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第47次 買い付け報告 フィンランド編4

先にアンティークフェアーの感動から、先ばしって商品紹介してしまいましたが、引き続き商品紹介!

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なぜ、デンマークの作家、アルネ・バンの作品がフィンランドに?
今日の雪模様の様な真っ白な釉薬。

デンマークミッドセンチュリーには余りみられない(と言っても少し古いですが)独特のアールデコな作風と、立ち姿。
ラタンの取手が合わさり無国籍な凛々しさを醸し出しています。

ヨウコより。

さすがです。

 

 

 

 

 

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フランチェスカ・リンドの釉薬皿。

直径約30cmの大ぶりなお皿だけに、モスグリーンの釉薬が大迫力。
フィンランドの奥深い森に潜んでいる大地の風景の様で、こちらも個人的には最初フランチェスカ・リンドとは思わなかった意外な大発見でした。

濃色のローズサイドボードの上とかに、飾っておきたいですね。

 

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グンネル・ニューマンのネプチューンショットグラス。

 

 

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ゴーラン・ホンゲルのシャープなデザイン。

 

 

 

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小粒なビヨルン・ウェクストロム。

 

 

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ティモ・サルパネヴァのグラスたち。

個人的にも大好きなアロマグラスもたくさん。

 

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ショットグラスたち。

オリジナルボックス付きも!

 

 

 

 

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カラフェとグラス。

 

 

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余り見ることのないグラス。

こちらもティモ・サルパネヴァ。

なぜ見ることがないか?
それは子供用だから。
何千個と壊されていたことでしょう!
でもそれでいいんです!日用品ですから!

フィンランドの子供たちはこんな素晴らしいグラスを使っていたんですね!

 

 

 

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こちらもティモ・サルパネヴァ。

なんてことないグラスですが、底ポリッシュのサイン入り。
こちらもビージェネ初登場。

 

 

続いてタピオ・ウィルカラ。

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ショットグラス。美しいです!

 

 

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こちらは珍しいスタッキンググラス。

 

 

 

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オリジナル木製ボックス付きのセットが2点ほど。

デザインも大好きですが、この木製ボックスのクオリティーがけしからん!!

 

 

 

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LOYTO。

英語名はディスカバリーです。名前すらかっこいい。

小ぶりなタイプ。綺麗ですね。

タピオ・ウィルカラが当時、サイン入りのグラスたちが高価だったこともあり、サインなしの作品で数点デザインされたシリーズの中の一つ。

製造工程になるべく手間をかけず、コスト削減した上で美しいものを作る。
美しく良いものを作る上で、外せない部分は残した上での思考。

どこかのモノづくりとは逆の思考。

 

 

 

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こちらは逆かな(笑)

私も初めてみた。これも、タピオ・ウィルカラ。

上部に行くに従ってブルーになっていくクリスタルと、美しく彫り込まれた紋様。

凛とした立ち姿は、これは小品ですが、ある意味タピオ・ウィルカラらしい作風が出ていて、外せない逸品です。

 

 

 

 

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そして、カンタレッリ大。

みた感じ、どこか普通の大サイズより大きい様な。。。。

こんな誤差でどこか価値観が上がってしまうのも(個人的な視点)、魅力の一つです。

 

 

 

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そしてサルメンハーラ。

 

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後期の作品。

何故サルメンハーラの作品の値段が高騰しているのかは、残念ながら彼女のキャリアで早いうちに事故で作品が作れなくなってしまったから。

世界的評価が高い中、作品数が少ないゆえに、高騰してしまう。

事故後、彼女は後進を育てるためにフィンランドだけでなく、アジアにもその活動の場を広げていった訳ですが、その中でも作品を作れないという葛藤といつも戦っていたのでしょう!

その魂が、過去のあの燃えるように熱い炎の中から出てきた、フィンランドの大地の様な作風から、一転したこのシンプルな作品へ。

やはり、あの作品が欲しいですが、私もこの作風のものとは初対面。
というか、買えるとは思わなかった。

とりあえず、日本に持ち帰ります!!!

 

 

 

 

そしてなんとなんと!!!

 

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サルメンハーラが使っていたという道具を手に入れました!

 

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道具の一部にはあのサインが!

 

 

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フィンランドに竹はないよな?

ということは、おそらくアジアでの指導の時、もしくはその前から、、、もしかしたら日本から取り寄せて?使っていた?

 

なんて想像膨らみます。

日本でも仕事柄、職人さんの道具や仕事場など見る機会もありますが、やはり素晴らしい職人さんは道具を大事にされていますし、まずその道具や仕事場が美しい。

我が尊敬するサルメンハーラ女史もその作品からも分かる様に、道具すら美しいのです。

 

第47次 買い付け報告 フィンランド編1

フィンランド買い付け初日。そこそこ晴れている

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今回の部屋も比較的アクセスも良い、街中に位置しています。

 

 

 

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数軒隣に感じの良いパン屋さんが。

コーヒーを片手に。。。。。

 

 

フィンランドにくるのはこの人に会うことが目的。

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ヨウコ・レコラ。

相変わらずのこれ見よがしのほぼほぼ閉まっている店。

 

 

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ほんとすごいな。

ほぼ非売品だけど、それでも生きていっているというのがすごい(笑)。

 

 

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このお店の中で私の買い付けた量というのは、ほんの雀の涙ほどですが今回も良いもの分けてもらいました!

アルネ・バンなんて、かれはどこで仕入れるんですかね?

謎多き男。それが魅力!

 

 

 

そして彼の秘密の倉庫へ。

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カイフランクいっぱい。

後ろのアアルトは買ってないです。

カレリアンバーチの素晴らしいドレッサーも買ってないです、念の為。

しかし、このデスクをセカンドハンド・ショップで見つけたというんだから、彼には神がついています。

 

 

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そして極め付けは、もう教科書で見るくらいの代物。

エリエル・サーリネンの椅子(笑)。こんなのあるんだ。

しかもかなりのグッドコンディション。

もうその仕入れストーリーは神懸っています!

 

 

ヨウコにアパートまで荷物と一緒に送ってもらって、まだ時間があったので、街を調査に!

 

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まずは腹ごなしに大好きなフィンランドパンとコーヒーを!

 

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潰れた耳と言う名のパン。最高に好きですね。

 

 

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かもめ食堂が近くにありました。入ったことないけど。

 

 

 

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初日でもう買い付け終わってもいいくらいの収穫でした。。。。

 

 

 

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カイ・フランクのグラスたちをはじめ、後ろの方にあるのがやばいやつ。

ちょっと信じられない出物でした。

もうこれで資金いっぱいいっぱいですが、これがまだ序章であったことは未だ知れず。

第41次買い付け報告:スウェーデン編1

さて、スウェーデンへ向かいます!

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 航空券はもうほぼ100%ネットで予約ですが、大体のスケジュールを決めたら移動日になりそうな前後の数日で一番安いチケットを探します。

 やすいチケットはほぼ朝一の便か、夜遅い便です。

 と言うことで朝一番の便を選びました。まだ辺りは真っ暗。さようならコペンハーゲン。

 

 

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 機体が朝陽を浴びる!!!

 

 

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 アーランダ・エクスプレスに乗って。

 

 

 

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ストックホルムに到着!

 

 

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 ホテルに向かう途中に気になったレストラン。

 VINBARENとあるからには!

 

 

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 ワインで景気づけ!!

 

 

 

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 周りが食べていたおいしそうなミートボールをオーダー!!かなりメンズサイズなミートボールです!

 ミートボールにソースをからめて+ベリーを!

 赤ワインで流す。そしてミートボール!!!そしてワイン!

 初めはミートボールにベリージャム???なんて思っていましたが、今ではすっかりこれの虜。

 これ以上、赤ワインに合う料理は無いのではないかと思うくらいの素敵なマリアージュでした(笑)。

 これは幸先良い!

 

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 インテリアもかっこよい!

  厨房のおじさんもかなり渋い!男も惚れそうなかっこよいおじさんです!

 

 

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 ふと横に目をやると、、、、、なるほど。。。!!!

 このロックなレストラン。ストックホルムおしゃれエリアにて、メンズ率100%でした!(笑)

 

 

 

 

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 上機嫌で、引き続きのSNSで気になっていた展示。

 ストックホルムデザインウィーク。

 チケットをもらったので会場のほうに行ってもいいのですが、やはりビンテージのほうが気になる!!!

 新家具が集まるフェアーをよそに、行ってきました!!

 

 

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ストックホルムのビンテージ2大巨匠とでも言いましょうか。

 ジャクソンズかモダニティーか!!

 そのモダニティーの展示。

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ストックホルムの歴史美術館のうらという素晴らしい立地で開催しているにもかかわらず、付近に行ってもまったくどこでやっているか解らない!!

ここまでの雰囲気のある場所で、ここまで良い家具を持ってきて美しく展示しているのに、付近に来てもどこでやっているか解らない!

何と素晴らしい経営方針!表現方法!

ビージェネ麩屋町店にも良く電話がかかってきます。「近くまで来てるんですが、どこですか?」

わたしもこのスタンスに少し近づいてきているでしょうか?(笑)

 

 

 

さあ、ディーラーの元に向かいます!

まあ、まず、車のなかを見て!

と言うディーラーと一緒に車まで。。。。

 

これはやばい!!!

 

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いやー、やばいですねー。

これを見てすぐ何かわかるのは、私とビージェネスタッフくらいでしょうか?

 

そして倉庫に!!!

これまた、どうなってるんですか?

 

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ハンス・ウェグナーW2、、、しかもチーク!!!

スウェーデンにあるわけないでしょ!という、品揃え!!!

 

 

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しかも、オレ・バンシャーの3シーター。。。。

あの美しいデスク(また言うか!)の時にあんなに20Fコンテナのスペースで悩んだのはもう遠い昔。。。

もう買うしかない!!!

 

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レッドサリックス超セット!

全部買いました。

 

 

 

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フランチェスカ・リンド、アラビア、フィンランド。

パーフェクトフォルム。

 

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うっすらとした釉薬もいい感じのサビを感じさせます。 20cmの大きめサイズ。

 

 

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 ピンタボウル。

 

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絵柄も良いですね。

 

そして

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スティグ・リンドベリのLOJAシリーズ、、なんとなんと、計23枚!!

 

 

いろいろ含まれていまして、、、

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これがなんとなくオリジナルな絵柄で、2枚ほどあるのですが、、、

 

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これは、スウェーデン語の文字がない。また魚を書き忘れてる!!!

 

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このお皿に関しては、もう2匹目の胴体すら忘れられている。。。。

まあ、全部買いました。

 

 

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まさかまさかのグンネルニューマン!30cm!

 

 

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カールハリースタルハン、これも30cm。

 

 

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複雑な釉薬変化。

中々面白い逸品です。

 

 

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そしてラグたち。

 

 

 

嵐のような、一日でした!!

 

 

 

第40次買い付け報告 フィンランド編7

グループ分けして商品を紹介しようと思っていたのですが、なんとなくどれを紹介しているものなのかが、ごちゃごちゃになってきまして、とりあえず紹介を続けます(汗)。

 

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 チェルベリーの花器。

 

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 アラビア、初期スタンプ。染付風。

 

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 リサ・ヨハンソン・パッペ。

 

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 ティモ・サルパネヴァグラスたち。

背と高い脚付きは自宅に持って帰ってシングルモルトでも飲もうかな。。。。

 

 

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 ティモ・サルパネヴァ。iシリーズ。ボウル。

 

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 オリジナルボックス付。

 

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 グンネル・ニューマン。ショットグラス。

 

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  ヒエタラハッティのフリマで見つけた古い箱。

 

 

  そして最近はまってるフィンランドの素晴らしいカトラリー達!

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 ベルテル・ガードバーグのデザイン。

 今回はトリエンナーレシリーズ。

 

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 しかもほぼ未使用!

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 歯付もありました。

 しかも、それぞれフォーク20本、 ナイフ20本(内歯付6本)!!

 

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 そしてこちらもガードバーグデザイン。

 ライオン・デラックス!

 こちらもほぼ未使用、少し小さめスプーン。(ティースプーンほどではない)6本。

 ケシカランでしょ。

 

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 こちらはサラダサーバーセット!

 

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 スープ用?

 

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 これはおまけのノルウェー製。

 何用でしょうか?

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 しかし最近売れ筋です。いまいち使い道のないカトラリー達。

 パフェスプーン。

 

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 オイルサーディン用フォーク!

 大人気商品で前回も 瞬殺な感じでソールドアウトでした!(笑)

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 おそらくデンマーク製のカトラリー達。

 フィンランド人はデンマークの物には興味なし。

 こちらはかなり使われたような感じですが、しっかりローズウッドです!

 大量入荷!

 

 

40次 買い付け報告 フィンランド編2

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 朝5時くらい、窓を開けると晴天が!

 やはりアウトドア・マーケットは天気が重要です!

 

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 とりあえず6時少し前に外に。

 天気も良く、期待感膨らみます!!!

 

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 ヨウコ・レコラ、ショールーム。朝の様子。。。。

  眺めていればあっという間に時間もすぎます。

 

 

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 ヨウコ・レコラ登場。

 早速出発です!!!

 

 

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 高速で約1時間くらい。

 

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 のどかな風景が続きます。

 

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 到着。ほぼ一番乗り。

 まあ、これくらいの気合は見せたいです。(ヨウコに連れてきてもらってるけど。。。。)

 

 

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 早速、ヨウコ・レコラ入場。いつもの吉田類スタイルで。

 

 

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 ぞくぞくとディーラーたちも到着し、どんどん商品を出していきます。

 そんな中、私などは舞い上がっているので、こんな商品たちを見ると
「きゃー!パーヴォ・ティネルじゃないですか!」なんて、騒ぎますが、ヨウコ・レコラは冷静に、
これはスウェーデン製、これはバリンテ、、、と、なかなか私も知識の追い付かない所で物を見ています!

 ほんと、玉石混交とはこのことですね。

 さまざまなディーラーが、様々な物を売っているので、ちょっとした先入観や思い込みが目をくらませます。

 

 

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 そんなかでも見つけるんですね、彼は。。。

  グンネル・ニューマンの花器。。。。美しい。。。形が良い。。。。何なんですかね。この感覚。

 そんな商品を、みんな見逃してます(私含め)。ノーサインなんです。この時代。
 でも、改めてみれば別物ですよね。

 余裕でヨウコ・レコラの手の内に。。。

 悔しいので譲ってもらいました。。。(笑)。(いや、高値(ウソ)で買い取りました(汗))

 

 

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 そしてカイフランクのモーニング・イン・アテネ。もちろん「オリジナル」。

左手に持っていますが、右手にあるオリジナルボックス付。ボックスに入った状態でした。
いい訳ですが、ここも私、穴が開くほど見た場所でした。でも、こんなボックスに入っていたら解らんわなー。
ポスターケースのようなものですよ!

 オリジナルボックスをも知識の中に組み込んでいる、、、、そんな先生に習っています。

 

 

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そして定時には室内マーケットもオープン。

 めっちゃ並んでる。

 

 

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 まあいろいろ捕獲したのですが、軽く紹介。

  エステリ・トムラのキンピカシリーズ。
 たくさんの種類と数が有ったので、全部いただきました!

 

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 そして謎のアタッシュケース?。。。。。

 

 

 開けると。。。。。

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 いやーっ!

 

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 なんなんですか!

 この美しい箱入り娘たちは!!!

 デミタスカップで正直あまり需要はない子たちですが、これはいただくしかないでしょ!!!

 日本に連れて帰ります!!

 

 

 

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 そして、そして、トイニ・ムオナの40cm径の大皿!!!!

 

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 けしからん状態です!!!

 

 

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 そしてこちらも、、トイニ・ムオナ!!!!

 

 

 

 

 そして、そして。。。

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 キリッキ・サルメンハーラまでありました!!!!

 つづく。。。。。