダムのディーラーには申し訳ないがデンマーク買い付けも控えていることだしここは一日ゆっくりと休もうと思ったのですが、キャンセルの電話を入れるとディーラーが「景気が悪く規模を縮小しようと思っている。」と。いやー、こんなおいしい話、逃すわけにはいかん!と、気合で午後6時に就寝(笑)。朝8時には朝食を食べ終えロッテルダム行きの列車に乗り込みます。
結果はというと、「中途半端やねー」って感じ。。。。。あの電話ではこっちも期待しますよ!中途半端な値段です!始めるにも辞めるにも気概が必要です(笑)!そんな感じで特にこれといった大物も無く、がっくりなロッテルダムでした。
  

がっかりで,体調も悪いままですが減るものは減る。お腹が減ったので駅構内のフライドポテト店へ。価格表に出ていたオランダ語でスペシャル的な一番高いソースがかかるフレンチフライ「リッチな気分」で頼みました。ソースにマヨネーズ、、玉ねぎのみじん切りを振りかけて。。。。隠れ「マヨラー」の私にはもってこいのメニューですが、良く良く味わってみるとこのソースどこかで。。。。「これってお好みソース?!?」(笑)。絶対そうだと思います!このお店の担当、スバらしいマーチャンダイジング!フライドポテトを「フレンチフライ」といいますが、発祥はベルギーなのだそうです。アメリカに渡ったベルギー人がフライドポテトをアメリカで広げたのですが、その時のベルギー人がフランス語を話していたため、アメリカ人が勘違いしたようです。そんなこんなで、ベルギー中心、オランダでもフライドポテトのフランチャイズが幅を聞かせています。どこもとてもおいしいので、ぜひ、機会があればお試しを!(マヨネーズたっぷりで!)  

 

2010年04月04日

買い付け報告:アムステルダム編1

    体調の悪い中、アムステルダムのネオンはさらに体に悪いですね(笑)。ここに来ると北欧の各都市のなんと禁欲的なことか!欲望が渦巻いているように見えてしまいます(笑)。
 アムステルダムは本当に久しぶり5年ぶりくらいでしょうか?運河が町中に流れているアムステルダムらしく、駅裏には港があり、ボートで対岸に行けるんです。しかもただで!皆さんに乗ってもらいたい!   
    昔、仕事で香港に住んでいたときに乗ったティムシャーツイからワンチャイにでる気分です!オランダの場合は流石の自転車王国。舟のゲートが開くと我先に乗り出していきます。
 中には小型自動車(?)も!久々にアムステルダムを満喫しました。 
     オランダでは特にグレーからブルーや緑への中間色というのでしょうか?そんな色に特に目が行きます。
 カフェのテーブルの色とか。。。 
    もちろんカフェの内装!
 工場の外壁の配色まで!奇しくも、今年の象徴する色目として各企業トップが思い浮かべる色の多くがグレー。。。不景気を象徴しておりますが、中には明るい兆しの「ブルー」や「グリーン」を思う方も多かったようです。オランダで気になったような、こんな中間色であれば悪くない気もします。体調不良もあり買い付けも心配でしたが、オランダらしいインダストリアルデザイン中心の良い買い付けとなりました。 
  
  

2010年03月21日

買い付け報告:ストックホルム編1

  
  
  

 ストックホルムはヘルシンキより多少雪が少ない感じ。
たしかに大分南下してきた感じが実感できます。
買い付け前に購入予定だったスニーカーも結局よい物が見つからず、古いスニーカーのまま。。。。
幸運にも晴天に恵まれたので逆に雪が溶けだした泥水に苦労しながらなんとか先を急ぎます。

 スウェーデンではやはりグスタフスベリのアートピースにどうしても目が行ってしまいます。

リンドベリの食器も最近ではあまり見ることもなく。。。。と思ったら、タヒチ!。。。
まあこれ位でしょうか。。

 

それより見ていただきたいのは、アートピース!リンドベリの40cm四方の陶板や、アラビアのアウネシーメスを思い起こさせるようなエッグシェル仕様の陶器。フリーベリのミニチュアやなんとエッグ!このあたりはお客さんからの影響です。お客さんたちの意見を聞きながら、その話を自分の買い付けにあてはめながらイメージしていく。。。そんなものを現地で探し出してこそビージェネの役割があるのかななんて思います。下記のような収穫です。

  

     今回もセムラン大行進。
毎年なんとか同じペースで買い付けに来れているんでしょうか?
  今回はこの後、オランダにも買い付け。ヨーロッパ域内の格安航空乱発によるアムステルダムまで25000円という破格な恩恵を受け今回久々に行ってきます。オランダは一年に一度くらいですが、いままで比較的値段の高いアムステルダムは遠慮していましたが、良いディーラーを見つけ、5年ぶりくらいでしょうか?アムステルダムに行くのは。それにしても、飛行機の故障なのか遅れなのか、ストックホルムアーランダ空港で2時間待たされたのと、なぜかヘルシンキ二日目から続く軽い下痢になやまされ、とうとうアーランダで少しダウン気味。。。。飛行機で少し休ませてもらおうと思い、体調が悪い旨を機内係員にいうと、新型インフルエンザのような扱いを受け、さらにへこみました。我慢してでも、言わなきゃよかった。。。。。昼過ぎに出発の便だったのですが、結局夕方になってしまいました。   

2010年03月20日

買い付け報告:ヘルシンキ編(番外編)

  

 ヘルシンキ買い付け途中に珍しく旧式のトラムに乗りました。外側は近代的に広告でデコられていますが、内側は当時のまま。 20Wくらいの薄明かりの白熱電球が、ノスタルジックを誘いますし、その温かみに心も和みます。

 そんなこんなで、白熱電球をまじまじと見て見ると、そのガラスの丸みといい、内側に入っているくるくる回ったフィラメントの構造も何とも言いよう無く愛おしく見えます。また、フィンランドでは当時電球をもデザインするというツワモノもいて、今回コラムにアップしたにもかかわらず、このレアー物に誰からも問い合わせが来ていないという事は何かわからなかったのでしょうか?はい。タピオ・ウィルカラの電球、しかもピンクバージョンです(笑)。この電球をつけるだけでムード満点(笑)!当時通常色・ブルー・ピンクとあと一色(忘れた)があったそうです。

  
     北欧で多く使われているPH5. 50年以上も形を変えずにいまも愛されるデザインです。先日ある大手電機メーカー(と言っておきましょう)が白熱電球の生産を停止するというニュースが流れました。世間一般的には「このエコな時代、良いこと」と受け止められているのでしょうか?これまたエコなのかエゴなのか、PH5も「くらい」というどこかの国の要望か、内側に150Wの電球が入り、下部にガラスのプレートをいれるという、ポール・ヘニングセンが聞いたら泣いて喜ぶ(笑)だろう特別規格もありますね。
話がそれましたが、現状でいいますといまのLED電球をPH5に使おうと思う人はいないですよね。正直、今現在、当店舗では電気代節約のために電球型蛍光灯をほぼ80%使用しております。店を始めた時には、白熱電球の驚くほどの安さからすべてそれにしておりましたが、ある程度経ち、電球型蛍光灯に移行していくと電気代が驚くほど下がったのです!その恩恵にあずかっている者として電球型蛍光灯を応援したいのですが、まだまだ70点くらいのできでしょうか?ただ、当初に比べたら大分と進化しています。白熱電球のあの暖かさが表現できたら100点なんですが、生産中止になるとしょうがないのか。。。また差し込み口の小さなシャンデリア電球などどうするのでしょうか?正直クリスタルのシャンデリアに、蛍光灯は考えられないのですが。。
エコ・エコと叫ぶのもいいですが、小さなニーズも汲み取らず、時代にそぐわないから辞める。。。では、お客さんの変化についていけなかった結果、縮小が続くどこかの業界と同じになるんじゃないですか?
高速道路無料化で二酸化炭素出しまくった国は今後どこに行きたいんでしょうか

2010年03月13日

買い付け報告:ヘルシンキ編その他

  

今回ヘルシンキのディーラーに誘われてヘルシンキ内で最近話題のレストランに連れて行ってもらいました。「FARANG」、AINONKATU3。

  話題になるだけあって、あまり人通りの無い裏道にエントランスがあり知らなければ見過ごしてしまう感じですが 8時くらいの到着の時点で、当たり前のように店の中はすでに一杯。隣の部屋には有名なジャズコンポーザーが陣取っていたように、場所柄高貴なお客、その他政府関係筋の客も多いらしいです。 

  

アジアンテイストをフィンランドデザイン風(フィンランド風ではない)にアレンジした料理。当時アラビアの作家たちが東洋の陶器に触発されて制作したアートピースを思い起こすのは私だけでしょうか(笑)。なんとなく味付けがワンパターンだったような気もしますが、とても美味しく、そのインテリア・雰囲気は抜群で、とてもよい時間を過ごせました。

 

  

久々にまずいもの報告も。今回買い付け中にのどが渇きスーパーで買ったジュースらしきもの。その甘さは度を超しているほど。ジュースじゃないのかな?多分ジュースじゃないんだ!たぶんシロップじゃないでしょうか?いくらののどが渇いていてもこれは飲めません、というか、シロップだったら飲めるわけないのに、3分の1くらい飲んでしまった自分が恐ろしい!(涙)。  

 

買い付け報告:ヘルシンキ編2

  この冬、ヘルシンキにはほぼ20年ぶりの大雪。
積雪量はラップランドより多かったようです。
日本と同様のぼた雪現象か?
いくつかの体育館の屋根が雪の重さに耐えかね落ちたり、道路の雪の除雪作業に通常より2―3倍の公費が賄われたようです。
反面、市内のスキーグッズショップが大層繁盛したようで。。。  

総じて天気も良く、固まった氷が溶け出していく道端のベチャベチャ具合を除いて良好な買い付け。
ここしばらく日程が厳しくなかなか訪問できなかった有望なポイントには泳がしていた分、スバらしい収穫!
うれしさの半面、湯水のように流れ出てくユーロが何ともさびしいばかりです(涙)。
なお仕入れ商品に関する電話でのお問い合わせは受け付けておりません。
ご遠慮くださいね。

  

買い付け報告:ヘルシンキ編1

   出発前に目的地の天気を機内アナウンスで報告があります。「現地気温はマイナス17度。」。。。。。ってあまりにも普通に。。。あなた色々な意味で感覚麻痺してません?(脳ミソ凍傷疑惑)普通に報告しないでください。。。日本はつい先週春の陽気だったんですよ。追い打ちは「風が強い状態です」って。。。。すでに何か超越してますね(笑)。こちとら春の陽気の中日本を出発するので、その服装に相当気を使ったのですがそんなことお構いなしですか?まあ、乗客の95%はヘルシンキ経由のヨーロッパ行き。ヘルシンキの気候なんて誰も気にはしてない。とでも思っているのでしょうか?フィンランド飛行機会社の客室乗務員がそう認識してしまっていることが一番の問題ですね。選べないってつらいです。。。。
 到着してみると意外にも温かい!(ゼロ度だけど。。。)マイナス17度に比べりゃ屁でもねえ。っていうか、マイナス17度ってその日の最低気温(夜中)のものだろ。そりゃ夜には気温も下がるよ!気のきいた追加説明もないのでしょうか?(そんな当たり前の説明も「気のきいた」という感覚になってしまうのは既に私も思考停止している証です。。。)   
    これは個人的希望なのですが、空港から市内へ向かうエアポートバス。そのデザインなのか、窓にびっちり張られた横縞。。。どうにかならないでしょうか?
 私などは、何に乗っても窓から「どこか良いショップなないか!」と時差を感じ少ししょぼしょぼした目を輝かせて探すのですが、この窓はいけません!フィンランドには沢山良いデザインがありますが、この窓だけはどうにも頂けませんね。