奈良 紀寺借家 なおし展

    買い付け報告の途中ですが催事のお知らせ。
といっても場所は「奈良」。
「紀寺借家 なおし展」
2月11日から14日まで。
古い借家を改装しいまの人の暮らしを表現。また、近隣の同じく古い借家にインスタレーション。「時代を超えた豊かさの意味を問う」企画です。
詳しくは
"こちら"まで。

当方も京都にある借家住まいですが、夏は暑い!2階は蒸し風呂のよう!
逆に今の時期、寒い季節になると、どこから来るのか?床下か?窓の隙間か?いや、押し入れの中からか!暖房をかけてもどこからか冷たい風が。
3歳になる息子が足にかさぶたのようなものを作っていたので、定期健診に病院に行ったついでに見てもらうとなんと「霜焼け!」(笑)病院の先生も今時珍しいと苦笑いです!
たまに近くに住む親戚のマンションのお宅に伺い息子たちを遊ばせると、うちの子供たちだけがほっぺを真っ赤にして、「おまえらどっから来たん?」と突っ込みたくなる程。

はっきり言わせてもらいますが、古い家は「やはり住みにくい!」(笑)
ただ、なんでしょうか?この離れがたい感覚、この満足感。

 コラムにも何度か書いていますが、京都では周りにある古い町屋がどんどんつぶれています。町屋保存といっても、いわゆる良い町屋には私ら平民には手の届く値段でもなければ、家賃でもないので縁も無い。リフォームを頼むにしても素人相手に法外な値段を見積もる業者。結局は外資の手によってこぎれいな店になったり、レストランになるだけです。地の人が手がけることは稀です。
古く借り手の無い家は持ち主にとっては管理が大変でしょう。いっそのこと取り壊し駐車場にした方が断然よいに決まっています。その現状を私の方な外者で持たざる者が遠巻きに批判めいたことを言ってもまったく意味がありませんが、今回のこの企画には「持ち主」であり、建築家である主催者の方が一枚も2まいも噛んでいるのと、いつも素晴らしい室礼をされる方が企画されたものですので、どう料理されたのか。

「時代を超えた豊かさを問う」。。。。非常に興味深いです。

京都からは少し遠いのですが、私も何とか時間を取って見せていただきたいものです。