タグ別アーカイブ: FINLAND

第48次買付報告:フィンランド編8

そして商品紹介最後は、みんな大好き私も大好き、タピオ・ウィルカラのデザインたちです!!!

230705-01

まずは、キャプテングラス。ショットグラス。

船乗りのためにデザインされたグラスで、吹きクリスタルの美しいグラスに、裏側にサンドブラスト。中央の凹みが揺れる船上のテーブルの上でも滑らないよう、吸い付くくらいの平面に仕上げられています。

 

 

230705-02

本当に久々の登場。ククサグラス。

ラップランドの木彫りのコップからのインスパイア。

カタログにはビールグラスとなってる。

タピオ・ウィルカラさん、これでビールを飲めと?!。。。


みなさん従ってください!

粋なデザインです!

 

 

230705-03

こちらはオリジナルボックスに一目惚れ。

器の形とかあまりタピオっぽく無いような気もしますが、、、、

 

230705-04

ボックスがかっこいい!!!

 

 

230705-05

そしてこちらも久々です!

タピオ・ウィルカラのカトラリー。

ここ数年、この通常ニッケルシルバーメッキタイプですらあまりみなかったのですが、なんとなんとこの後に!!!

 

 

230705-06

コーヒースプーンサイズですが、純銀製が!!!!

初めてです!!

 

 

230705-07

クルタケスクス。なかなか出ない逸品です!!

 

 

230705-08

そして!このコーヒーセットとの出会いも久々!

銅に内側シルバーメッキタイプ。

チークの取手もカッコ良いです。

 

230705-09-1

ガラスですが、クリスタルの小品ですが、美しいです。

カットの美しいタピオ・ウィルカラ初期デザインのオブジェと、ラインカットアイテム。

カンタレッリの最大サイズや、アイスバーグ(以前売れちゃったので)なども狙っていて、マーケットにそれぞれ一つづつブツはあるのも確認したのですが、個人的にそれぞれ個人的な重要な要素を満たしていなかったのと、もちろん予算の都合もあり少し悩んでいたのですが、、、、

 

なんとなんと。。。。!!!

 

 

これが来てしまいました!!

230705-09

これもタピオらしく無いといえばらしく無い?

 

230705-010

おじさんと黒猫ちゃんのユーモラスな絵ですが。。。

実はこれ、タピオ直筆のエナメルペイントなんです!

 

 

230705-011

 

1947製!!!

タピオのファンであれば必需品のEYE 、HAND作品集にも載っていない?かな?たしか。

今回で20年以上かけ、48回目の買い付けに現地に出向いてきていますが、いまだに始めてみるデザインや気づきがたくさんあります。

今回も色々な意味で本当に充実のフィンランド買い付け!来て良かったです!

寺町店の奥のローズウッドの棚の中身が充実すること間違いなし!

それにしても、売りたく無い的な思いが沸々と、、、ヨウコ・レコラの病気が移ってきてますね(笑)。

第48次買付報告:フィンランド編6

この収穫報告もなんとなく個人的にですが(いや個人的なコラムなのでどうでもよいのですが)なかでも一番の出物を最後に持っていきたい!
なんて思っております。
ただ、今回紹介のグループ、アラビアアートデパートメント作品たちなんとも順序のつけようのない!
大変な収穫になりました!

数は少ないけど。。。。

いや、一つ一つが高いからしょうがないです。。。。

230703-01

まずは、フリードル・フォルツァー・チェルベリーの釉薬皿。

少し中央部分が盛り上がった形をしているので、中央とリムの間の部分に美しい釉薬だまりができていて、なんとも素晴らしい!

まさに一目惚れ!(少し釉薬剥がれかけがありますが)

 

 

230703-02

そしてこれ!

アウネ・シーメス!

ここのコラムでは何度も説明いれているので皆様もご承知かと思いますが、本来の彼女の作風、いや、本来というよりは一番有名な作風は薄手の鋳込みの作品が主流ですが、もともとは、ミカエル・シルキンの元でアシスタントをしていたこともあり、彼女の作歴の初期にはフィギュアの作品も数少ないながらも存在します。

今回はこの仔猫ちゃん。。。可愛すぎる。。。💌

例えば数いる陶芸家さんで、こういったフィギュアなんかも皆さん作れる作家の方は多いんですかね?

 

 

230703-03

使用する釉薬までとっても本当に彼女はセンスの塊だったのですね。

 

 

そして、こちらがその薄手の代表作品。

230703-04

まさに透けるほどの薄さと、貝殻のような持ち手のついた蓋まで揃ったカップ。。。。

これがなんと。。。。。

 

230703-05

当時のオリジナルボックス付きで!!!

この迫力って!!!

残念ながら皿一枚、蓋一個行方不明。。。。

まあ、50年以上前のものですから。

 

 

230703-06

オリジナルサイン。(プリントですが)。

無事日本に着くか、ドキドキです(笑)(冷たい汗)

 

 

今回の最後に登場は、やはり、キリッキ・サルメンハーラ師匠。

 

230703-07

今回も巨大な作品、手に入れました!!

そしてマグも!!

 

 

230703-08

ここまででかいとマグの存在感が。。。

ですが、こちらの深い色目の釉薬の具合もとても良いです!

 

 

230703-09

 

大きい作品ながら凛として、繊細な感じもします。

 

今回は買付けられませんでしたが、ルート・ブルック、トイニ・ムオナなど、戦後のフィンランドになぜこんな綺羅星のような、しかも女性の陶芸家たちがそろっていたのか。。。摩訶不思議な素晴らしきフィンランド。

 

 

第48次買付報告:フィンランド編2

マーケット当日。
前日にヨウコ・レコラから明日の朝は6時出発だけど大丈夫か? と、心配までしていただきましたが、こちらは時差ぼけの都合上、言われなくてもアラームなしでも朝4時にしっかりと目が覚めます。

 

 

230629-01

 

しっかりとメールなどの整理をして、ホテルで待っていると、まさに6時ジャストにヨウコ・レコラ到着。ありがとうございます!!!

 

 

230629-02

ほぼほぼ晴れ予報!時折の通り雨に注意とのこと!

野外マーケットもあるので、雨の中の買い付けは辛いですね。

せっかくの気持ち良い季節のマーケットですから、晴れが断ぜん嬉しいです。

 

 

230629-03

颯爽とレジェンド入場!!

前日から乗り込んでいたディーラー達のテントはまだ閉まったままで、作業中のディーラー達も少ないですが、乗り込んでいきます!!

 

 

230629-04

段々と開いて来た!
これくらい晴れていると本当に気持ち良いです!!!

 

 

230629-05

熊かと思ったら犬だった。。。

 

 

230629-06

開いているテントを一通りみたあと、合間を見て朝食。

 

 

230629-010

アラビアのかなり古いお皿やオイヴァ・トイッカのファウナの超デカアイテム。
なぜかホルムガードのレアイエローのこれまた巨大サイズを見つけたりと、好調な出だし!

こんな古いリールとかも心惹かれますね〜。

 

なんて、のんびりしていたら、ヨウコが走った!

 

230629-08

 

テントをあけたまま、も抜けのからだった所にそこのオーナーが戻って来たよう。

早速一番に手に取って買い付けたものはなんとなんと!

 

230629-09

タピオ・ウィルカラのシルバーヴェイス!!!!

いや、ここ野外フリーマーケットですよ。。。。

こんな超絶アイテムがこんな場所にあるなんて!!!!

どんな嗅覚しとんねん!食欲に負けのんびりしてる暇なんてなかったです(涙)。

さすが恐れ入りました。。。。。

 

 

この時期、そこここでマーケットが開かれていて、なかでも大きな室内マーケットへ!


230629-011

長蛇の列!!

 

 

230629-012

ちょっとインダストリアルな雰囲気も残る会場。

 

 

230629-012-1

 

ちょっとした小窓から眺める風景も最高!ここに住みたいです!

 

 

230629-012-2

会場横の水辺でゆっくりと。。。

こんな格別なシチュエーションのマーケットなんてないですね!

 

 

ここ数年の価格高騰でアラビアの食器が買えないという嘆きのコラムを何年か続けていましたが、今回は色々買えました。

 

 

230629-013 230629-014 230629-015 230629-016 230629-017 230629-018 230629-019 230629-020

特別詳しくないですが、あまり見ることのないようなアイテムも数点揃いました。

 

 

 

230629-021

カイ・フランクのトランペットもありました!

 

 

230629-022

日産の袋(笑)

なかには超絶レアアイテムが!!

他にもなんと、アウネ・シーメスの激レア初期作品や、今回もキリッキ・サルメンハーラの作品が2点ほど!

興奮しすぎて現地写真撮るの忘れてますが、また後ほど仕入れ商品紹介の時にお知らせいたします!

 

230629-023

このエストニアだったかの古い鉄の容器も全部欲しいくらいでした!

 

230629-024

 

アンティークファンにはいろんなタイプの変態がいまして、このブースは古いおもちゃを扱っていました。

左の飛行機はなんと日本製。

とても綺麗に残っていて、日本製のものを集めているコレクターもいるようです!

 

第47次 買い付け報告 フィンランド編6

朝窓から外を覗くとすごい状況が!

 

230328-3

辺り一面雪景色!

日本からのインスタなどのSNSだと、皆さん、桜を満喫している様で、うらやましい限りだったのですが、もうこの状況、、、、

最後にひとつ約束があったのですが、もういくのやめようかと思いました。

 

230328-4

まあ、ヨウコ・レコラの紹介だし、いってこようか。

 

 

 

230328-5

トラムで

 

230328-6

中央駅まで。

いつものキャリーを持ってきていない時点でやる気なし(笑)。

 

230328-7

構内の美しい照明に癒されます。

 

 

230328-8

少し郊外まで電車で。

ヘルシンキ市内の雪が少し小降りになっていたので、楽観的にいましたが、こりゃ外出どころじゃない。

 

 

230328-9

アラビアの食器が少し買い足せたらな、と思い頑張ってきましたが、どれもこれも高!!

SNSで売ってるし、SNS値段だし、もうここまで来る価値なしですわ。

すでにビージェネで定番のアラビア謎シリーズのみ。

あとは、カイ・フランクのトランペットと、タピオのキャプテングラス!

 

 

 

 

230328-10

帰りも吹雪いてます。

 

 

230328-11

もうどこにも出れる状況じゃないので、近くのパン屋さんでコーヒーブレイク。

その最中にもどんどん吹雪が強くなってきた。。。。

部屋で仕事するのもいいですが、気分転換できるこのパン屋さんがあってよかった!

今日の収穫

230328-12-1

カイフランク。

少し前まで、結構数出たんですが、もう最近は全然ないですね。

 

 

 

 

230328-12

カイフランク。

トランペットグラス!

 

230328-13

タピオ・ウィルカラのキャプテングラス!

これでうまいウイスキーを割ってハイボールとか、やばいです!

 

 

230328-14

 

アラビア謎シリーズ。

 

 

230328-15

この謎ボウルも個人的には好きな感じ。

クラッシックなプリント柄に銀の縁取り。

 

 

 

 

230328-16

 

刻印も古いもの。

味わい深いです。

 

 

 

第47次 買い付け報告 フィンランド編1

フィンランド買い付け初日。そこそこ晴れている

230323-1

今回の部屋も比較的アクセスも良い、街中に位置しています。

 

 

 

230323-2

数軒隣に感じの良いパン屋さんが。

コーヒーを片手に。。。。。

 

 

フィンランドにくるのはこの人に会うことが目的。

230323-3-1

ヨウコ・レコラ。

相変わらずのこれ見よがしのほぼほぼ閉まっている店。

 

 

230323-3

ほんとすごいな。

ほぼ非売品だけど、それでも生きていっているというのがすごい(笑)。

 

 

230323-4

 

このお店の中で私の買い付けた量というのは、ほんの雀の涙ほどですが今回も良いもの分けてもらいました!

アルネ・バンなんて、かれはどこで仕入れるんですかね?

謎多き男。それが魅力!

 

 

 

そして彼の秘密の倉庫へ。

230323-6

カイフランクいっぱい。

後ろのアアルトは買ってないです。

カレリアンバーチの素晴らしいドレッサーも買ってないです、念の為。

しかし、このデスクをセカンドハンド・ショップで見つけたというんだから、彼には神がついています。

 

 

230323-7

そして極め付けは、もう教科書で見るくらいの代物。

エリエル・サーリネンの椅子(笑)。こんなのあるんだ。

しかもかなりのグッドコンディション。

もうその仕入れストーリーは神懸っています!

 

 

ヨウコにアパートまで荷物と一緒に送ってもらって、まだ時間があったので、街を調査に!

 

230323-8

 

まずは腹ごなしに大好きなフィンランドパンとコーヒーを!

 

230323-9

潰れた耳と言う名のパン。最高に好きですね。

 

 

230323-10

かもめ食堂が近くにありました。入ったことないけど。

 

 

 

230323-11 230323-12 230323-13

 

230323-14 230323-15

初日でもう買い付け終わってもいいくらいの収穫でした。。。。

 

 

 

230323-16

 

カイ・フランクのグラスたちをはじめ、後ろの方にあるのがやばいやつ。

ちょっと信じられない出物でした。

もうこれで資金いっぱいいっぱいですが、これがまだ序章であったことは未だ知れず。