買い付け報告:フィンランド編2

 

帰国日前日、なんとかパッキング終了!
ここフィンランドでもまずプチプチ探しの旅に出なくてはいけなかったのですが、前回同様ディーラーのご厚意により、タダでゲット!
ただ、そのクオリティーの悪さに愕然。
薄くて静電気で張りつくわ、切りにくいわで、おそらく通常の二倍の時間がかかったのではないでしょうか。。。
次回のこともあるので、いつものコレクターに売っている場所を教えてくれと頼んだところ、「おれは一度も買ったことがない!」とのこと。。。。
ヘルシンキでは知る人ぞ知るコレクター。ショップも持っていて、ある場所にはこれ見よがしに(笑)お宝を並べている「開かずの店」「売るものがない店」として有名な、日本の雑誌にもたびたび載ったことのある人物。
彼の20-30年にも及ぶこの道での売買で、プチプチを一度も買ったことがないという事に、ただただ驚くばかり。
「じゃあ今までどうしていたの?」との問いには、「いつも、もらっていた」と素晴らしいお言葉。
やはりその道を極めるには、相当な根性とずうずうしさ(笑)が必要なようです。
わたしはまだまだです。。。。。

 コレクターから、「ガラス美術館でカイフランクの展示が始まった」と聞いたので、早速私も行ってみました。

ヘルシンキ中央駅から出発。

今回で二回目の訪問です。

 
 

 エリエル・サーリネン設計による中央駅は重厚な感じ。

しばし見とれてしまい、チケット購入のための順番待ちも苦になりませんね。

 電車。

 
    15分くらい待たなくてはいけなかったので、駅構内のバーでフィンランドビール。

 リーヒマキまでは1時間くらい。

だんだん減っていく乗客に不安は募る。

結局リーヒマキまで来たのは、私こと日本人一人。。。。。

 
 

 相変わらず、さみしいリーヒマキ。。。。

バスを待ちます。

 ガラス美術館到着。

タピオウィルカラデザイン設計。

 
 

 美術館内私ひとり、ほぼ独占状態!

フィンランドのガラスの歴史を丁寧に説明し、ガラスの生産方法まで細かく解りやすく展示してあり、何度行っても新しい発見があります。

フィンランドデザイン好きはもちろん、物作りやただたんにきれいなものが好きな人でも、十分楽しめる素晴らしい美術館だと思います。

「カイフランク展」

 ここに展示された展示品はすべて一個人所有のもの!

 
 

 ヘルシンキのコレクターも認めるカイフランクコレクター。

クレムリンベルの数も並みじゃない!

今買ったらいくらになることやら。。。。

 美術館を堪能した後は、隣のタピオウィルカラデザインカフェに。

相変わらず、すたれています。。。。。

寂れた田舎コテージのビュッフェレストランの域に到達しています。。。。

椅子からテーブル、天井の照明や壁照明まですべてタピオ・ウィルカラデザインで埋め尽くされた空間とは思えません。

イスとテーブルはテッカテカのウレタン塗装。。。。。

彼が意図したものなのかどうか。。。。

 
 

 コーヒーとケーキを注文。
コーヒーはいつドリップされたかもわからない感じのサーバーの中にあったものを自分で。。。。
ケーキのほうはタルトのようなものを想像しておりましたが、べースの部分がめっちゃ濡れてる。。。タルトの場合、上に乗っているフルーツなども魅力的なんですが、いえいえ、さっくり香ばしくて甘い感じのベースで勝負なんてお店もある中で、どうなんでしょう。。。。

味は「以外にいける(笑)!」
ベリーのトッピングも効いていておいしかった!

なんていうケーキか知りませんが「濡れタルト」と名付けましょう!

 そうそう、気をつけていただきたいのは駅から美術館まで行くバスが確か一時間に一本!乗り損ねると一時間待ちです。
私の場合は買い付け屋パッキングも終了していますし、残りの時間を持て余しておりますので、じゃあ、徒歩で!

カフェのお姉ちゃんに聞きますと、まあ大体30分くらいかと。

道中にアンティークショップはないか聞きましたが、それは受け付けの子が知っているとのことでしたので再度美術館に戻り場所を聞き出し出発です。
とくにあてはないのですが、ひそかにそのアンティークショップでの出会いを期待しながらひたすら歩き続けました。

 
 

 結局、地図に記してもらった場所はレストランでしたが(涙)、道中に一軒ショップを見つけて入りました。
ショップのオーナーらしきおばちゃん。いつもはインターネットワールドにお住まいのようで、そこそこの物もそこそこ以上のお値段。。。まったくの期待外れに終わりました。

なんていう成果も交え、フィンランド物も既に店に並んでおります。

例のロシアン缶バッジも無事に到着。
好評で飛ぶように(嘘)売れています!

また皆様のお越しをお待ちしていますね。