買付報告:フィンランド・タンペレ編


 そんなこんなでフィンランドへ出発。(われながら強引な終わらせ方。。。コペンハーゲン編)
ヘルシンキより遠い場所・タンペレ(事前情報でマイナス21度!)にいくにもかかわらず、やけに小さな飛行機。横3列バージョンで出発です!

 

   タンペレに到着。フライトは気流の悪い場所では揺れがかなりひどく、かなり怖かったです。
すでに20回以上フィンランドには来ていますが、タンペレは初めて。
ムーミン博物館なるものがありますが、もちろんそこが目当てではなく、付近で開かれるというアンティークマーケットが目的です。

 

   第二の都市とはいえ、かなり規模の小さな空港。
市内行きのバスを待つ客は飛行機を降りた客の中で二人だけ!
おまけにバス運転手が英語がしゃべれない!
北欧全般、ほぼ英語が通じてるので、いつも何にも問題は有ませんが、
空港のバスは通常、市内の中央駅が最終地点であるので安心していましたが、ふと市内に入った時に、バスに乗っている学生に「駅に行きたいんだけど?」と聞くと、これまたたどたどしい英語で、「もう過ぎてしまったよ!」と、、、
あわててバス運転手に聞くと、相変わらずの「英語しゃべれないです」的な高圧的な態度!
「ステーションだよ!ステイション!」と、、、
「乗るときもステーッショオン!ってい言っただろが!ボケ!」
とは言ってませんが、それに近い感じで詰め寄ると、ここで降りたら向こうのほうだ。というわけです。
っていうか、わかるじぇねーか!
はい、英語は勉強ではありません。伝えたい気持ちと、理解したい気持ちが大事です。

 

   とりあえず、到着日の午後は町中を物色。
マイナス21度だったということもあり、フィンランド訪問を後回しにした甲斐がありました。マイナス3度くらいです!

 

   セカンドハンドショップなどはガラクタの山でした。。。こんな中からお宝を見つけるのがテクニックですね!

 

   町中をいろいろまわりましたが、以外に悪くなかったです。

 

   ヘルシンキはすでにほりつくされている感があって、目新しいものを探すのに苦労しますが、早速、カイ・フランク。キルタセット。
メタルのふたの付いたマスタード入れが付くのがポイント、、、というかこれがレアなんですよ!
ていうか、これを探している者としてこれがなけりゃ、意味ないです。機能的にも、デザイン的にも、私的にも。。。

 

   アラビアのハンドペイントのかわいらしいお皿などもヘルシンキではあまり見られなくなってしまいました。

 

   こんなガラスの小皿。

 

   次の日は近くのマーケットです。
電車で一時間弱だったか、、、、、あらかじめの情報として「駅からタクシーが早いよ。」
と言われ、駅頭チャック後タクシーを探すが、、、、「一台もいねーじぇねえか!ていうか誰もいない。。。」
少し遠くを見ると大通りがありそうだったので、そこまでいこうと思った時に、
タクシー一台到着!凍え死ぬところでした。

 

   なんとなく淡々と売り買いが進む、あまり活気のないマーケットでした。
会場のど真ん中に、タピオ・ウィルカラのアイスバーグが!値段もそこそこ。。。買ったらこの場でヒーローになれるかな?「とったどー!」みたいな。
なんて、魔の手が伸びてくるのを必死にこらえ、それは週明けのヨウコ・レコラに備えます。
成果はこんなところです。悪くないですが、よくもないです。
結局ヘルシンキ市内のほうが安いものも多々ありました。

 

 
結果はこんな感じ。

 

 

日曜日は楽しみにしていた、イッタラ美術館。
リーヒマキのガラス美術館の展示には感動しましたから、別に工場が休みでもかまいません!

 
イッタラ駅。。。。電車から降りたのは私ともう一組。
もう一組は迎えの車に皆で乗り込み、あっという間に一人ぼっち。

 

 
っていうか、どこやねん!あたりを見渡すと、「イッタラこっち→」みたいな小さな看板を発見。

 

   天気は良いがこんなところで道に迷ったら本当に凍死します。
しばらくその矢印方向をまっすぐ行くと4差路に!
あたりを見渡しても例の看板がありません。やばいね。
遠くからおじいさんが歩いてきました。無理を承知で尋ねます。
私「WHERE IS GLASS MUSEUM?」
おじいさん「?」
私「GLASS MUSEUM.」
おじいさん「?」
必死にわずかに知っているフィンランド語で
私「ラシ」
おじいさん「!」
ラシとはフィンランド語でガラスということです。


無事おじいさんの指差す方向に目を向けるとそれらしき建物が!
危機脱出です!凍死せずにすみました。

   さて、肝心の美術館。

 

   ティモサルパネヴァのフィンランディア作成時使用の木製の型の実物。
木型の内側を焼くことによる焦げ跡を、氷のような表面感として表現したモデル。

   これはフィンランディア実際のもの。
ティモは特に新たなアイディアから独創的なアイテムを多数デザインしております。

 

   グラン・ホンゲル。最近こう言ったデザインにも興味ありです。

数年前のグスタヴスベリ美術館を思い出しました!
めちゃ小っちゃい。大好きなデザインが並んでいて、苦手な英語のパネルを隅から隅まで見ても、まあ持って2時間です。。。
本格的にフィンランドガラスを見たいのであれば、かなり強くリーヒマキをお勧めします。

 


2時間じっくり見ても次の電車までまだまだ2-3時間ある!
田舎にあるため電車の本数が極端に少ないんです。
イッタラアウトレットもあるのですがスルー。5分でアウト!まったく興味なし。
オイバトイッカの現行鳥があるくらい。まあこちらにもあまり、、、、まったく興味ないのですが。。。。

   仕方なく近くのチョコレートショップを覗く。

 

   中にアアルトの名のついたチョコ。
みなさんご存知のサヴォイヴェイスの形をしたチョコです。
あまり味についてはコメントできないのですが、店のお姉さんは美しかったです!

とりあえず、チョコ好きの奥様のために少し購入。



それでも2時間弱あるので、リーヒマキよりはましな併設カフェで、ビール一本。
美術館で買った本を隅から隅まで見て時間つぶしです。

 

   ただ、2時間後の電車を逃したらさらに2時間待ち。
余裕をもって美術館を出ましたが、これまた順調に駅についてしまい、
風を遮る場所もない場所で15分ほど凍える思いをして待つ羽目に。

 

 
電車に無事乗り込みタンペレに帰ります。