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第47次 買い付け報告 デンマーク編3

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やっと晴れました。

せっかくここに来ているのだから、滞在中はこうであってほしい!

最後の数時間だけこの空気をじっくり堪能!

 

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美しい建物

 

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せっかくなのでゆっくり朝食を取ってオーフス駅に向かって出発です!

 

 

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オーフス駅。

巨大PHランプ。

 

奥にもずらりとPHランプが並んでいる美しい駅。

 

 

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電車で移動。

 

 

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気になっていたディーラーへ。

数年前に一度来たことがありましたが、以前は倉庫も狭く、商品もほとんどなかったのですが、小k最近SNSなどを見ていると、以前とは様変わりのとても流行っている感じで、ショールームまで出している勢いっぷり!

 

 

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倉庫

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チークビューロー

 

 

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PH5レッド!

 

 

 

 

 

 

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Soren Ladefoged(なんて読むんだろ)のローズハイバック!

フリッツハンセンのアルフ・スヴェンソンと同じですよね?

 

 

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トービヨルン・アフダル。

 

 

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謎のローズチェアー。

 

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なかなかの木目。

 

 

 

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SEMI ホワイト。

 

 

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モラー77.

ビージェネ的には珍しいチーク、ペーパーコード仕様8台セット。

こんな感じの仕入れでした。

以前あったのはパートナーの方で、今回はもう一人のディーラーさんでした。

メールのやり取りだけではわからなかった人柄の良さも感じれて、また次回にお願いするかもしれません。

 

 

 

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コペンハーゲン中央駅到着。

デンマークの国旗とウクライナの国旗が交互に。

やることがいちいちかっこいいけど、首都中央駅にこういった設。

口だけの国とは、本気度が違います。

 

第47次 買い付け報告 スウェーデン編2

今日はいつものお世話になっているディーラーさんと会う約束。

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陽が上がるとだいぶマシですが、風が吹くとやはりまだ3月のストックホルムは寒いです。

クリーニング屋から引き取りできなかった買い付け必須のジャケットがなくても、なんとか耐えれる感じです(涙)。

 

早速ディーラーさんの倉庫へ。

 

 

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残念ながらこのディーラーさんは、このアンティークの商売から身をひくそうです。出会ったのはもう15年以上じゃないですかね。わたしも当時は30代。お互い歳もとりますよね。ディーラーさんはいつも一人でこの仕事をしているから、さすがに身体的にも家具を運んだりというのは難しくなってきたそう。

ふと紹介してくれた商品が、ばっちり私の琴線に触れてくる様な仕入先っていうのはそうはないですよね。

世の中も私が始めた頃の様なアナログな感じから、かなりネットを中心とした情報戦ににありつつありますし、今後もなかなか難しくなてっていきそうです。

 

 

 

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まあそれにしても、サラッと出してくんね!

アクセル・ケアーズゴー。デンマークでも最近見ませんよ。

 

 

 

 

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定番のPH4なんかも。

また数日後にもう少し倉庫を整理してからもう一回会おうということで、取り急ぎ手前にある物たちから発掘していきます!

 

 

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SIGURD PERSSONのデザイン,カトラリーたち!

ヘルシンボリのH55で発表されたデザインです。

 

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なんていうんですかね、こういうのって初見で「あ、いいな」と思います。

シンプルなデザインという言葉では表しきれない、私が尊敬する人たちがよく使う言葉で、デザインに色気がある、、、とでも言いましょうか。

 

 

 

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たまたまホテルで借りたスプーンと並べてみました。

躍動感が違う!

というか、ならべちゃダメでした。

写真の様にたくさん入荷しますよ!

 

 

 

 

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そしてまさかの。。。。

 

 

 

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ローズにブナ材を挟み込んで、究極に薄く削り込んでペーパーナイフに!

ジョニー・マットソンさん、そこまでやるか!という変態的なデザインです。

意外にもストックホルムでローズにまみれてます。

 

 

 

 

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謎のグスタヴスベリのカップアンドソーサーたちと可愛いテーブルランプ。

また次回のミーティングで何が出てくるか楽しみです。

名作ランプ ターヘル・アナトミア

デンマーク、いや今や世界中の食卓をかざるデンマークの名作ランプといえば、
ポール・ヘニングセンデザインのPH5ですよね。

ビージェネではオリジナルのビンテージアイテムのみの取扱。
(ビンテージショップですから)

今のPH5との主な違いは、やはり、最下部のプレートがガラスでなく『金属プレート』であること。(いまでも金属のものあるんですかね?)

ビンテージでしかないカラーバリエーションも魅力ですね。(一部復刻したものもある)

ビンテージ市場で一番レアなカラーはやはり、レッド。

そして、パープル < ブルー < ホワイト、って順番。

レッドは、一見少しきついかな?と思いますが、実際に点灯してみるとこれまたシックに、大人な雰囲気がでてとてもヒュッゲ!!ビージェネでも人気!

本当にどのカラーもとても美しく、魅力的です。

 

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ビージェネでもこの災禍で買い付け行けてない割には、まだまだバリエーションありますので、また、是非皆さん、見に来てくださいね。

 

 

それにしても、この約20年。
長年ランプのお手入れなどしていますと、おなじPH5でも色々なタイプがあることに気づきます。

 

 

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まずは、仮にこの写真のものをタイプAとしましょう。

 

 

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今の現行のモデルと同じボディー。

もちろん最下部はメタルプレート。

 

 

 

 

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ただし、トップのパーツがとても簡単な感じ!!

コードの長さを多少調節することによって、ボディーの内側の電球発光部分をどれだけ下部に近づけるかで微妙な光量調節ができます。

 

そして次。

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タイプBとしましょう。

タイプAの1枚目の写真、上部から見た図で中央の赤い筒状の部分が、タイプBではトップの部分になっています。

 

 

 

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こんな感じ。

タイプAと比べたら、Bの方が作るパーツが一つ多いですね。

上の写真のBのトップパーツの下部の筒部分をなくして、Aのようにボディーの上部のパーツとジョイントさせてしまったほうが、合理的に生産できそうです。

なので、おそらくこのBの方がAよりも古いものだと思います。

 

 

そして最後。

 

 

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タイプBと同じトップパーツなんですが、、、、

 

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内側には謎のバネつきのパーツが!!!!これはタイプCとしましょうか。

電球の大きさって、ワット数が違うと変わってきますよね。
100W電球の方が20W電球より少し大きい。

まあ、100wと60wの大きさはおそらくそんなには変わらないと思いますが、そういった多少の大きさの違いををこのバネで調節。というよりは、全ての電球をバネでボディー下部のメタルプレートに押し当てるイメージだと思います。

タイプCのバネを省略したのがタイプBですね。ということでCの方が古い!

もしかしたら!これがPH5デビュー当時の1958年モデルかも!

 

名作ランプ ターヘル・アナトミア、、、、次回があるかどうかは未定です。

 

 

 

ホームページにランプたちをアップしました!

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ホームページに照明たちをアップしました!

今までなかなかホームページにアップすることが少なかったカテゴリーですが、改めて一つ一つに注目してその詳細を調べていくと本当に面白いですね。

こんなことを言ったら失礼ですが、デンマーク国内、たかだか500万人ほどの人口のマーケットに向けてこんなに多種多様な照明が生まれていたなんて!
本当に信じられない素晴らしい世界です。

中には「こんな照明、だれが使うのか!しかも暗いし、しかも重いし!」
まさに500万分の1にも当てはまらないようなターゲットを意識したデザインだったり(笑)。

またまた、それぞれの照明にデザイナーがいて、今回もこのホームページ初登場のデザイナー、JORGEN BOさんとか、また同じJORGENですが、HOJさんとか!!

ハンスウェグナー やフィンユール が照明をデザインしていることはすでにご承知のことだと思いますが、私が大好きな椅子をデザインしているエベ&カレン・クレメンセンご夫妻は照明をデザインしていたんだ!とか!
(ちょっと、椅子のデザインとは少しかけ離れたデザインですが)

このステイホーム・自粛時期に学ぶこと、事足りませんね!!!!

天井一面に蛍光灯ががっつりついた世界に住んでいる私たちには、PH5のようなヒュッゲな光は物足りないかもしれませんが、もともと日本は蝋燭の炎の揺らぎや障子から漏れ入る月明かりなんかを愛でていた人種です。

ある意味、陰影礼賛、侘び寂びを備えたこれらの照明、ぜひチャレンジしてみたらいかがでしょうか!