新店準備

   以前から第2店舗やらといろいろお話していましたが、つい先日やっと決まりました。以前コラムにも書きました通り、第一候補であった物件については色々なトラブル続き。人を介してのやり取りに本当にうんざりしましたが、今回はあるお客様からのご紹介。トラブルがあってからはかなりブルーな状態でしたが、心機一転頑張らねば!という思いがありました。おかげさまで、これこそ何かのご縁と思える物件にめぐり合うことができました。
 70年代の古いビルですが、今の店舗よりかなり「いわゆる町中」です。京都中京区麸屋町六角上がるFSSビルです。ビルの内装も「ここのオーナーこだわってるな!」というエントランス。一階の物件が半地下になっている分、私の入居する2階も中二階程度。家具の搬入出も問題なさそうです。   
    階段を上がると、70年代をほうふつさせるモチーフが。この奥がうちの店になります。
 店舗はコンクリート打ちっぱなし。ご承知の通り内装にかけるお金はありませんから全部自分たちで作業です。コンクリート打ちっぱなしはものすごくペンキ塗りに時間がかかることを、今更ながら痛感しました!朝一番からペンキ塗り。昼前に昼食を食べ急いで帰宅。ペンキでいい感じにビンテージ風になったユニクロのフリースで二条店に立つことはできませんので急いで着替えて13時からいつも通り営業。ちなみにスタッフの田口君は倉庫で家具の手入れの日々から、毎日ペンキ塗りの日々を送っています。 
    もともと18日くらいには麩屋町店をオープンさせたいと思っていましたが、それはとても甘い考えだったということが分かり、今のところクリスマスくらいにはオープンできるかな?などと思っています。またこちらで報告いたします。
 近くには老舗旅館「炭屋」。修学旅行生御用達の新京極通りより3本西、中央通りの四条通からすぐですが、思いもよらない静かで落ち着きのある通りです。 
    麩屋町六角角には100円パーキングが。(専用の駐車スペースはありません。料金はお客様負担になります。)
この世の中デフレと言われております。「もの」が安いということは良いことです。ただ、それにクオリティーがついてきていると言うかどうかは別問題です。一方で私も含め中古家具をヴィンテージと祭りあげています。ただ、今では考えられないような素材の良さ、ローテクの昔だからこそできる手作業・手作り感が、古い中古家具が故に、リーズナブルに見つけることができます。そんな家具たちをもう少し皆様に見やすく紹介できないかと思い第2店舗目を決めました。今後も100万のフィンユールやウェグナーは扱うつもりもありません。今まで通りブランドや名前にこだわらない名もない上質でリーズナブルな家具たちを扱っていきたいと思っています。もちろん今まで通りごっちゃリ感は失うことなく「今までよりすこし見やすく」がモットーです。皆様と良い家具とは何かを考えながら今後も仕入れ販売していきます。また、一方で、ビージェネレイテッドはマニアックに「北欧クラフト」を蒐集しているお客様たちに支えられています。2条店では私の陣取るカウンター横の「そういったお客様」ご来店時のみ電気をつけてもらえるショーケースの中にひっそりと彼らは佇んでいます。そんな「彼ら」を舞台デビューさせたいです。麩屋町店は少し広いスペースですので、そこでゆっくり展示方法を考えながら展示していきたいとい思っております。現状の二条店の「玉石(笑)」達をすべて一気に麩屋町店に移動することは不可能です。すこしづつ移動し、来年2月くらいには麩屋町店に移動完了となると思います。今後、麩屋町店は岩井(+新スタッフ)、二条店は田口(+新スタッフ)の体制でお客様対応していきます。今後ともよろしくお願いいたします。