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38次 買い付け報告 スウェーデン編3

 やはり、こういう所には見たことのあるディーラーたちも集まっています。
中には顔見知りもいますから、いろいろ話を聞くと、いま、ニールンドやスタルハンのシンプルな陶器がかなり盛り上がっているそうです。 そうです、あのいろいろの雑誌の表紙を飾っているようなアイキャッチなモデルたちです。
 なぜかディーラーたちは「今はスタルハンが熱い!」みたいな雰囲気になっている!
個人的にはどちらも好きなので、なぜニールンドではなくスタルハンなのか?
なにか彼らをここまで熱くさせる展示か何かがあったのか?
などなど、いろいろ詮索したいところはありました。

 

 

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 そうなんです!
 本来ならもう少し集まるはずなんですが、ニールンド。。。

 

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 何とかここまではゲットできましたが、みんな持ってかれたんかな?

 

 

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 ブルドッグ。リサ・ラーソン。

 

 

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 リンドベリ。フリーベリのスタジオピースは今回収穫ゼロ。
 ファイアンス・ドミノシリーズやエンディーブは見つけました。。。

 こっちも盛り上がってるのかな?

 

 

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  黒釉や焼き締め。

 いままで見過ごしてたんですが、良く見るといいですね。

 あまり仕入れないhoganasやほかのメーカーのものも仕入れてみました。

 なかなか、良いですよ!(今まで仕入れなったくせに)

 

 

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 こちらもUpsala Ekebyの白黒VASE!ぽってりとした質感と、この工房らしからぬ重量感。
 気に入りました!

 

 

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 一つ抜かしてほぼ同じ形なのに、真ん中だけRORSTRUND製。

ほか、GUSTAVSBERG.

 

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 そう!今熱いカールハリースタルハン。

ちいさなキャニスター。手造り。

 

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 ブリット・ルイス・サンデル。

前回逃した方!ぜひ!

 

 

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 マリアンヌ・ウエストマン。

 

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古い白磁のプレート。

 

 

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サイズはデミタスカップとコーヒーカップの間くらい。

 蓋付き!!ロイヤルコペンハーゲン。

 

 

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 アルネ・ランスレット。相変わらずよい作風。

 

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 フィンランドもの。

 ファエンツァ。

 

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  なんやといろいろ入っています。

 

 

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 チェルベリーも!

 

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 ビッグバン!

 

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  ルート・ブルックが手に入るまではこれで我慢。

 アンニッキ・ホビサーリ!

 完全にブルックの影響下ですね!

 

 

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BBCを観ていたら。。。
(いや、聞き流していたら、いや、ただ流していたら)

 

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 カイ・クリスチャンセンじゃあないですか!

 その昔、THE MAN ことジョン・F・ケネディがニクソンとの討論会で使用したウェグナーの「ザ・チェアー」。

 この、カイ・クリスチャンセンのNO、42もそのうち、オバマさんやメイさんが座って50年後くらいに「ザ・アームチェア」になっていますかね、、、ザ・チェアもアームチェアか。。。。

 

 

 

 それにしても、対談の設えもおっしゃれですねー!!

 わたしはあまりテレビは見ませんが、たまに間違って某ご当地チャンネルなどに合わせると、「ダサッ!!!!」っていう驚きのインテリアの中、放映してますね(笑)。

 まあBBCとは比べられないか。。。

 

38次 買い付け報告 スウェーデン編2

マーケットから戻ると早速梱包解き。

大きなマーケットですので、出会ったときのタイミングと、直感まかせ!
 勿論、値段が重要です!

 正直、ガンガン買っていくので、まあ途中からどんな商品構成になっているかなどまったく頭になし。このように梱包を説いた時に大体の全容が解ってくるのですが、まあ、ぶれずに買い付けて行けば最終的にはまとまりのあるものに(個人的な好みですが)なっているものです。

部屋は商品と、梱包材の山で凄い状態になります(汗)。

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  初公開!

 梱包材の山!

 左にちらっと見えるのはベッドのシーツです。
そうです、もともとベッドがこの狭い部屋の真ん中にあったのですが、こういう仕事柄、まず部屋の模様替え(笑)から始めます。
 一人で泊るのに、ベッド両サイドにナイトテーブルはイラン!!(即排除)
 真ん中に位置していたベッドは壁際まで移動!!

 そしてやっとこのスペースを確保です!!

 買い付け商品を6割くらい出した終わったところでこの状態。。。。

 うれし恥ずかしのすごい状態で、今後どう作業を進めていこうか呆然と立ち尽くしました。

 

 

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bersa

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red aster prunus

 

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salix black red colorado

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spisa  lime green

spisamarin

colorado

 

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 とてもシンプルなこのお皿は、グナーニールンドのデザインのもので、おそらく1930年代・40年代の物。。。
 そうは思えないパーフェクトコンディション。デッドストックでしょうか?

 フランベシリーズと言って、たしかニールンド個人の制作だったような。。。

 なんかそんなことをどこかの資料で読んだ気がします。。。。

 間違ってたらすみません。

 それにしても、フランベシリーズ自体、かなりレアなのに、このシンプルなお皿がこんな状態でこれだけの数が出るのは珍しいのでは?

 手書きの金の彩色が時代を感じさせる、良いものだと思います。

 

 

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piazza

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 pynta rosenfalt

 

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BOROも出ました。(ほか省略形ですみません。。。)

アダムのドットよりかなり薄い色目のお皿。
こんなシリーズもあるんですね。

そういえばグスタヴス美術館でリンドベリの展示があるようですが、あまり評判がよくないですね。

常設展にしても少し規模が小さいのか、なにか雑多な感じがするのか。。。

いつも思いますが、少し遠出してグスタヴスベリにいくより、ストックホルムの名店、モダニティーやジャクソンズを見たほうが断然勉強になるような気がします。。。。

 

もちろんまだ続きます。

 

 

 

 

38次 買い付け報告 デンマーク編4

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翌日の朝も良い天気でした。

ホテルの朝食も期待できそうになかったので、朝からチェックアウトし散歩。

水辺をどこか良いところないか探しながら駅まで徒歩で向かいました。

 

 

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途中その水辺にある一軒のお家。

この家欲しい!!

 

 

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結局、朝といっても午前中早い時間だったので駅前の街まで何もありませんでした。

 かわいらしいお家が並びます。

 梁のうねりが気になりますが、、、、(汗)

 

 

 

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結局、朝ケバブ。。。。。

 少し田舎だからか、値段もリーズナブルです。

ケバブだけで600円弱くらい。

 

先日のパン屋でパン二つにコーヒーで1000円払うのに比べると、さすがに安いです。

ちなみにこの時間は一軒しか開いてませんでしたが、正面にケバブ屋、隣もケバブ屋。
この地方でかなりの密度でケバブ屋が有りました。まさにケバブ・レッドオーシャン状態!

やはりそれだけデンマークも移民の方が多くなっているということですね。

 

コペンハーゲンに戻りました。

 

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ハンスオルセンのフットスツール。

先日の2シーターのお供にいかがですか?

 

 

 

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ピータービッツ。

 

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アルネヴォッダー。こちらは正真正銘アルネボッダー。

 

 

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ヨハネスアンダーセン(?)のテーブル。

 

 

 

 

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 カイクリスチャンセンのローズウッドチェアー。

 

 

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 ボーエ・モーエンセンのローズウッドキャビネットセット!!!

これで店の在庫を合わせるとかなり集まってきました。

 

 

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 少しペースダウンですが、週末に向けパワー温存です!!!

 

 

38次 買い付け報告 デンマーク編1

無事デンマークについています。

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デンマークもフィンランドと変わらず、薄曇り。

たまに雨が降ったりと、やはり肌寒いかんじです。

 

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買い付け初日。

 オリジナル・コーヒーにて朝食。

 

 ディーラーのところに向かいます!

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ヘニング・コッペル!!!

 

 

 

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イェンス・クイストゴー。
以前はたくさんあったんですが、最近はこんな感じですね。(汗)

 

 

 

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ロータス!

 

 

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プリンセス・グラス! ベント・セベリン!
小さなグラスですが、各20はあります。

 

 

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チーク・ソルト&ペッパー。

 イェンス・クイストゴー!

 

 

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たまに見るソーイングテーブルですが、こんなにいい状態の物、ひさびさに見ました!

特にデザイナーのものではないと思いますが、こういった普通のものが丁寧に使われて、
市場に出てくるのは最近では本当に珍しいです。

 価値を知らない人が良いものを持っていても、価値を知らないので扱い方を知りません。
このあたりのものだったら普通はおばあちゃんが使っていたもので、息子・孫が、「こんな古いもん要らんわ!」って言って、フリマーケットに二束三文で出すのがお決まりのコース。

 そこでラッキーにも二束三文で買った人は結局は二束三文での物 としてしか使いませんから、
私たちが通うような市場には、そんな人たちのひどい扱いを受けてきた家具がほぼ90%です。

中々ワンオーナ物ってないですね。

 まあ、ひどい扱いを受けたかわいそうな家具たちを日本に持って帰ってきて、職人さんの手により美しく蘇ったものを、再度皆様の前に出していくのが私たちの仕事なのですが、本国デンマークでも手をかけない良い状態の物しか買わないディーラーもいますので、デンマークの倉庫で寂しくそのままの状態でいるより、絶対に日本に来て、職人さんに直してもらって、いい人にもらわれていった方が幸せな家具たちも多いです。

他にも良い状態の普通のチークのダイニングテーブルもありました!

少し前だったら本当になんてことないことなのですが、ここまでこの時代の家具が少なくなってくると、
日本にいるときは、家具の手入れをするのに細かく隅々まで見て、手入れをしているものとして、
こんなことでも結構感動します。

 

 

 

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こちらは同じところで仕入れた、ロイヤルコペンハーゲンのタイル付ローテーブル。

通常はハスレヴ社の素晴らしいシャープなデザインのテーブルが多いですが、これはなんだか、、、、、

そのかわり激安でした。

 

 

 

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テーブルより高い、クリットガード!(KRITGAARD)

蝶番もローズウッド。。。。。

 

 

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こちらも、イェンス・クイストゴー。

美しいチークのトレイに、上の変形ボウル。

個人的にはか・な・り、レア!、、、、です。

 

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PH4・3のブルー。

 

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ヴェルナー・パントン。フラワーポット!!!

 

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 ピータービッツPETER HVITDのシルバーラインシリーズ!

 

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繊細なラインのデザインに、アルミニウムを挟み込むことによって、
チークの木部だけでの強度をよりあげている。しかもかッコよい!

ウルトラレアー(笑)です!

 

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店にもあるボーエモーセンセン。
今回はなんと、マホガニー!!!

 

 

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 モーエンセンの大きなチェストも出ました!

 

 

 

38次 買い付け報告 フィンランド編9

ややこしいアイテムのパッキングもほぼ終え、楽しみにしていた展示に! 前回のキリッキ・サルメンハーラに続き、大好きなルート・ブルック展に。。。。

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 そうなると天気も悪くなる。。。

 気にせず行ってきます。

 

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バスに乗り込めば、青空も見えてくる。

 

 

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バスで20分ほど。

エスポーにある、エマ美術館。

今回で3回目。タピオ・ウィルカラの木製オブジェの展示、ビルガー・カイピアイネンの展示。

どちらも素晴らしく、今回もはやる心を抑えつつ。。。。

 

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まずはコーヒー一杯。

こころを落ち着かせます。

 

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ここのところ、タピオ・ウィルカラ、ルート・ブルック、生誕100周年で、展示などの動きも活発になっています。

 

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 何とも目の毒。。。

過呼吸で体にも悪影響を与えそうな展示でした。

あー、あの時の出会い、逃した悔しさ、、、
その美しさへの再評価。また、今まであまり気にしていなかった比較的新しい、彼女の大作。。。

ため息を何回ついてもつきたらない。。。
やはりご夫婦でどこか影響し合っているというか、天才同志でしか理解しえない世界なのか、、、

タピオファンでもある私からすると、この場所で息絶えてもいいくらいの展示でした。。。

 

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 図録。

なんと、英語バージョンもある!

少なくても、このコラムを見ている方には絶対購入を勧めたい!!

美術館の人にも「日本のお友達に伝えてね」と言われたので、伝えておきます。
ネット注文できるそうです。

 

展示場内には貴重な1940年代のフィルムも放映されていて、 ルートブルックをはじめ、数々の私の大スキなアラビアアートデパートメントの作家たちと作陶風景が映されていました。

 中でも、女優並に美しいアウネ・シーメスに再度惚れ直しました。
いままであまり彼女の写真、無かったですよね。。。。

 

 

 

 

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 ここの所のヘルシンキの天候は変わりやすく、青空が広がったと思ったら暗い雲が広がってたちまち雨。。。みたいな場面も多々ありました。

 

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最終日、出発前に時間が有ったので、いつもの水辺のカフェへ。

ルート・ブルックの展示が有ったので余裕をもったスケジュールだったはずが、パッキングに手間がかかったのでかなりタイトになってしまいました。

 まあ、これも良いものとの出会いということで。。。。

 

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 結局あっという間のフィンランド滞在でした。。。。

Thank you ,Jouko Rekola.

まあ、かれはネット見ないと思うけど。