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第48次買付報告:フィンランド編8

そして商品紹介最後は、みんな大好き私も大好き、タピオ・ウィルカラのデザインたちです!!!

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まずは、キャプテングラス。ショットグラス。

船乗りのためにデザインされたグラスで、吹きクリスタルの美しいグラスに、裏側にサンドブラスト。中央の凹みが揺れる船上のテーブルの上でも滑らないよう、吸い付くくらいの平面に仕上げられています。

 

 

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本当に久々の登場。ククサグラス。

ラップランドの木彫りのコップからのインスパイア。

カタログにはビールグラスとなってる。

タピオ・ウィルカラさん、これでビールを飲めと?!。。。


みなさん従ってください!

粋なデザインです!

 

 

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こちらはオリジナルボックスに一目惚れ。

器の形とかあまりタピオっぽく無いような気もしますが、、、、

 

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ボックスがかっこいい!!!

 

 

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そしてこちらも久々です!

タピオ・ウィルカラのカトラリー。

ここ数年、この通常ニッケルシルバーメッキタイプですらあまりみなかったのですが、なんとなんとこの後に!!!

 

 

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コーヒースプーンサイズですが、純銀製が!!!!

初めてです!!

 

 

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クルタケスクス。なかなか出ない逸品です!!

 

 

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そして!このコーヒーセットとの出会いも久々!

銅に内側シルバーメッキタイプ。

チークの取手もカッコ良いです。

 

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ガラスですが、クリスタルの小品ですが、美しいです。

カットの美しいタピオ・ウィルカラ初期デザインのオブジェと、ラインカットアイテム。

カンタレッリの最大サイズや、アイスバーグ(以前売れちゃったので)なども狙っていて、マーケットにそれぞれ一つづつブツはあるのも確認したのですが、個人的にそれぞれ個人的な重要な要素を満たしていなかったのと、もちろん予算の都合もあり少し悩んでいたのですが、、、、

 

なんとなんと。。。。!!!

 

 

これが来てしまいました!!

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これもタピオらしく無いといえばらしく無い?

 

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おじさんと黒猫ちゃんのユーモラスな絵ですが。。。

実はこれ、タピオ直筆のエナメルペイントなんです!

 

 

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1947製!!!

タピオのファンであれば必需品のEYE 、HAND作品集にも載っていない?かな?たしか。

今回で20年以上かけ、48回目の買い付けに現地に出向いてきていますが、いまだに始めてみるデザインや気づきがたくさんあります。

今回も色々な意味で本当に充実のフィンランド買い付け!来て良かったです!

寺町店の奥のローズウッドの棚の中身が充実すること間違いなし!

それにしても、売りたく無い的な思いが沸々と、、、ヨウコ・レコラの病気が移ってきてますね(笑)。

第47次 買い付け報告 フィンランド編6

朝窓から外を覗くとすごい状況が!

 

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辺り一面雪景色!

日本からのインスタなどのSNSだと、皆さん、桜を満喫している様で、うらやましい限りだったのですが、もうこの状況、、、、

最後にひとつ約束があったのですが、もういくのやめようかと思いました。

 

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まあ、ヨウコ・レコラの紹介だし、いってこようか。

 

 

 

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トラムで

 

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中央駅まで。

いつものキャリーを持ってきていない時点でやる気なし(笑)。

 

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構内の美しい照明に癒されます。

 

 

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少し郊外まで電車で。

ヘルシンキ市内の雪が少し小降りになっていたので、楽観的にいましたが、こりゃ外出どころじゃない。

 

 

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アラビアの食器が少し買い足せたらな、と思い頑張ってきましたが、どれもこれも高!!

SNSで売ってるし、SNS値段だし、もうここまで来る価値なしですわ。

すでにビージェネで定番のアラビア謎シリーズのみ。

あとは、カイ・フランクのトランペットと、タピオのキャプテングラス!

 

 

 

 

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帰りも吹雪いてます。

 

 

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もうどこにも出れる状況じゃないので、近くのパン屋さんでコーヒーブレイク。

その最中にもどんどん吹雪が強くなってきた。。。。

部屋で仕事するのもいいですが、気分転換できるこのパン屋さんがあってよかった!

今日の収穫

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カイフランク。

少し前まで、結構数出たんですが、もう最近は全然ないですね。

 

 

 

 

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カイフランク。

トランペットグラス!

 

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タピオ・ウィルカラのキャプテングラス!

これでうまいウイスキーを割ってハイボールとか、やばいです!

 

 

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アラビア謎シリーズ。

 

 

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この謎ボウルも個人的には好きな感じ。

クラッシックなプリント柄に銀の縁取り。

 

 

 

 

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刻印も古いもの。

味わい深いです。

 

 

 

第47次 買い付け報告 フィンランド編4

先にアンティークフェアーの感動から、先ばしって商品紹介してしまいましたが、引き続き商品紹介!

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なぜ、デンマークの作家、アルネ・バンの作品がフィンランドに?
今日の雪模様の様な真っ白な釉薬。

デンマークミッドセンチュリーには余りみられない(と言っても少し古いですが)独特のアールデコな作風と、立ち姿。
ラタンの取手が合わさり無国籍な凛々しさを醸し出しています。

ヨウコより。

さすがです。

 

 

 

 

 

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フランチェスカ・リンドの釉薬皿。

直径約30cmの大ぶりなお皿だけに、モスグリーンの釉薬が大迫力。
フィンランドの奥深い森に潜んでいる大地の風景の様で、こちらも個人的には最初フランチェスカ・リンドとは思わなかった意外な大発見でした。

濃色のローズサイドボードの上とかに、飾っておきたいですね。

 

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グンネル・ニューマンのネプチューンショットグラス。

 

 

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ゴーラン・ホンゲルのシャープなデザイン。

 

 

 

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小粒なビヨルン・ウェクストロム。

 

 

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ティモ・サルパネヴァのグラスたち。

個人的にも大好きなアロマグラスもたくさん。

 

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ショットグラスたち。

オリジナルボックス付きも!

 

 

 

 

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カラフェとグラス。

 

 

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余り見ることのないグラス。

こちらもティモ・サルパネヴァ。

なぜ見ることがないか?
それは子供用だから。
何千個と壊されていたことでしょう!
でもそれでいいんです!日用品ですから!

フィンランドの子供たちはこんな素晴らしいグラスを使っていたんですね!

 

 

 

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こちらもティモ・サルパネヴァ。

なんてことないグラスですが、底ポリッシュのサイン入り。
こちらもビージェネ初登場。

 

 

続いてタピオ・ウィルカラ。

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ショットグラス。美しいです!

 

 

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こちらは珍しいスタッキンググラス。

 

 

 

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オリジナル木製ボックス付きのセットが2点ほど。

デザインも大好きですが、この木製ボックスのクオリティーがけしからん!!

 

 

 

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LOYTO。

英語名はディスカバリーです。名前すらかっこいい。

小ぶりなタイプ。綺麗ですね。

タピオ・ウィルカラが当時、サイン入りのグラスたちが高価だったこともあり、サインなしの作品で数点デザインされたシリーズの中の一つ。

製造工程になるべく手間をかけず、コスト削減した上で美しいものを作る。
美しく良いものを作る上で、外せない部分は残した上での思考。

どこかのモノづくりとは逆の思考。

 

 

 

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こちらは逆かな(笑)

私も初めてみた。これも、タピオ・ウィルカラ。

上部に行くに従ってブルーになっていくクリスタルと、美しく彫り込まれた紋様。

凛とした立ち姿は、これは小品ですが、ある意味タピオ・ウィルカラらしい作風が出ていて、外せない逸品です。

 

 

 

 

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そして、カンタレッリ大。

みた感じ、どこか普通の大サイズより大きい様な。。。。

こんな誤差でどこか価値観が上がってしまうのも(個人的な視点)、魅力の一つです。

 

 

 

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そしてサルメンハーラ。

 

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後期の作品。

何故サルメンハーラの作品の値段が高騰しているのかは、残念ながら彼女のキャリアで早いうちに事故で作品が作れなくなってしまったから。

世界的評価が高い中、作品数が少ないゆえに、高騰してしまう。

事故後、彼女は後進を育てるためにフィンランドだけでなく、アジアにもその活動の場を広げていった訳ですが、その中でも作品を作れないという葛藤といつも戦っていたのでしょう!

その魂が、過去のあの燃えるように熱い炎の中から出てきた、フィンランドの大地の様な作風から、一転したこのシンプルな作品へ。

やはり、あの作品が欲しいですが、私もこの作風のものとは初対面。
というか、買えるとは思わなかった。

とりあえず、日本に持ち帰ります!!!

 

 

 

 

そしてなんとなんと!!!

 

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サルメンハーラが使っていたという道具を手に入れました!

 

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道具の一部にはあのサインが!

 

 

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フィンランドに竹はないよな?

ということは、おそらくアジアでの指導の時、もしくはその前から、、、もしかしたら日本から取り寄せて?使っていた?

 

なんて想像膨らみます。

日本でも仕事柄、職人さんの道具や仕事場など見る機会もありますが、やはり素晴らしい職人さんは道具を大事にされていますし、まずその道具や仕事場が美しい。

我が尊敬するサルメンハーラ女史もその作品からも分かる様に、道具すら美しいのです。

 

第47次 買い付け報告 フィンランド編1

フィンランド買い付け初日。そこそこ晴れている

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今回の部屋も比較的アクセスも良い、街中に位置しています。

 

 

 

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数軒隣に感じの良いパン屋さんが。

コーヒーを片手に。。。。。

 

 

フィンランドにくるのはこの人に会うことが目的。

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ヨウコ・レコラ。

相変わらずのこれ見よがしのほぼほぼ閉まっている店。

 

 

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ほんとすごいな。

ほぼ非売品だけど、それでも生きていっているというのがすごい(笑)。

 

 

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このお店の中で私の買い付けた量というのは、ほんの雀の涙ほどですが今回も良いもの分けてもらいました!

アルネ・バンなんて、かれはどこで仕入れるんですかね?

謎多き男。それが魅力!

 

 

 

そして彼の秘密の倉庫へ。

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カイフランクいっぱい。

後ろのアアルトは買ってないです。

カレリアンバーチの素晴らしいドレッサーも買ってないです、念の為。

しかし、このデスクをセカンドハンド・ショップで見つけたというんだから、彼には神がついています。

 

 

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そして極め付けは、もう教科書で見るくらいの代物。

エリエル・サーリネンの椅子(笑)。こんなのあるんだ。

しかもかなりのグッドコンディション。

もうその仕入れストーリーは神懸っています!

 

 

ヨウコにアパートまで荷物と一緒に送ってもらって、まだ時間があったので、街を調査に!

 

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まずは腹ごなしに大好きなフィンランドパンとコーヒーを!

 

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潰れた耳と言う名のパン。最高に好きですね。

 

 

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かもめ食堂が近くにありました。入ったことないけど。

 

 

 

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初日でもう買い付け終わってもいいくらいの収穫でした。。。。

 

 

 

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カイ・フランクのグラスたちをはじめ、後ろの方にあるのがやばいやつ。

ちょっと信じられない出物でした。

もうこれで資金いっぱいいっぱいですが、これがまだ序章であったことは未だ知れず。

第47次 買い付け報告 デンマーク編5

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日本はもう桜も咲いてるんですよね。
今回はストックホルムのマーケットが通常の2月オープンから、3月になってしまったため、この旅程。

日本の春を感じれないのは少し残念。

 

デンマークにはそろそろ春が来そうな予感。

 

 

 

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いや、私の買い付けにはどうも春が来た様です!!

ほんと、何年ぶりかのクイストゴー・レリーフ、大量発掘!!!!

ついでにアラビア・キルタなんかもあったりして。。。

 

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ホルムガードも大量に。

なぜかイッタラBALLOキャンドルホルダーがなぜか大量に!

 

 

 

 

 

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アラビアのカップ皿なし(汗)、クイストゴー・ダンスクのキャンドルホルダー大量に。

 

 

 

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そして、ペア・ルトゥキンのハイライフグラス。

花瓶の様に見えますが、ドリンキング・グラスです。

そこの部分に仕込まれた気泡が美しいシリーズです。

 

 

 

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そして市内を少し回ることに!

 

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カオス!

 

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カオスの中から、カイ・ボイスンのティーポット!

ローズのスモールテーブルやSEMIのかなり小さいサイズなども見つけました!

 

 

 

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そして少し郊外へも!

 

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こんだけ大きい場でも、見つからない時は見つからない。

 

 

 

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そしてさらに回る。

こちらもカオス!!

 

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なんとか照明2台と、ローズボックスをゲット!!

 

 

もう帰ります!!

 

 

 

 

 

 

 

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帰ってからはディーラーのお宅で夕食。

今晩はデンマークのレバー料理。

 

 

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昔は普通にスーパーでもレバーを買えていたらしいですが、やはり最近は買う人が少なくなってきてしまった様で、伝統的なデンマーク料理も作るのすら難しくなってきている様ですね。

ただ、スーパーでもあらかじめ予約すれば、まだまだしっかり質の良いレバーを手配してくれるそうすよ。

 

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またすっかり遅くなってしまいました。。。。