タグ別アーカイブ: 京都

HANS WEGNER CITY HALL CHAIR & SIDE CHAIRをホームページにアップしました!

ホームページに椅子たちをアップしました!

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まずはローズチェアー!

なかなかの木目です!ケシカラン!

張り替えも完了!生地はデニッシュ・アート・ウィービングのLYNGVIGを使用!

ウール主体の組成の生地で表面に少し起毛を施していると思います。
温かみのあるグレーベージュな色合いはとても女性らしい優しい感じもしますが、
ローズの椅子に合わせることによって、どこかスタイリッシュさも加わった感があります。

シート高が42cmということもあり、どなたにも会いやすい椅子だと思います。

 

そして!ついに登場!

 

 

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ウェグナーのオーフス・シティーホールチェアー!

織田先生のウェグナー100チェアーにはこれのアームチェアバージョンが載っていますが、
そのイージーチェアーバージョンです。

 

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現地買い付け時。。。。

 

 

 

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基本オリジナルに忠実に張り替えてもらいました。

ただ、オリジナルは生地張り、張り替えは縫いにくい本革にて。

職人さんも大変だったと思います!

 

 

 

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仕様も通常ビンテージで売っているウェグナーの椅子とはだいぶ違います。

こんな構造、見るだけで楽しいです!、、、すみません!職人さんは面倒ですよね!

よくここまで丁寧に仕上げてくれました!オリジナル以上のクオリティーに昇華しました!

 

 

 

HANS WEGNER GE280 3 SEATER アップしました!

HANS WEGNERのGe2803シーターをアップしました!

 

 

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いままでの290のようにクッションを3列並べるスタイルから、
このようにそれぞれシートを独立させたスタイルへ。

木製のフレームでクッションを受ける仕様から、金具でシートをそれぞれ支えるデザインにすることによって、一気にシャープで圧迫感のないデザインに生まれ変わりました。

少し革新的な感じもしますし、アームの部分のデザインなんかは、ウェグナーにしたら攻めてるような気がします。

290にもあるような少し低めのシート配置がスペースをよりスッキリと。
また低重心の安楽性。

 

 

 

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メタルのパーツも、ウェグナーらしくないような気もしますが、彼のCH23のような契りすらデザインに!というウェグナーなら、メタルのパーツやそれこそネジ一本までもデザインの一部としてしまう、、、考えると、彼らしいデザインなのかもしれませんね!

 

生地はデンマークのケアロップヴァヴェリを選びました。

白木のオークに逆にブラックのZIBAGO.
引き締まった感じがします。

ブラック単色ではなく、表面の糸に含まれる染まりきっていない繊維なのかが、
まとわりつくような感じに生地表面全体にあります。裏糸にはブラウンを使うなどして、表面感に奥行きと色めの深みをしっかりと表現できた、他に類を見ない生地だと思います。

椅子張り職人がじっくりと取り組んでくれたこともあり、なかなか他では見れない仕上がりになったのではないでしょうか?

ぜひ実際の商品をご覧ください!

 

BM61 by Borge Mogensen No.350 Peter Hvidt Olra Morgaard Nielsen ホームページにアップしました!

ホームページにBorge MogensenのBM61と、Peter Hvidt&Olra Morlgaard NielsenのNo350アームチェアーをアップしました!

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まずはモーエンセンの椅子。

シンプルな構造ですかジョイント部分などには見所満載。

畳摺りのベース構造からも日本の建築にもうまく調和するデンマークの名作と言える椅子だと思います。
(以前、建築家の方だと思いますが、「そんなに高いんですか?簡単に作れそうななのに!」みたいなことを言われた時は閉口しましたが、、、)

他細かい部分はホームページ、もしくはご来店の上ご確認くださいね。

 

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なぜ、ホームページに2台紹介したか、、、、

実はラタン張りの職人さんに違う時期に張り替えをお願いした事もあったのか、ラタンの太さが違うことが発覚!

左が5MM、右が6MMです。

通常5MMで張り替えを依頼しているのですが、依頼時に指定をしていなかったよう。今になっては想像でしかありませんが、オリジナルが6MMだったのだと思います。

お客様に2台欲しい!と言われた場合は、またもう一台作らなくてはいけませんが、見た目の印象がこんな感じで変わってくること、良い勉強になりました。。。(あくまでポジティブ。。。)

ある職人さんにいつもお願いしていますが、張り替えには数万円かかります。。。

まだその職人さんを知らない時に、ネットで色々ラタン家具を扱っている家具屋さんに張り替えの問い合わせをしたものです。
(結構あるもんですよ、ラタン家具屋さん。)

ただ総じてみなさん言われるのは、「うちでは張り替えはしていません。。。」
いえいえ、、売るだけで、のちのメンテナンスはほっぽり投げですか?、、とまでは言いませんが、なんかいやな感じ。。

流行りでラタン家具を提案しても良いですが、その後のアフターケアーも責任持他ないと、後々ゴミになるものを売ることになります。

まあ、職人さんもよくここまで綺麗に張ってくれると思います。
こんな技術がずっと続いたら良いと思っています。
私だったら、「倍払う」と言われれても、こんなに綺麗に張るための精神力が続かないと思います。。。。

 

 

 

 

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続いてピータービッツ 、オルラ・モルガード・ニールセンのアームチェアー。

 

 

 

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埋め込みのローズがなんともケシカラン!

それにして上記モーエンセンの新品のラタンと、今回のこのビンテージのラタンの色の違い!Soborgにて1957年のデザインですから、どうでしょう?このラタン。。。
60年前?そんなことないか、、、いや、、でも、、、そんな雰囲気を醸し出しています!

モーエンセンで今後60年の経年変化を感じ観るか。

ピータービッツ で60年前の風格をそのまま感じるか。

 

またぜひお店にてご鑑賞ください!

 

 

 

 

ホームページに家具をアップしました!

せっかく涼しくなったと思ったのですが、今日などは少し湿気も感じて蒸し暑かったですね。

朝一に宇多野で少し作業しただけで汗だくになりました。
暑さのせいか、歳のせいか、お酒の飲み過ぎのせいか判りませんが。。。

 

ホームページに家具をアップしました!

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SVEND LANGKILDE。

スヴェン・ランキレのデザイン。調べましたら、LANGKILDE MOBLER製。
そう!自分自身の家具工房なのかな?
その作りは四方隅のバタフライパーツは全て無垢材にて!!
足も無垢で畳摺りに組まれている!!!
抜きにはブラスのパーツが!しかも溶接部分が美しい始末!!

美しい真鍮の蝶番がかなりの見所になっていますが、そこに使われているマイネスネジの位置が全て同方向で収まっている!

もう変態の極地とでも言いましょうか、もう全てにおいて突き抜けています。

デザイナーのやりたい放題を叶えるために、自身の会社でやっちゃいました!って感じでしょうか?(笑)

 

 

 

 

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ハスレヴのトロリー。

こちらもローズでニルス・トーソンのタイル付き!

かなりレアですが、ランキレの前に霞んでます。。。。

 

 

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こちらはオーレ・バンシャー。

一見なんてことないテーブルと見られがちですが、その構造といい、作りといい、よく見れば見るほど、そのエレガントさが滲み出てくる作品です。

個人的には天板下の袴部分にあたるパーツ、表面はマホガニーの合板で合わせていますが、内側にはこれまた美しいオーク材が、、、

その木材のコントラストすら、ため息ものの美しさです。。。

 

 

 

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ダイニングテーブル。

ローズの木目が美しいテーブルです。木目の取り方もあるんでしょうかね。
天板の薄さと下部の袴が薄い分、とてもスタイリッシュに、濃い木目ですが圧迫感のないテーブルに仕上がっています。

身長板が天板の裏側に収納できるのも嬉しいです。

細かい部分はホームページにてもご確認可能です。

ただ写真だけのネット購入決定はお勧めしていません。

まだ京都にしかありませんが、折角の実店舗営業。
お客様にはしっかり実物を見ていただき、私たちも合わせてしっかり説明させていただきます。

ぜひ実店舗へのお越し!お待ちしております!

 

織田先生を訪ねて。。。

京都はここのところの大雨続きで、どこか秋の気配を感じさせる気候になってきました。

数日前までは、まさに灼熱地獄という言葉がぴったりの災害的暑さ。

特に午後西日が入って来る時間帯になると、京都ならではの東西南北の通りにぴったり角度を合わせ西から照りつける太陽は、東西に歩く人には逃げ場がない感じで容赦なかったです。

7月の買い付け前、デンマーク椅子の蒐集家としても有名な織田憲嗣さんから、「フィン・ユール展が始まります。」とお知らせを頂いていて、お盆に今回は思い切って家族旅行を含めた北海道ツアーを決行してしまいました。

 

 

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流石にピーチ。。。関空に第2ターミナルがあるなんて!知らなかった!笑

 

新千歳からはレンタカー!
店員の愛想のなさにイライラしながらも(一番安い車だからしょうがないか!)
(コペンハーゲン空港のレンタカー屋さんのお兄さんの爪の垢を煎じて飲ませたい)

早速出発!

 

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旭川の道をひた走る!信号なし!

ただただまっすぐ!そして90度曲がって、またまっすぐ。

そして90度曲がって、またまっすぐ!

 

 

 

 

 

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織田先生と「東川町せんとぴゅあ」近くにて待ち合わせ。

素晴らしい図書館。

東川町は「写真の町」を謳っていますので、植田正治作品集なんかもバッチリ揃っていて、羨ましい限り。

素晴らしい図書館といえば先日訪れたヘルシンキの新しい図書館が記憶に新しいところ。

せっかくみんなの税金使うんだったら、こんな使い道が良いような気がします。

 

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緑の芝生のグラウンド。

東川町の子供達も喜びそう!

 

 

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綺麗な図書館の中には

 

 

 

 

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織田さんのコレクションも並ぶ!常に何か並んでいるらしい、、、羨ましい!

 

 

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これは織田さんのミニチュアコレクション!!!

こんなのに囲まれて育っていったら、また、面白い若い子たちがここ東川町から世界に巣立っていきそうですね。

 

 

隣にはギャラリーがあり、ただいまKNOLLの展示が開催中。

会場にてKNOLLから特別に許可をもらい上映されているフィルムにはベルトイアやプラットナーのワイヤーチェア、ミースのバルセロナの製作風景が。

今まで木工椅子中心でその作りとか構造に注目していましたが、ワイヤーチェアやバルセロナなどのメタルの椅子については、生産品という観念が強く、その製作に費やされる手間隙のようなものには余り気を向けていませんでしたが、このフィルムで、まさに目から鱗!

こんなフィルム見てしまうと、やっぱりベルトイアも欲しい!バルセロナも欲しい!ってなりますよねーーー!!!

織田さんの気持ち、、、良く解ります!笑

 

 

 

 

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わたし個人的希望より織田さんと記念撮影!笑

 

この後、待望のご自宅訪問!

本や雑誌では何度も拝見したことはありましたが、やはり実際に行くとすごい!

これまた貴重なお話たくさん聞け、あっという間に数時間が経ってしまいました。。。。

私が2002年にビージェネレイテッドを始めた当時、まだ10坪のお店だった時に、どこでお調べになったのか、「こういったもの探しているのですがありませんか?」と、お問い合わせがあり、以来、貴重な資料を頂いたり、ご来店の際には貴重なお話をお聞かせいただいたり。

もちろん、当時売り上げがなかった時代には経営的にも本当に助かりましたし、おそらくここまでマニアックに東京ではなく京都で続けてこれたのは、偏に織田先生のおかげと言っても良いかもしれません。

まさに私の中でのスターとのお話。こんなにときめいたのは久しぶりです(笑)。

織田さんとのお別れは名残惜しくも胸高ぶったまま、旭山動物園に残していった家族を迎えに(汗)戻りました。

 

 

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最終日、フィンユール 展も見にいってきました。

しかし織田先生ご自宅の衝撃が強すぎて、、、、