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2006年11月14日

//買い付け報告(コペンハーゲン編)//2006.11.14

以前このコラムをアップしたのが一ヶ月前。。。
もう今週末には買い付け分コンテナ入荷有り。
入荷の前にコペンハーゲン編を書き終えなければ、皆様に今回入荷分の家具の一部をOTHERのページで見てもらえない!
すっかり秋めいて、京都にも遅ればせながら紅葉観光シーズン到来しております。観光ついでにお店の方にも足を向けていただけたら幸いです。

といいながら、ありがちな構図、コペンハーゲン。
今回はクリスチャンハウン駅から直ぐのお宅にお世話になりました。 北欧のホテルは高い!大分前に色々探し回りましたが、怪しげなビジネスホテルでも一泊10000円はくだらない。買い付け旅で高級ホテルに泊まるほど儲かっていないので、以前からデンマークのB&Bシステムを利用しています。個人宅の空いているお部屋を間借りするので、裸で部屋中を歩き回ること(笑)は出来ませんが、私は気に入っています。
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ネット予約の為、ホスト(御主人)の指定は出来ません。
ある種の賭けです!
以前などはそれこそ独房のような狭い部屋に閉じ込められた事もあります(笑)。中にはそれこそ100年以上前に建てられた立派なアパートの一室。背丈の2倍はある高さの天井には装飾。歩くとぎしぎしなるような床でも、雰囲気でカバーできるようなお家など。皆さん英語が堪能なのでコミュニケーションも取れます。ホストの皆さんも色々。ペットとの付き合い方を教えてくれた人、アンティーク好きなご主人に秘密のお店を教えてもらって、お宝にめぐり合った事も。。。。。
北欧の中でも特にデンマークに愛着を感じるのは、こういった人たちとの交流によって、お国柄やデニッシュデザインの根源のような物が見えてくるからかもしれませんね。
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上の写真は、ご存知内の看板息子(?)びーじぇね君(本名HOPTIMIST)をデザインしたEHRENREICHのカエルバージョン(?!)。しかも!なんと!オリジナルボックスつき!!!早速購入と思ったのですが、思わぬ高値が!「こいつ足もと見やがって!」と思いつつも、しっかり店の思惑にはまりつつあったのですが、ここは懐かし80Sバブル時代の日本ジンじゃーあるまいし。こちらも、どーせ次回まであるだろうと、ここはバイヤー魂を燃やし我慢です。でも、びーじぇね君がオリジナルボックス付きで売っていたら、それ以上の銭はたいてでも買っていただろうなー。
隣の写真はこのコラム定番の北欧まずい料理。今回せっかくホストのオバちゃんに紹介されていったのですが、どれも塩辛い!前菜盛り合わせの様なものだったので、せっかくワインも頼んだのに。。。。それをぐっと飲み干し10分足らずで退場。隣のピザ屋さんのお持ち帰りのパスタの方が何十倍も美味しかった。つくづく美味しいレストランには縁が無いなーと。次回はたまに行く美味しいお店紹介しますね。
買い付けた家具達はotherのページで!
デンマーク編終
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2006年10月12日

//買い付け報告(ストックホルム編)//2006.10.12

駆け足でストックホルムへ!
いつもより細くなってしまったプチプチはストックホルムで無くなってしまう事必至!
朝9;30ヘルシンキ発ストックホルム9:30着!と言うこれまた便利な便!ここに来て時差をも見方に。
昼前にストックホルム市内ホテルにチェックイン。
早速街中へ!ヘルシンキと同様良い天気!
日陰は少し冷えますが日向ではTシャツ一枚でも大丈夫。色々なお店の状況を見ましたがどこに入ってもBERSAを進められます。あるディーラーは日本人はグリーンが好きだと勘違いしていて、他の種類のグリーンのモチーフの食器を勧めてきますがこれまた値段が合わずに断念!
もう、なかなかリンドベリは見つけるのが難しく高騰しているので、その他可愛い50-70年代の食器たちを中心に集めてきました。
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今回、いつもお世話になっているディーラーが自宅に色々用意していると言うので早速お邪魔しました。自分は用意があるから、駅からも近いし歩いてこれるよ。とのことだったので、中央駅から5-6駅目くらいで下車し早速お家まで。たかだか10分ほど電車に乗っただけなのに、どこか日本の軽井沢などの避暑地を思わせる雰囲気。林の中にぽつぽつと大きなお家が並んでいます。街中であればお目当ての通りを見つけ、番地を見ながらあるけば10番くらい直ぐですが、一戸一戸のお家が広いので10番下がるのに一苦労。やっと見つけたお家も庭つき一戸建。でかい!羨ましい!招き入れられ、見たのは1800年代のアンティック椅子に囲まれた10人は座れるかと言うほどの大きなダイニングテーブル。上には一面お目当ての物が!用意していてくれた軽食とスウェーデンの味気ないビールを飲みながら、とても状態の良いSPISA等など。色々仕入れましたよ。
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週末はマーケットへ。
土曜日のマーケットは午前中には見終わったので、午後からナショナルミュージアムへ。リンドベリ展を見に行きましたよ。
ディーラーも言っていましたが、普段からリンドベリを追っかけている者にとっては少しボリューム不足。
ただ、リンドベリの当時のビデオが映っており、想像していた通りのしゃべり口だったのには驚きました。
この展示に60SKK払うのに対し、ミュージアムのコレクションと常設展はタダ。
素晴らしい絵画コレクションと、スウェーデンの歴史が現れている工芸品や至宝の数々。現代スカンジナビアンデザインを中心としたプロダクトデザインの展示は、とてもまとまっていて素晴らしく必見です!!!
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日曜日にはディーラーに教えてもらった郊外のフリーマーケットへ。中央駅から電車で40分。バスで10分くらいだったでしょうか?ディーラー自身もその土地のことは詳しくなかったので現地で聞いてみなさいといわれ、一抹の不安を抱えながら行きましたが見つけることが出来ました。この日もとても良い天気。郊外のとても静かな大学のような場所のなかにある一つの講堂が会場です。たまたま駅であったおじさんがこの会場にも!またあったね!と話し掛けると、彼はどうもボーイスカウトグッズを色々なマーケットを回って探しているよう。また、このおじさん、変わった物探しているなと思いましたが、そういえば先日ディーラーのお家に招かれた時見せてもらったのは、サンタクロースの絵の書いてあるグラスのコレクション。彼女はクリスマスグッズを集めていると言っていた。以前デンマークで友達になったおじさんは古いバイオリンと剣道の面(?!)を集めていた。静かな田舎にある講堂。とても良い日和。毎週末こういったマーケットを渡り、好きなものを集める。集める物は名も無き物。うーむ、、、、何かまたとても奥深い道の入り口を見てしまったような。。。。。私とおじさんの話を聞いて、近くのおじさん達も話しに加わりすでに会話はスウェーデン語に。楽しそうに語っている彼らを横に、マーケットの開場時間。おじいちゃんもおばあちゃんも皆、怒涛のように会場に入っていくのでした。 //ストックホルム編終//
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2006年09月30日

//買い付け報告(フィンランド編)//2006,9.30

今年の京都の夏も暑かった!やはりこの暑さではお客様の足もなかなかうちのような田舎の小さなお店にはむいてこないようでしたが、やっと暑さも退け京都散策も心地良い季節になってきましたね。この良い季節に京都のお店を閉めて買い付けに行くのももったいないような気もしますが、買い付けに行ってまいりました。
中でも最初のフィンランドでの日程がきつかった!到着が午後3時過ぎ。1日目はあっという間に終わります。翌日の2日目買い付け。3日目の6時までパッキングを終わらせて郵便局まで持っていかなくては、4日目朝9時のフライトで全部スウェーデンまで持っていかなくてはいけません!今回はラッキーな事に午後2時半くらいに到着しました。いつもは一番最後に別のところから出てくるプチプチ(梱包材のこと)が、シルバーメンバーズカードのおかげかコロ(キャリングケースの事)といっしょに最初にベルトコンベアーに載ってきました。観光ツアーの日本の方々の注目を浴びながら、プチプチを取り出し、さっさとヘルシンキ街中行きのバスに乗り込みます。フィンランドももう九月中旬になると、既に日本の2足くらい速く秋模様。綺麗に色付いている木々もありましたが、このような急ぎ足の旅程の為、余り良い写真がなくてスイマセン。
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ぎりぎり滑り込みで最初のディーラーに間に合った!貴重なブラスプレートを見つけ歓喜!1940年代にタピオウィルカラなど4人がフィンランドのシルバーメーカー・ティランダーが開催したデザインコンペ時に創られた物で数に限りがあり、特にそのコンペで勝ったタピオのシルバーデザインのものはそれこそオークションでは、凄い値段のつくものです。今回の物はその時代に近い物で日本でいう民藝チックなデザインプレートが欲しかったのです。ここで最初のディーラーに滑り込めたのが後にとても有意義だったと思いました。
この夏ヘルシンキは暑い夏の日が続いた様です。ただ、私たちが追っているこの辺りの品の数量が極端に少なくなって動きがとても悪く、現地ディーラーやコレクターも嘆いていました。輪をかけて先日開催されたオークションでビルガーカイピアイネンの大皿に19000ユーロの値がつき高騰振りが話題になっていたようです。
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ヘルシンキの暑い夏の日と同様、日本からの観光熱とヌルメスニエミポット購買熱は暑いようで、ディーラーもフリマで安く見つけた物を10倍以上でうったと、喜んでいました。(たしかにそこまで安く見つける事はほぼ不可能ですけどね。)やはり、あの映画のおかげでしょうか?街中にあるというモデルになったレストランをたくさんの人が見に行っているようですよ。私がいつも留まっている、とてもじゃないけど良いホテルとはいえないようなホテルにも、たくさんの日本からの方がいてびっくりです。
写真はわざわざヘルシンキから日本にバナナを送るわけでは有りません。梱包し終わったカートンたちです。現地アンティークディーラーたち御用達のバナナボックス。一番お手軽に手に入れることが出来、一番丈夫な箱です。カートンの上部と下部に穴があるため送る時には多少の加工が必要ですが、これで送るのがちょっとした買い付け時のコツです。予定通り3日目の3時くらいに郵便局に届けほっとしたところです。これから起こる事件が有るのを知らずに。。。。。
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まだ、夕方まで時間が有ったので、あと1-2個良い物があったらハンドキャリーで持って帰ればいいくらいの勢いで最後のディーラーに向かいました。以前ヘイッキ・オルボラ経由でオイバトイッカのプレートを紹介してもらったディーラーのところです。なんと、写真の「物」が。。。。。実はチラッと1-2個出ていただけだったのですが、週末にマーケットがあるというので梱包しているのを無理やり全部解かせ確認すると写真のような感じ。フィンランドのMTV(あのMTVなのか、そういう会社があるのかはもう私には関係ありません)のプロデューサーのおばあさんが以前アラビアに勤めていてコレクションしていた物を、そのプロデューサーが処分したいと言う事のようでした。それこそ、見る人が見たら分かるのですが、ミカエルシールキンというとアラビアで動物のオブジェ//アウネシーメスというとそれこそため息の出そうなほど美しく薄い白磁を使った作品//ビルガーカイピアイネンというとやはり装飾のお皿やドローイング。そんな中、彼らの初期1940年代中心のもので、さほど知られるところではないと思いますが、それこそ力強く美しく、若い力があふれてくるような作品ばかりです。ヘレナティネルのこれまたレアな美しいオブジェやおまけにカイフランク(カイフランクがオマケに見えてきます)。これまで待ちわびた、キリッキサルメンハーラの作品!これを買い足すのにかなりの予算オーバーと、その後のパッキング地獄を容易に予想できるのですが、即決!即攻、銀行に駆け込み、ディーラーにホテルまで送ってもらい6時の郵便局に間に合わせました!//フィンランド編終//
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2006年07月15日

//買い付け報告(コペンハーゲン編)//2006,7,15

京都は祇園祭の真っ最中。
京都特有の蒸し暑さに加え、何万人という人出から醸し出される熱気で、街中は蒸し風呂状態です。
私達は人ごみを避けるため、四条通や烏丸通は避け、中心より少し西を回ります。
鉾も集中していますし、雰囲気も十分味わえます。

こんなにも蒸し暑いと、北欧の夏がまた恋しくなってきますね。
今回コペンハーゲンで珍しく週末を絡めたスケジュールだったので、ゆっくりフリーマーケットめぐりもしてきました。
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すがすがしい気候、澄んだ青空の下。いいですね!
特にデンマークでは色々な場所で盛んにフリーマーケットが行われています。
週末や休日は街中のお店はほとんどお休み。フリーマーケットめぐりは私たち観光客にも週末のお楽しみです。
税金が高い国だからこそ、こういうところで売ったり、買ったりする事が生活の知恵なんでしょう。
もちろんエコ心も大切ですね。
鮮やかな日差しと、小さな花がとても似合うHOLMEGAARDのヴェイス達。ほんのフリーマーケットでの一コマですが、思わず微笑みたくなるような情景があちらこちらで見られます。
デンマークのお国柄、人柄が表れます。

今回仕入れた家具達はまたOTHERのページにアップしております。20F満載のコンテナ入荷ですので、紹介しきれない物ばかりです。気になるもの、お探しの物ありましたらお気軽にお問い合わせくださいね。
::::コペンハーゲン編終::::
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2006年06月26日

//買い付け報告(ストックホルム編)//2006,6,26

うーむ。あっという間に6月も末。
このいまいましい梅雨の季節が明ければ、また地獄のような京都の夏がやってきます。
この買い付けの時にはまだ風が肌寒かったですし、まだワールドカップも始まっていなく、「日本チームの決勝トーナメント進出は一勝一分け1敗もしくは2分けで問題ないだろう!」との希望的観測のもと、
予想していたものです。
この後に向かうデンマークへの電車の中で偶然隣り合わせたオーストラリア人の希望的観測よりもはるかに私の予想の方が単に日本のマスコミに踊らされていたと、今、思い知らされている次第です。

写真は以前も紹介しましたが、ストックホルムの地下鉄プラットホームまではかなり深くまでエスカレーターで降りていきます。
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特にブルーラインの地下鉄に良く見られるこの扉。
核シェルターへの入り口です。
地下鉄の駅に何箇所か設けられているようで、かなりの人数を何ヶ月か収容できる食料と水なども用意しているようです。
近世、中立国として独自の信念と政策で画期的な社会を築いたスウェーデン。
それに対し、唯一の被爆国である日本。しかも怪しげな隣国の存在。。。。
今回お世話になったストックホルム在住の方の「日本の危機意識の低さ」という言葉に、人事ではない危機感を感じます。

たまに耳をすますと、この扉の奥からなにやら怪しげな音楽が聞こえてくる事が有る様ですよ。若いバンドに核シェルターをスタジオ代りに貸し出すそうです!
大人たちのこの寛容さも、素晴らしいですね。
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小さい時から釣りが大好きでもう30年近く経ちます。私ら小さい時はスウェーデンのABUといったらそれこそ手の届かない憧れのリールでした。

ふと、釣り具屋サンに入ってみると、主人の誇らしげな写真と共に、ABUの、しかも、クローズドフェイスリール(この響きが懐かしい(涙))のコレクションが並んでました。

思わず、写真一枚!

知らない人には何のことか解らないでしょうね、
スイマセン。。。。。。

しかも、何個か古いスピニングリールを仕入れてしまいました。なんか危ない傾向です。。。。。。
しばらくしたら、ビージェネが北欧アンティーク釣具屋になってたりして。。。。
カリカリカリカリカリ。。。と懐かしい響きが店中に響いて、店主がニヤついてるかもしれません。(笑)

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今回街を歩いていると面白い施設を見つけました。

地下鉄、HORNSTULL駅から近い川縁にあるマーケットです。

基本的には若いアーティストや、若い子が海外から仕入れてきた物を売ったりするスペースを共有している感じの施設。

中には日本人?らしき人が、着物や小物を売っている姿もありました。彼女の着物の着方などそれこそ日本の恥をさらしているようなサイテーな着こなしでしたけど。

ただ、内装やその他共有スペースなどに、センスのない役人や地元の人たちの匂いやしがらみが感じられないとても惹かれる施設で、共感できました。
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DJブース!

いかにも、素人が作りましたっ!
て感じでいいです!

お兄さんの一生懸命選曲する姿もいいです!
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川べりには自由に休憩してもいい椅子たちが。

思わず買い付けしたくなるほど可愛い家具達!
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内装はコンクリート打ちっぱなしベース。

照明も間接照明主体の薄暗い感じが怪しげな雰囲気をかもし出さないところがいいですね。

みんな、コーヒーやら食事をしながらとてもくつろいだ雰囲気でした。

ペンダント照明が綺麗です!

これも出来る事なら買いたかった。。(涙)。。。
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さらに驚かせてもらったのが、
子供たちが遊ぶスペースがあること!
DJブースやら、商品の品揃えやら若い子達向けかと思いきや、こういうところもしっかり揃えてくる。
でも良く考えれば、ガキ(少年たち)相手の施設でもないし、それ相応の世代を考えればべつに子供が入る事が特別でないですね。
むしろ北欧スウェーデンでは普通なのかも。

私らの場合は、どうでしょう。
若い頃はそれこそ街の繁華街に繰り出しますが、子供が出来たとたん、量販店主催の巨大ショッピングモールか、デパートの屋上でしょうか?

最初に感じたここの施設の雰囲気は自分たちが自分たちに為に自分たちのやり方で自分たちの楽しい事を実現しているからではないのでしょうか?

ーーストックホルム編終りーー
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2006年06月09日

//買い付け報告(ヘルシンキ編)//2006,6,9

買い付けから帰ってきました。出発前には梅雨の走りのような天気が続きじめじめしていた中、まだ薄ら寒そうな北欧に行ってきました。
ワールドカップも控えていると言う事もあり、面倒な事に巻き込まれない前にさっさと日本に戻ってこようと今回も2週間で三カ国というスケジュールで出発です。
この時期の北欧は風がとても強く、そのためとても変わりやすい天気でした。
ヘルシンキ到着直後は大雨状態。ただ飛行機を降りて市内行きのバスに乗り込み市内につくともう雨は止んでいます。次の日には写真のような快晴。
北欧ならではの空の青さと新緑の緑のコントラストが、それこそ絵に描いたようなに美しい季節です。
風がまだ少し肌寒いですが、とてもドライな風はとても心地よい良い季節です。
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現在、ヘルシンキ市内のデザインミュージアムでは、イッタラ125周年の記念展示が行われています。それこそお宝が山のよう。このところ個人的にもヘルシンキディーラーとの出会いからフィンランドのアートグラスにはかなりの興味ありですし、数も見てきますが、この展示の内容はそれこそ見たことの無いものもかなり多く、同時に作品の作成風景の上映もしているのでとても参考になりました。現在、その価値観からフィンランドのアートグラスたちの値段はさらに高騰しています。それこそ何百ユーロから何千ユーロの世界になってしまっているので、バイヤーとしてもなかなか手の届かない世界になってしまっています。今年の9月10日までのようです。中にいる人たちに色々な質問をしてみましたが正直何も知らないバイトのような人たちなのでがっかりしましたが、展示品は凄いです!写真でお見せできないのが残念です。今回の収穫品達はOTHERのページにてご紹介いたしますが、かなりの収穫ありです。一同にそろえると見ごたえありだと思います。ビージェネではヌータヤルヴィ・リーヒマキもあわせるという裏技でデザインミュージアムに対抗(?!)しようかと思っています。
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今回も飽きずにフィンランド料理に挑戦です。今回のターゲットは、トラム8番線のMECHELININKATUとHIETANIEMENKATUが交差する辺りにある"PERHO" (パルホ)というレストラン。
ここは料理専門学校が運営しているお店。なので料理人も高校生。料理を運んでくれるのももちろんばりばりの(?)女子高生(!)です。
大体日本で言う中学校卒業後3年ほどこの学校で勉強し巣立っていくようです。今回私のテーブルを担当してくれた子も、この6月で卒業が決定。結構色々話したので写真一枚いいですか?と聞いたら、写真はNGでした。シャイなところもとても好感が持てますね。
学生の料理なのでもちろん価格もお安め。10-20%くらい安くつきます。そのかわりサービスもシャイなところと、少し気の利かないところはご愛嬌。
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店内はモダンな雰囲気で、ヤコブセンのブラックセブンで統一されています。
入り口付近には、カウンター席も置かれているようで、地元の酒飲みが少し雰囲気を壊すよう感じで入ってきたりするので奥側の窓際が感じがいいかも。
メニューには英語表示があるのでご安心。
ただ、どれがティピカルなフィンランド料理なのかは解らないので聞いてみると、今回も魚料理を勧めれらてしまいました。
進められるがまま、魚料理を注文し、前菜にはこの5-6月が旬だという白アスパラガスとオランダソース添えを注文。
もちろんワインと一緒に。
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ホワイトアスパラのオランダソース添えです。
日本では余り機会の無い素材だったので注文してみましたが、口に入れた瞬間に素材自身の甘味を感じるのですが、その後、芯の辺りにたまっていた水があふれ出てきて何かとても水っぽく感じられました。
オランダソースとはマヨネーズとチーズを掛け合わせたようなソースでした。
素材本来の味とソースはマッチングするのですが、いかんせん口の中でアスパラからあふれ出てくる水によって全体的に味が薄く味気ないものになってしまうのが残念でした。
その後ストックホルムの市場で買い求めたホワイトアスパラを宿泊先で湯がいたところ、正直、今回レストランで食べた物は少しゆですぎていた感がありました。
うーム、、、ワインのチョイスも悪かった。白にすればよかったです。
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またしても出てきました!フィンランド名物、パサパサなパン。

以前の事もありまさかと思いましたが、これがやはりフィンランドのパンなんですね。

相変わらず、口当たりも悪く日本でも御飯党の私としては余りいただけるものではないですね。
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アスパラの茹で具合をああだこうだ考えたり、フィンランドのパンに妙に慣れてきた自分の味覚などを考えていると、メインが運ばれてきました。色々考えていたせいもあり、写真をとる前に少しナイフを入れてしまいました。見栄え悪くてスミマセン。。。今回のチョイスはパイク・パーチのフライにロブスターソースです。パイクパーチとはカワマスだと思います。マスと言ってもサケマス科の魚ではなく、どちらかというとブラックバスみたいなスズキ科のものだと思います。皮の部分の模様から大体想像つきます。白身魚で魚単体で口にするとやはり淡水魚特有の臭みがあります。ソースと一緒に食べて、まあまあというところでしょうか。かすかにソースに海老らしき風味が漂います。やはり、もっとよいレストランに行かなくては、感動する料理は出てこないのでしょうか?グラスワイン5ユーロ、アスパラガス8ユーロ、魚料理16ユーロ、合計で29ユーロ。大体4500円弱というところ。実はグラスワインをもう一杯頼んでいてそれが多分計算されていなかったと思います。それもサービスのうちでしょうかね(笑)。 (フィンランド編終)
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2006年03月30日

//買い付け報告(デンマーク編)//2006,3,30

いつもこのコラムで書いていますが、買い付け中にはお店を閉めています。
じっくり物探しをしなければならない一面、買い付け中には売上はほぼゼロ。
仕入れ無しには販売は出来ないし、良い物がなければ販売もできない。
毎回の事ながらこの矛盾と戦っております。
日本からのバイヤーも多いですが、特に最近はアメリカからのバイヤーが増えているように感じます。

倉庫のような大きな卸の業者を訪れる時などに特にウェグナーの物だけすべてアメリカ向けでSOLD OUT見たいな状況も多々見られるようになってきました。

ちょっと前ですが、GOOGLEで北欧家具と入力して出てくる右側のスポンサーサイトでトップが、まさかヴィヴァリー・ヒルズにある北欧家具専門店とは!彼らの金持ち度合いにも呆れます。
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写真のようにコペンハーゲンには、まだ、寒々しい灰色の雲が一面に広がっていました。
ただ、町のあちこちにある花屋さんには、彩りあふれる花たちが店一面に飾られています。
日本でも三寒四温という言葉どおり日一日と春を感じていく物ですがここデンマークでも「春間近だよ!」と花達が教えてくれているようです。
と言っても、まだまだ寒いデンマーク。
この限られたスケジュールの中、町中を急ぎ足でいつものディーラーたちとのアポイントをこなしてきました。収穫はまたOTHERのページにアップしてますので気になる物にはお気軽にお問い合わせくださいね。
最終的に家具は20fのコンテナに収まった感じです。やはり物が少なくなってきているのかなあとうっすら感じながらも、既に10回以上デンマークを訪れてもなお、まだ一度もお目見えしていなかったアイテムが出てくるところにこの国の奥の深さを感じました。
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いつも来てくれているお客様から今回子供が乗る
"木馬"が欲しいとのご依頼。こういったご依頼にお答えできるよういつも目を光らせています。
依頼主のお顔、その奥さんや実際使うであろう可愛いお嬢ちゃんのお顔が頭の中をよぎります。
"なるべくシンプルな物"というご希望だったので、やっぱりカイ・ボイスンあたりの木馬がイメージかなあと思いつつ町を歩いていると、まさに木馬を発見!
こういう物は出会いが肝心。特にアンティークの世界では大事と思っていますが、さすがにここまでリアルだと躊躇してしまいます。
レアー物好きの私のバイヤー心がふつふつと燃え盛ってきましたが、ここはあくまでお客さま第一主義。
あの可愛いお嬢ちゃんがこの木馬を気に入ってくれるかどうか、、、、、
このリアルな木馬を見たら泣いちゃうかも。。。
と思い、止めときました。
でも、次回も頑張って探してきますね!
のんびりしてたら、探した頃にはお嬢ちゃんは木馬からは卒業しちゃうかもしれないですね。。。。
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2006年03月07日

//買い付け報告(スウェーデン編)//2006,3,7

ヘルシンキからストックホルムまでは飛行機で一時間の行程。あっという間です。
時差も一時間で、出発時刻と到着時刻が同じ。
朝7時出発朝7時着。1時間得した気分です!
早速エアポートバスに乗って市内へ。
市内のホテルにチェックイン後、早速ストックホルムアンティックフェアーへ!意気込んで向かうも、やはりここストックホルムも吹雪き状態。
せっかく早起きして来たのに、ここでもやる気を萎えさせます。
パウダースノーに近いさらさらの雪なので、服につもっても叩けば落ちていきますが、ストックホルムっ子はみんな傘などささない。
伊達か単に気にしていないのか。。。私はというと寒さと風だけでも防げればと小さな折り畳みの傘をさして歩いていくのでした。
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フェアー会場に着くも、既に長蛇の列。中にはちらほらと日本から来られているバイヤーさんの姿も。負けじと並びますが、一列だった列が急に4-5列に分裂し、奥手の私は早速皆様から遅れをとってしまったのでした(涙)。みんな早く入りたいと思う無言のプレッシャーが、入り口でチケットを販売するお姉さんたちを追い詰めていたらしく、私の前何人かのところで、パニックになってしまい、お釣りの計算が出来なくなるほどでした(笑)。会場内には200くらいのブースがあり、中には市内有名ショップなども出店しており、お話にならないお値段で売っておりました。同じ物が2倍位くらいの値段で同会場で売られている場は、私らバイヤーの腕の見せ所でしょう。日本からのバイヤーさんも名うての方々がちらちら見受けられたので、同会場でどんな物をどんな値段で仕入れられたのか今後楽しみです。 LISALARSONのめずらしいオブジェや、フリーベリの器、リンドベリのカラフルな食器、ニールンドのヴェイス等なかなかの品揃えになる予定です。収穫はOTHERのページをご覧下さい。これらは既に入荷済みです。何か気になる物ありましたら、写真等でお送りできますのでお問い合わせくださいね。
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上の写真のように会場内部には色々な飾り付けがありました。当初、デンマークでもよくあるフリーマーケットの大きいバージョンかと思ったのですが、値段的にもちょっと期待はずれ。前回も書きましたが、日本人と見るとリンドベリかリサラーソンかというぐらい店の人たちも知ってます。なかでも良い物をピックアップしてきたつもりなので、ご期待くださいね。

ヘルシンキのスケジュールを短くした関係で、ストックホルムでの滞在に幾分余裕が出ました。
最終日、荷物の発送終了後飛行場に行く前に時間が空いたので、カフェで一休み。
表通りの綺麗なインテリアのカフェより断然裏通りにポツリとあるほうが当たり。今回も家庭的なインテリアのカフェで、出てきたカプチーノにびっくり!おなかがチャポチャポになるくらいのボリュームで、23SKK。
400円以下でこれは凄い!今回の買い付けの収穫にも、最後に飲んだカプチーノにも満足しデンマークに向かいました。
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2006年03月06日

//買い付け報告(フィンランド編)//2006,3,6

帰ってきました!買い付けから!
といっても、既に一週間がたってしまい、続々と入荷が続いています。買い付けコラムが後追いになってしまいましたが、商品も徐々に紹介していきますね。

ここ京都も2月は異常に寒く雪も多い年でした。
夏にしか買い付けに行かないどこかのショップ関係者とは違い、わたしの場合、貧乏暇無し、どんな季節でも買い付けに行かさせていただきます!
今回もこの極寒の中、北欧3カ国に買い付けに行ってまいりました。
ヘルシンキに着くと、想定外の吹雪状態。
エリエル・サーリネン設計のヘルシンキ中央駅に立っている石像「トーチを持つ男」もとても寒そう。
極寒のフィンランドを想定していたとはいえ、この吹雪には萎えさせられました。
明日の買い付けに一抹の不安を感じながらホテルに向かうのでした。
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ホテルは朝食つきで38ユーロ。もちろん部屋には、シャワーもトイレもなし。買い付けの時間の有効活用と生活費削減の為、昼ごはんを食べなくても済む様になるべくビュッフェ形式の朝食を胃の中に詰め込みいざ出発です。昨晩の吹雪も止んで、一面銀世界。
早速9時オープンのカフェ併設のショップに行き、 10時オープンのディーラーを経て、11時オープンの店を訪問。そこでの意外な収穫が刻々と迫りくる次のアポイント13時というプレッシャーを私に与えてきます。
焦る気持ちを押さえながら、じっくり値段交渉も済ませ、いざいつものコレクターとの待ち合わせ場所に。
相変わらずの品揃え。。。。というか、コレクション。
かれとフィンランドデザインについて現地でしか知りえないような情報を教えてもらったり、日本での売れ筋なんかも話しながら、しっかり値段交渉。 otherのページにも仕入れ商品達はアップしていきますが、タピオのICE BLOCKなどはお店に来てぜひ見て頂きたい!クリスタルを型に流し込み、取り出した後にHUMMEREDといってかち割る作業を施した一品です。
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::::アンティ・ヌルメスニエミの小さなお話::::::
今回の買い付けの際に、とくにお客様からのご要望が多かったのがアンティ・ヌルメスニエミのポット。うちでも何回か取り扱いしていましたが、特にこの1年現地価格が高騰しております。うちでは2万円前後で売れるようなお値段で仕入れられれば、仕入れるという姿勢でやってきました。ただ、50年代に一般的に売られていたホーローポット。フィンランドの歴史を紐解けば、戦時中ロシアにヘルシンキの町は焼かれ、国民みんなが貧乏な時代に、シンプルで、簡単にコーヒーも作れる機能も兼ね備えたポットとして安く売られていたはずです。「このポットが日本で人気があるんだよ。」と現地コレクターにはなしましたが、まったく理解できていない様子。もちろん彼自身一般的に使われていたということを知っていての反応。そこで彼が取り出してきたのが左写真のヌルメスニエミが始めてデザインしたという、ホーローのキャセロール。これは全体の重厚感、丸みを帯びたデザイン、取っ手の部分に使われている素材感といい、価値のあるものだと思いました。コレクターの話を聞くところによると、大分長い間日本の方がヘルシンキに滞在され、毎週のようにフリーマーケットに顔を出していたという事。ブラジル人がオーナーのショップでも前回の値段からほぼ2倍の値段に引き上げられていました。前回訪れたのは3-4ヶ月しか前ですよ!
いろんなとこから、価値観を見出していくのが上手い日本人。余りやりすぎないよう、お互い注意しましょうね。
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日本を出発する前に、この買い付け期間中にストックホルムでアンティック・フェアーがあるとの情報を聞きつけどうにか都合をつけようとスケジュールを調整した結果、ヘルシンキの滞在時間を削るという決断を。
その為、2日間で買い付け・パッキング・発送まで完了しなければいけないスケジュールとなり,まさに自分の体をも削ってしまうハードスケジュールのヘルシンキ滞在となってしまいました。
2日目の夕方6時までの郵便局の営業時間に滑り込むようにして今回の収穫を詰め込んだ箱たちを送り出し、次の朝五時にストックホルムのフェアーに間に合わせる為ヘルシンキのホテルを出て、1回りも2回りも痩せたプチプチロールと一緒にヘルシンキの空港に向かうのでした。
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