カテゴリー別アーカイブ: デンマーク・ガラス

第48次買付報告:デンマーク編2


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なかなかすっきり晴れませんが、こんな景色も美しいです。

 

 

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朝食。相変わらず客私一人。。

 

 

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コペンハーゲンに帰ります。また早くここに来たいです。

 

 

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オーフス空港。

デンマークなのに、フリソ・クラマー。。。。。

 

 

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少し早めにディーラーに送ってもらったので、ゆっくりとビールでも飲んで飛行機を待ちます。

 

 

 

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オーフスからコペンハーゲンへ!

 

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まだ時間があったので、荷物を部屋に置いて、ハンティング!

フィンランドでもそうだったのですが、デンマークでもゲリラ豪雨が毎日のように。。。

日が照って暑いと思ったら、雨で一気に気温が下がる!

服装が難しい。。。。基本暑がり。暑いのが嫌で基本薄着なので、結構肌寒くなる時間がまだ多いです。

 

 

 

 

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また日が照ってくると、一気に体感気温も上がります。

 

時間の関係で周辺しか回れませんでしたが、収穫で汗だくになるほどではありませんでした。。。。

 

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美しくも手の込んだホルムガードのグラスたち。1940年代のヤコブ・バン。

 

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こちらもヤコブ・バン。

ブラウンなのかパープルなのか、吹きガラス。

とてもエレガントで繊細なシリーズです。

 

 

 

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今日の夜ご飯はイタリアからのパンチェッタとタリアッテレ。

レストランで食べたパンチェッタのパスタが半端なく美味しかったので、その味の記憶をなんとか形にしたかったのですが、その深い甘みが再現したく、玉ねぎをたくさん使ったのですが、逆に甘くなりすぎて、まああとは、味にパンチがない!

ただ、ソースとパスタの間に細かくちぎったモッツァレラチーズを入れていて、それがこの味気ないパスタに深みを与えてくれていて、パンチェッタ自身もめっちゃ美味しくて個人的には大満足の出来でした。

パンチェッタとベーコンの違いも知らなかった私には、この味は衝撃で、こりゃ、イタリア料理にもハマりそうです。。。なんの報告だ?

第48次買付報告:フィンランド編7

いろんな視点で探すと、これまた良いもの探せます。

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なぜか、ビング・オー・グロンダールの湯呑み?キャニスター蓋なし?
ヘニング・コッペル。

なんで?しかもこれだけ。。。。

 

 

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ホルムガード。

デンマークで見かけるオット・ブラウアーとペア・ルトゥキンのカーナビーヴェイスですが、この黄色はデンマークでもなかなか見られない色!!

 

 

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そしてイタリアのアンティークでしょうか?

蓋の部分はシルバー?

ヨウコ・レコラから譲ってもらいました!さすが師匠、こんな美しいものを見逃すわけない。抜け目ないです。

 

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アンティークのリム付き器。

ティモ・サルパネヴァの作品にも通じるデザインですね。

 

 

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アンティークのグラスたち。

 

 

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かっこいいんだけど、この窄まったそこの部分にまでしっかりと飲み物が入るデザイン。

洗い難いこと必須!!!

 

 

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そしてなんの変哲もないグラスたち、

おそらく1950年代くらいの、カイ・フランクのプレスグラスと同じような年代の無銘のものでしょうが、こんな飾りのないシンプルなものでも、しっかりと作ってある。

こんなグラスが飲み屋のビールグラスだったら嬉しいですよね。

いやいや、こういう発想だからダメなんだ。カフェで出たらいいですね。

 

 

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こちらも極渋のグラス。いやグラス?

 

 

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アンティークの飾り。ヨウコとおそろで買ったやつ。

 

 

 

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真鍮の壁掛けキャンドルホルダー。

こりゃ使ったところ想像するだに美しい!!

 

 

230704-010オイヴァ・トイッカの巨デカサイズのファウナ。

 

 

 

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ユキ・ヌンミ。

フィンランドでもローズを探す!

 

 

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ベルテル・ガードバーグのライオン。

人気のかわいいオイル・サーディンフォークも入荷!

今まで仕入れたもの全部売れてるけど、みんな使ってるんかな?(笑)

 

 

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そして、大量のガードバーグ・カトラリーたち。

とりあえずセットも何も考えず全部買ってきたので、また帰国次第振り分けます(汗)。

 

 

 

 

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ティモ・サルパネヴァ。

 

 

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久しぶりに美しいフィンランディアも。

木型を使った吹きガラスの作品。

ガラス面と接する木型の内側部分を焦がして、このような表面間に。

個人的にはティモ・サルパネヴァのデザインの中でも一番好きなシリーズかもしれないです。

夏に向けて良いですね。(夏までに届けばいいけど)

 

 

買い付けに行ってきます!

3月2日より買い付けに行ってまいります。

買い付け期間中は、寺町店は通常の水曜日休みに加え、木曜日もお休み。
土日祝日は通常20時までですが、18時まで。

また、宇多野福王子店も少しイレギュラーな動きになりますので、必ずご来店前にお問合せの上、ご予約お願いいたします。

3月31日より通常営業となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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寺町店窓辺のウェグナーの棚の模様替えをしました。

ホルムガード歴代アートディレクターのデザインを並べました。

ペア・ルトゥキンのGLAS IS LIFEやDANSK GLAS1925-1975などの書籍と併せてみると、これだけでも見応えある、マニアックな展示になってます。

不在中もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ホームページに花瓶達をアップしました!と、阪急うめだ本店での展示のお知らせ。

ホームページに花瓶たちをアップしました!

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ホルムガードのカーナビーヴェイスたち。

ペア・ルトゥキンやマイケル・バンが多用した、カラーガラスと白色ガラスの二重構造の作品で、その製造工程がややこしかったようで、数年しか続いていないシリーズです。

その分、現地でも数も少なく、人気のコレクターズアイテムになっています!

 

店にはまだまだ他の形など多数ありますので、またぜひ実物をご覧になりにきてくださいね!

 

 

そして少しクラシックなホルムガードでの作品。

 

 

 

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波打ったような凹凸のあるガラスを少しねじり上げたような作品。

非常に美しい揺らめく水面のような効果が生まれています。

 

 

 

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ホルムガードの作品年鑑には全く同じものはないのですが、どこか似た雰囲気のあるものが1934年のヤコブ・バンの作品にありました。

デンマーク語ではっきりとはしませんが、ヴィオラブルーというシリーズ。

リムの部分の感じとなんとなくシリーズ名からくる雰囲気が合っているような気がします。

ブルーがかったグリーンのうつくしい花器です。

 

 

 

そしてこちらもホルムガード謎シリーズ。

 

 

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こちらもグリーンの色目がなんとも言えずうつくしいシリーズ。

通常型吹き技法でしたら型の内部にガラスを吹いて作成しますから、型とガラスの接地部分、ガラス器の外側表面に型が出るはずなのですが、こちらは内側に凹凸ができている。

それがうつくしい表面効果をもたらしています。

ペア・ルトゥキン1940年代の初期作品やそれ以前のヤコブ・バンの作品にはサインがないのでなかなか判別が難しいです。

 

 

 

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ホルムガード作品年鑑には1937年のヤコブ・バンの作品が近いような感じです。

 

 

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ただ形的には個人的にはペア・ルトゥキンのものに近いと思うのと、こちらはペア・ルトゥキンの作品集、『GLASS OF LIFE』の最後にある自筆の作品データより、1943年のものではないかと思っています。

 

 

 

 

そしてフィンランドに飛んでカイフランク、サルガッソシリーズ。

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気泡を含んだガラスを使用した少しプリミティブなデザインのシリーズです。

 

 

そして、オイヴァ・トイッカの作品たち。

 

 

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これから春に向けてお花も美しくなる季節ですね。

それらに北欧ビンテージの花器たちはいかがでしょうか!

 

そして、なんと4月には再度、阪急うめだ本店にて展示させていただきます。

今回は7階のリビングフロアーにて4月14日から27日まで!
コトコトステージ71というスペースにて『Enjoy plants in my stlye』という題目にて。

グリーンを取り入れたライフスタイル提案で、自分のお気に入りに囲まれてグリーンを楽しもう!
という企画です。

そのインテリアコーディネートにビージェネのビンテージ家具・雑貨たちをピックアップしていただきました。

まだまだ安心できない時期が続きますが、4月にはもう少し落ち着いた状況になっていること祈りながら、お近くの方はもちろん、もし遠方の方でも関西方面にお越しのことがありましたら、ぜひ覗いてみてください!

 

 

 

 

PER LUTKEN HOLMEGAARD GLASS たちをアップしました!

ホームページにペア・ルトゥキン先生によるホルムガード 社のガラス器たちをアップしました!

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ホームページの方を見ていただければまた詳細などは列記してありますが、今回もなかなか良い写真が撮れたのではないでしょうか?

前回のホームページ商品アップまでで、北欧ビンテージ雑貨、リンドベリやアラビア社のカップアンドソーサーなどから始まり、フィンランドビンテージデザイン界3大巨匠のアイテムたちをアップ。
いわゆる北欧ビンテージの日用品部門がほぼほぼ完了。

店の商品の方もビージェネ歴数ヶ月の新人さんにお願いするアイテムのネタ切れ状態。
無理から、これからマニアックな部分に突入しようかなと思ったところ、おっと!

ペア・ルトゥキン先生の作品たちがあるじゃないですか!

まあ、一般的には「マニアックなお品」?と言われてしまいますかね?

実はペア・ルトゥキン先生デザインの作品は私にとっての北欧ビンテージ道入門編だったのです。

そう、あれは今から20年弱前、パリで見たデンマークビンテージデザインを追い求め、そのままパリから電車でコペンハーゲンへ。

NORREPORT駅前の安ホステルを拠点に自転車で毎日鬼のように街中を走り続けました。

何の情報もない中、なぜか有名なアンティーク街Ravnsborggadeは見つけることができず、辿りついたのはNORHAVNの小さなビンテージショップ。

そこには心優しいが軍人上がり(これ本当)でマイク・ベルナルドのような風貌(これも本当)のお兄さんが良い家具たちを扱っていて、ほぼほぼそこで最初の仕入れ成功。

家具の他にも周りを飾るような小物が欲しいなと思っていたのですが、彼が集めていたのが、これら、ペア・ルトゥキン先生デザインの作品たちでした。

デンマークの透き通るような青空の下で見るこれらのガラス作品たちは、当時脱サラでこの仕事を始めた私にとっては眩しすぎるくらいの魅力!

ブルーよりグレーの方がレア!というのが一般的でしたが、私はどちらかというと201008GD2のような、ブルーでこのぽってりとした分厚い質感と、光が当たった時のヌメっとした感じがかなり気に入りました。

その後、フリマを訪れるたびにGD1やGD2のタイプの作品が、テーブルの上で輝いていて、出会う度にこれらのアイテムたちを次々と日本に持ち帰ってきました。

 

そうなると知りたくなるのが、その作家さん本人。

 

 

 

 

 

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GLASS OF LIFE

ペア・ルトゥキン先生の作品集です。

中の写真の美しさはもちろん!格別ですが、

 

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その後半50Pにも及ぶ、作品データ。

可愛らしいイラストと、その特徴的な癖字が何ともたまらない、その作家さんの人柄をも感じ取れるような作品集です。

先日のこのブログにも登場しました、BANG家のコラムにも登場しました、ANNA BANGさん曰く、当時BANGさんのお家の近くにペア・ルトゥキン先生も住んでいて、両家たくさんの交流があったようで、とても陽気な人柄だったそうです!

 

 

 

北欧デザイン一般に関する本は早くから買っていましたが、作家さん個人の作品集で私が買ったのはこのペア・ルトゥキン先生の作品集が最初だと思います。

 

そして、作品集を手に入れるて陥るのが、全部欲しくなる!(笑)という衝動!

まあ、今までで結構なところ、やりましたね。

今回紹介している作品たちも201008GD1 や2は一般的ですが、3から10はマニアックですね(笑)。

4のパープルのものなんて、現地で実物は他で見たことないし、5から9までのバブルヴェイスはたまに見ますが、めちゃ高い!

最後にFLAMEを登場させたのは、数ある彼のデザインの中で、ペア・ルトゥキン先生自身このFLAMEがいちばんのお気に入りだったということ!

 

 

と、いうことで、ホームページの商品紹介文を改めてチェックすると、当時の私のビンテージ道入門時のことが思い起こされ、話が長くなってしまいました。。。。

 

さあ!ぜひこのコラムをお読みのあなたも、これらペア・ルトゥキン先生の作品から北欧ビンテージ道の深みへ嵌ってみませんか?(笑)