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第46次買い付け報告:スウェーデン編3

日曜日ですし、時差で普通に5時くらいには起きていたのでフリマに行ってきます。

コロナ前でも他のお店が空いていない様な日曜日であれば、日本からの観光の方もたくさんいらっしゃる様な、もう広く知れ渡ったマーケット。もちろん地元のディーラーも沢山きているので、ほぼほぼ期待薄なマーケット。

まあ、持ってきたブーランジェリー・ヤマシタバッグいっぱいになれば良いとこかな、、、、と、。。。。

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天気も良いし、少し寒いけどマーケットにゴー!

 

 

 

 

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ちょっと早くきすぎた。。。

でも、早くきたからかな?
一品一品づつだけど、袋に追加されて思いもよらず、だんだん膨らんできた!

 

 

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そして、STIGのHAGAセット!

これは嬉しい!!!

もう袋はパンパンです!!!

 

 

 

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そして!さらに! グスタヴスベリの謎のカップたち。
名前も知りませんが、ブルーとグレーの手書きの柄がシンプルで良い!

ついでにホグランも!

こりゃ持ちきれん!袋もいい加減破けるぞ!
いや、でも持ち帰る!

 

 

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そして、そして更にスティグのPUB。
この広場、そのままのデザイン!

ここでこのプレートに出会うなんて、それこそ邂逅です!

 

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こちらが実物。

まんまですね!

今はホテルになっていますが、もともとこの建物は百貨店で、若かりし頃のグレタ・ガルボも働いていたらしいですよ!

 

 

 

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少し経つとだいぶ賑わいも出てきました。

 

 

流石に朝からの仕入れで疲れてきました。

で、ここにきたらこのカフェ!

 

 

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歴史ある設えが美しいです。

 

 

 

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開店直後に入ったので、セッティングのこの美しさ!

コーヒー飲み放題です。

 

 

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美しいカウンター。

 

 

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朝食。

 

 

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京都で言えば、イノダコーヒーにいっとけよ的な、ほんとおすすめ。

 

 

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最終的にヤマシタバックはパンパンに。

プラス、ホグランとあのセットが入った箱です。

売ってくれた髭のおじさんは、タクシーで帰ったら?
といってくれましたが、いやいや、これくらい持って帰るよ。とカッコつけていってしまった手前、やはりあまりの重さに直ぐの地下鉄の入り口で諦める事も出来ず、頑張ってホテルまで持って帰りました!

気候が良かったので助かりました。

 

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こんな感じ。

部屋のケイオスぶりが増していることは言うまでもなく。

 

昼前だったので、洗濯も。

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それにしてもすごい乾燥具合。

2−3時間でパリッパリに、このシャツ立つんじゃないか?って言うくらい(笑)。

 

Profile in Delicate Porcelain 展

あっという間に10月も終わり。驚くべき、年末も近い!

それにしても良い季節になってきました。

久々の寺町店自己企画展です。

今回は「Profile in Delicate Porcelain」と題して、数ある北欧陶芸作品の中でも繊細で美しい作品たちを特集してみました。

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いつものポールキャドビアスのローズウォールユニットを多少棚の位置の配置換えをして展示しています。

 

 

 

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最初の写真では少しわかりにくいかもしれませんが、何点かこのフィンランド・アラビア社の
Friedl Holzer Kjellberg(フリードル・ホルツァー・チェルベリー)、ライスポーセリンシリーズを飾っております。

当時の職人さんたちが一つ一つのお米型をカッターで切り抜きこの美しい装飾を施していきます。

そして全体に釉薬を施し焼き上げ、装飾部分の穴を塞ぐというとても手の込んだ工程を踏んでいる作品です。

写真の様に光が透けた部分とのコントラストが美しいシリーズです。

 

 

 

 

 

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こちらは同じくフィンランド・アラビア社のアーティスト、アウネ・シーメスのデザインのC&S。これまた極薄のなんとも美しいセットです。

 

 

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そして光を翳すと透けるほどの薄さとその美しさ。

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文様が浮かび上がってくる。

 

 

 

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こちらもまさに地中から伸びてきた不思議な花?いや、きのこの様。

 

 

 

 

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内側の装飾。

 

 

 

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そしてこちらは、実はスティグ・リンドベリ。

まさに卵の殻の様に薄い一品です!!!しかも表面にはうっすらと縦縞が入っている!

すごい繊細な技術!

 

 

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通常のリンドベリサイン(1964年)と、「SW」が。

おそらく、SVAN WEJSFELTが作ったんでしょう。

『ここまでがんばったし、俺の名前も入れてくれ!」っていう彼の叫びが聞こえてきそうです。

 

 

そして

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ボディル・マンツ。

こちらも極薄の繊細な焼き物にグラフィック。

まだそんなにたくさんの作品がビンテージマーケットに出ているわけではないですが、
とても興味深いアーティストさんです。

制作風景はこちら。とても良いビデオです。

ちなみに娘さんが、セシリア・マンツさんですね。

 

 

 

 

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最後にそれぞれのアーティストサイン。

当時の陶芸家さんたちはそれぞれに皆個性的なサインを編み出してますね。
私も集め始めた当時は色々な本からサインを覚えて、現地買い付けにむかったものです。

当時はまだフリマにもアーティストのものがたまにあって、お目当てのサインを見つけた時には「君はこんなところにいたのか!実際はこんなお姿なのか!」と長年の探し人を探し当てたような感動がありました。

それにしてもマンツさんのサイン、ファンキーです!

 

選挙もありますね。

是非皆様、投票を済ませた上でいらしてくださいね!

 

 

2021素晴らしき時代マーケット 阪急うめだ本店

無事、阪急うめだ本店での催事終了いたしました。 やはりコロナ禍と言うのもあり、全盛期のお客さまの入りとまでいかなかった様ですが、今回もたくさんの方に見ていただき、またビージェネを知っていただける機会をいただけた事に、本当に感謝です。

会場での様子、遠方の皆様にも見ていただきたいのでここに報告いたします。

 

 

 

前回はまさに檜舞台に立たせていただいた様な感じでその広さに充てがうだけの商品を用意するのはとても大変でしたが、今回は阪急さんから、「6mx9mくらいの広さで。。。」と。


今回は商品の用意も楽かな?と、一瞬思いましたが、いえいえ、54平米。

まあ、普通に一店舗分くらいですよね。。。。

やっぱり大変でした。。。。

 

 

 

 

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今回は少し毛色の違うものも用意しました。

正面にVERNER・PANTONのSYSTEM123チェアー。
国内の業者でも売られているのを見たことある方もいらっしゃると思いますが、
ビージェネバージョンはオール張り替え!
Danish Art WeavingのRoyalにて。
特殊な織り組織でこう言った変形タイプの椅子にはぴったりの生地。

内側のメタルボディーを覆うシート部分や、ウレタンももちろん交換済み。

ただ眺めているだけの椅子ではなく、しっかり今後永くこの椅子を使って欲しい!

 

 

 

 

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ウェグナーコーナー。言わずと知れたGE236とGE370。

スウェーデンのロラカンカーペットを合わせて。

大人ピンク!

 

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ローズ・キャビネット!!
ひとつ80cmのキャビネットですが、同じものを合わせて並べ160cmに。

160cm幅くらいのローサイドボードって今デンマークでは一番引き合い強いですよね!
その分、飛び上がるほど高い!

こうすれば、そこそこ値段に(汗)(安いといえないところが辛い。。。)

 

 

そして!

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ついに完成!

Steen Ostergaardのプレジデントチェアー!!!

こちらもフルメンテナンス。
ジャガーブルーでの全塗装。
生地はDanish Art WeavingのHighland!

こう言った椅子って、オリジナルではボディーとクッションは対局の色になりますよね。

そこまでチャレンジできませんでした。。。。

 

 

 

 

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大人気だったコーナー!!
アルネウォールイバーセンのローズビューロー。
エリック・キルケゴーのローズアームチェアー。
スベン・ランキレのローズバタフライローテーブル!!

 

 

 

 

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ペアで出た、ローズベッドサイドチェストにロイヤル・コペンハーゲンタイル・ローズトロリー!

 

 

 

 

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手前にヘニング・ノーガードのローズグラストップテーブル。
カイ・クリスチャンセンのチェストに、
奥にはアルネ・ホブマンド・オルセンのコーナーキャビネット!

 

 

 

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チーク系もちらほらと。

クイストゴーのレリーフシリーズも相変わらず好評でした。

 

 

 

 

 

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フリーベリ・リンドベリ。ニールンド、スタルハンなどを中心に。

 

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そして中央にはローズダイニングセット。
アルネ・ヴォッダーの椅子と、アノニマスですが質の良いローズラウンドテーブル。

 

 

 

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天板の木目も最高!!
合わせてゲルトルド・ヴィスゴーのGEMINAシリーズを大量に!!

 

 

 

 

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そして、フィン・ユール!!!

チークウォールユニット!!!

 

本当に素晴らしい木目。
そして真鍮のパーツがとても効いています!

お客さま宅に取り付けも楽しみです!

 

それにしても今回は緊急事態宣言下での開催ということで、大阪出張のもう一つの楽しみが全くできなかったことが本当に残念でたまりません!

代わりに毎朝のローカル喫茶店でのモーニングと、阪急社員食堂のランチをエンジョイしてきました。

早くこの状況が良くなって、色々な意味で楽しめる世の中になってほしいです。

 

Berndt Friberg展 (寺町店自己企画展その5)

久々の寺町自己企画展です。
いつも通りの、『いつ始まって・いつ終わるのか』も適当な展示なので、自己満足企画展とでもいいましょうか。

かなりフリーベリが集まってきたので、並べてみました。

 

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こんな感じで大小、各色、かなりの数量集まりました。

奥に立っている辰砂釉の大きな花瓶で30cm弱。

黄色の大きなボウルで直径32cmくらいです。

 

 

 

 

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ポール・キャドビアスのウォールユニットに飾ってみました。

 

 

 

 

 

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それぞれのカラーごとにグループ分け。。

 

 

 

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かなり入荷数で70年代のものが、今回の仕入れでは多かったです。

今回の仕入れのものと、いままでのコレクションを合わせて展示しております!

 

 

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こんな感じで書いたように後期の作品が多いですが、色々な色目、形が揃いました。

なかなかここまでの数量を一度に見ることは難しいのではないでしょうか?
ただあまり肩肘張らずに、皆様お気軽にみにきてください!

 

 

そして参考資料にはこの三冊。

 

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こういった陶芸が好きな人にとっては今や伝説ですかね。

2003年に大山崎山荘美術館にて開催された展示資料。

民芸作家と北欧の作家たちの作品が色々並べられていました。
(当時の私は、といえば、脱サラで2002年にビージェネを立ち上げたばかりのよちよちでしたので、フリーベリやリンドベリなど知る由もなく、後日この展示会の存在を知っただけです汗)

日本の民芸作家たちと北欧の作家たちとの交友があったことなど、河井寛次郎記念館が近いこともありこの辺りにどんどんのめり込んでいくきっかけになりました。

 

当時は何も知らなかった私がお客様のご依頼で初めてこの辺りの陶器たちを買い付けに。

パルシュスって知ってる?とディーラーに聞くと、はあ?なにそれ?という反応。

スペルでPALSHUSと書くと、あー、ハイハイ、「パルスフス」ね、、、みたいなやりとりを何十回、何百回としたことか!家具デザイナーの名前もまだそんなに知らんし、北欧の人の名前は兎に角覚えにくいし、工芸作家の名前なんて、ほんとに覚えるの大変でした。。。

買い付けにしても図録を持って買い付けするわけにはいかないので、事前に底のサインを懸命に覚えて買い付けに備えていましたね。

良い思い出ですが、その結果が、今のこの膨大な在庫量!

ヨーロッパの人はこれらのミッドセンチュリーの作品たちを、tomorrows antiqueって言いますね。未来の骨董という感じでしょうか?

私もそれを信じて突き進んでいっています(笑)。

 

ぜひ皆様お時間ありましたら、お立ち寄りください!

 

 

北欧のくらし展 ギャラリーen にて 高松

今年は高松展示の年!近づいてきました!

北欧のくらし展 高松のギャラリーen にて、今回は6月16日(水)から20日(日)!

 

 

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持っていくものを色々検討中!

 

 

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今回も家具を中心に、小物たちも多種多様に。

 

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いろいろ持っていきますが、今回小物の展示の中心にしようと思っているのは以前も開催しました自己満足企画展の一つ、大好評だった(個人的に)北欧の木工展シリーズ!

この災禍で一年以上買い付けに行けない中、奇跡的にも初登場のものも!

みなさまお楽しみに!

 

よく考えたら今回で五回目(え。。そうですよね?)・・・・
2年に一度ですから、足掛け10年!!!

本当にありがたいです。

 

そうなんです、記念すべき高松展示、第一回目はビージェネ10周年記念行事のひとつだった。。。、、、ということは、もしかしてビージェネ20周年?

こんな災禍の中、すっかり忘れていました。

まずは目の前のこと、しっかり頑張っていきたいと思います!

香川県の自粛期間も私が高松に到着する前日6月14日で現在のところ終了予定!!!!
いろいろな意味で楽しみです!

 

あまり大きな声ではいいにくいですが、みなさまのお越しをお待ちしております!!!