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第42次 買い付け報告 デンマーク編2

そして目についたのが。。。。

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スタイル的には1930−40年代のヤコブ・ケアー、オレバンシャー、フリッツヘニングセンあたりでしょうか。

時代的にもクラッシックな落ち着いた雰囲気の家具が多い中で、、、、

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この挑戦的なローズウッド!!!!

 

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無垢ですよ!!!!!

なんだかよくわかりませんが、物凄い粋な心意気を感じます!!!

6台あり!!!

 

 

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そしてそのテーブル。。。。

すごい木目なんですが、なぜかこのサイズ。

エクステンションもあるのですが、なんてことない木材を使っています。

使用時はテーブルクロスを使っていたのではないか?と言うことですが、それにしても小さい。。。対面で二人が限度。

伸ばして今回のセットの椅子、6脚分になります。

 

 

 

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そしてこちらも、半端ない作りのローテーブル。。。

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エッジの立った作り。。。。

無垢材で。。。(汗)

 

 

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このジョイント!!!

よく見たら分かりますが、誰がわかるんでしょうか!!!
どんなターゲット層だったのか!!!

当時のデンマークの人はみんなこんなのが「こりゃ、けしからんねー」、、、みたいなこと言っていたんでしょうか?

 

 

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おまけに足の先っぽ、真鍮です!!!半端ないな。

 

 

 

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そして、カイ・クリスチャンセン、ダイニングテーブル3台!!!!!ローズにて!!!

 

 

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ポール・ハンドバッド。

 

 

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しばらくぶりの再会。。。。一台だけです。。。

 

 

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そして、ヘンリー・ウォルター・クライン!!!

 

なんと!12台入ります!!!

 

 

 

 

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この繊細さにおいて、この木目。。。。クラフト感。。。

屈強なローズだからこそできるデザイン。唯一無二!

現在の弊店在庫と合わせて、20台ほどになる予定!

当時でしかありえない、今で言い換えれば地方中小企業(木工所)が作り出した斬新で挑戦的なデザイン。。。

有名メーカー、デザイナー物ではない分、出回っていないので、他にはない空間にできる椅子だと思ってます!!!

 

そして、さらに

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ハンス・ウェグナー、GE290。チークハイバック!2台!!!

 

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チーク3シーター!!!!

こんなに出るなんて信じられません!!!

 

 

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こちらもウェグナー、AP621.

ローズバージョン。。。これ、革で張り替えたら、半端ない座り心地に。。。。

羽毛クッションですから!!

以前お客様に納品した同タイプのソファーの座り心地が今でも忘れられません。。。。。

 

 

 

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ローズの木目も間違いないです!!!

 

 

そしてでてきたのがこちら!!!

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ローズアームチェアー!!!

 

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一体誰のデザインなのか!!!!

構造を見ると、現地のディーラーの中にはイップ・コフォード・ラーセンではないかとか噂も。。。

私は、シート部分の造りは、カイ・クリスチャンセンのユニバースにいているな。。。

と思っています。

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アームの部分のデザインがこれまたえぐい!!!

 

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細部にまでこだわっています!!!!

 

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これまたジョイント部分に真鍮のパーツが鈍く光る!

実は、オーフスシティーホールからの出物だとか。。。

え!オーフスシティーホールって、あのヤコブセンデザインの?

ウェグナーの初期デザインのイスが置かれているところ????

これらのイスに合わせていた、3−4mにも及ぶローズのカンファレンステーブルは残念ながら(いや、前からおいて合ったけどかなり高額で手が出なかった。。。)売れてしまっていましたが、そのアームチェアーを10台!!!買い付けました!!!

これこそ他ではありえない!!

前述のクラインの椅子もそうですが、唯一無二のデザイン。椅子たち。

さらにこの重厚で圧倒的で余裕すら感じられるデザインは、きっと素晴らしい空間を創り出すお手伝いができ、更にはその座り心地はご自身の、また、お招きするお客様への最高の居心地を約束する椅子ではないでしょうか!!!

 

 

 

締めはこれ!

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オレ・バンシャー、セネターセット!もちろんローズ!

初日からやりすぎました。。。。

 

 

第42次 買い付け報告 フィンランド編10

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5月6月とかなり晴れ間が広がっていたようですが、私の滞在中には結構雨も降りました。農作物には良い雨だったようです。

ただ今までの日照り続きで影響が出て来ているようですね。

 

 

 

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まあ毎日買い付けかパッキングか。。。の生活。

数年前はパッキングももう少しスムーズにできていたような気がするんですけどねー。

 

最後の荷物を発送です!

 

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たまに時間が空いたら、毎日やっているフリマへパトロール。。。。

まあ時間も遅いですからボウズの場合が多いですけどね。。。この日も全く何もなし!!

 

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ホテルにいるのも辛いので、細かな仕事は外で。

いつもの水辺のカフェで、だらだらと。。。

 

 

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あっという間のフィンランド買い付けでした。

 

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ヘルシンキの空港内で唯一値段もリーズナブルなサーモンスープ。

次はデンマークに向かいます!

第42次 買い付け報告 フィンランド編9

それこそ買い付け後、ホテルの部屋はすごい状態に!

グッドデザインが凝縮されたすごい部屋!ともいえますが、間違って踏み外したものなら大惨事です!!!

 

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取り急ぎ簡単に梱包できそうな物だけでも箱詰めして部屋から追い出す!

いや!出荷!

 

 

 

 

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フィンランドに来て、ホテルとマーケット会場の往復の毎日。

 

 

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ホテルの近くでしたので、デザインミュージアムにティモ・サルパネヴァ展を見に行って来ました。

 

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これでもか!というほどのお宝が並びます!

オルキデアの最大サイズ、しかも背に削りが入ってシャープなイメージに!!!

 

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ガラスアートから日用品まで幅広くデザインしていたティモ・サルパネヴァですが、
今回の注目は何と言っても彼のスケッチや絵画でしょうか。

 

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もうスケッチなぞ見たときには鳥肌立ちました!

直筆の水墨画のようなものも、このレベルは普通の絵描きさんでもなかなかいないんじゃないかと思います。すごい才能ですね!

 

もともと、幅広くいろいろな分野・素材においてデザインしていますが、中でも芸術家肌だったのかな、と思います。

それにしても、ティモ・サルパネヴァ、タピオ・ウィルカラ、カイ・フランク。

ここまでの才能が3人も集まったら、本当に時代すら変えられるんではないかと思いますし、実際に変わったんだと思います

 

ティモ・サルパネヴァの商品も少し入ります!

 

 

 

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アロマグラス。ビンテージ。オリジナルボックス付き!!

 

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バードボトル。

あ、ティモは鳥が好きだったんかな?

結構、鳥の名を冠したデザインがありますね。

 

 

第42次 買い付け報告 フィンランド編8

一通りマーケット買い付けが終わり、次の日。

この日も再度マーケット会場へ!

個人的なアポイント!!!個人的だし、ヨウコに連れてってくれとも言えないですしね。

 

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美しきヘルシンキ中央駅から。

パーボ・ティネルの照明。実は1940年代に火災にあってオリジナルは燃えてしまったらしい。

これは50年代のもの。それでもすごい!!

 

 

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 駅で切符を買っていて少し手間取っていると、早速、フィンランド人のお助けマンが。。いや、美しいフィンランド・レディ。

 切符を買うことくらい、いつものことですが半年間空いているので以前どうやって買ったのか、少し手間取っていただけなんですが、まあ、教えてくれる、しかも美人だったらお断りする理由もなく。

 まじ、いい国です。

 

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連日のマーケット会場出勤。。。

鴨の親子。。。

 

まずは、彼がディレクションしているという展示会に。

『ABOUT CRAY』

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古い倉庫を改装してギャラリーに。

日光が差し込むと窓枠の格子からの光の陰影がとても神秘的。

 

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新たに彼がデザインして設置したというサンルーム。

外と、この古い倉庫との緩衝地帯的な存在。

外でもない、うちでもない、何と無くその曖昧な存在は、どこか日本的にも思えるのです。

 

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この展示に際し、彼は作家さんたちとたくさんの話し合いを持ったということです。

展示に対する意気込み、展示方法。。。全てにおいて勉強になります!

 元々はタピオ・ウィルカラとともにタピオ自身の展示をディレクションするのに世界各国を回ったほどの人。

 彼自身カイフランクの教えも受けているのですが、面白いのが、彼の親もデザイン関連を勉強していて、当時はカイフランクやグンネル・ニューマンがまさに隣で一緒に勉強していたとのこと!!

 もう、夢のような世界ですね!!!!

 私もそんなお話を聴きながら、夢の中のような感じでした!!!

 

 

 

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その展示会で気になった作家さん。

変な魚ばかり作ってる!!!!

 なんと買えるのこと!!!小さい子を一匹、日本に連れて行くことにしました!!

 

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近くでやっていたインスタレーションなどを見て、がっついた買い付けとはまた一味違った滞在をしてきました。

 

 

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レストランもあるのですが、お気に入りの元ランドリーの食堂。

なんだかわかりませんが、人参ぽいスープと黒パン。

白ワインとともに。。。グラスがイッタラ!!!!

 

 

行きは迎えに来てもらったのですが、帰りはお忙しそうで自分で帰りました。

っていうかバスは1時間に一本。電車も1時間に一本。

これがまた、バスの時間と電車の時間が全然リンクしていない!!!

1時間待ってバスに乗って駅についても、そこから3−40分待たなくてはいけない!!!

すみません、、、フィスカースの観光案内所のこれまた可愛らしい女の子に、タク、呼んでもらいました。。。。

 

 

 

ここまで引き延ばしてしましました。

 

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 実はお約束もありまして、、、、

 話は2年前から。。。

 彼ディレクションのキリッキ・サルメンハーラの展示会の際に問合せを入れた時にお会いしたのが初めてのご縁。

 その後も、ベルテル・ガードバーグの展示会にも行かせていただいたり、日本で出たカイフランクの本にも出たよ、、、とか教えてもらったり。。。

 そんなことを色々話していたら、「もしかしたら、君、ルート・ブルック好き?」みたいな感じで、「もちろん大好きです」とお答えしましたら、倉庫にあるかもしれないから見てくるよ。。。

 ということで、上記9枚、譲っていただきました!!!!!!!!!!

 

 皆様に早くお見せしたいです!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第42次 買い付け報告 フィンランド編7

タピオ・ウィルカラのデザインたちもたくさん集まりました!

 

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グラスセット!!!タピオ2204.

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オリジナルボックス付き!!!!

 

 

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 いかにもタピオ・ウィルカラ!という、美しいペーパーナイフ。ブロンズ。

 ペーパーナイフ史上、ナンバーワンじゃないでしょうか。

 

 

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 そしてPUKKO.

 こちらもなんとも美しいナイフ。。。。

 タピオ・ウィルカラの思いもこもったデザインです。

 

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そしてガラスたち。

ラインカットシリーズ。

 

 

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光にかざしたらこれまたやばいほど美しい!!!

個人的にはこの中央に向かってのラインの入りかたはかなり珍しいんではないかと思います。

撮っている本人、溜息混じりでの撮影続きます。。。

 

 

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タッティ。

小さなタイプ。可愛いです。

 

 

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そしてコームシリーズ。

バンブー小。

 

 

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リーフ。今回ひとまわり大きなもの、初登場!!!

 

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これは半端ない。

 

 

 

 

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そしてフェザー。。。。。陶酔レベル。。。。

まあよくこんなん作ろうとの思い付くわ。。。。。。

 

 

 

そして例の逸品。。。。

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タピオ・ウィルカラ、コーヒーサーバーセット!!!!

 

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銅打ち出しのボディー。

チーク無垢材を削り出した美しい造形の持ち手。。。

 

 

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トップの部分も同様に。

やけにスムースな可動部分。。。。

何度も開け閉めしたくなる、引っかかっているという感覚ではなく、素材そのものの微妙な重さが手に伝わり心地よい!

 

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内側はシルバープレーテッド。

ゴージャスな、唯一無二のデザイン、プロダクトです!

 

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オリジナルボックスは大したことないです。。。