Gertrud Vasegaard for Royal Copenhagen “Gemina”

Gertrud Vasegaard for Royal Copenhagen "Gemina"
1960年ゲルトルド・ヴィスゴーデザイン、ジェミナシリーズ。
まさに西洋とアジアの調和を測ったようなデザイン。
デンマークからの小物も徐々に店頭に出つつあります。
ところで、この作家、ゲルトルド・ヴィスゴー女史。
一家揃っての陶芸家族。
再婚相手はAksel Rode。1945年から51年までビング・オー・グロンダールにてアートディレクターを努め、デンマークでは美術史の権威ある著者でもある人物。
彼の作品は以前一つ所有しておりましたが、それは北宋時代のデザインのよう。。。美しい青磁の花瓶でした。

そして、娘さん、Myre Vasegaard.  

 
上の写真が、娘さん、Myre Vasegaardの作品。
お母さんのDNAをまさに受け継いだデザインですね。
これは彼女がビングオグロンダールに所属していた1955から58年の作品です。
私は大好きな作風です。
さて、この一家、1959年にはこの3人、家族で陶房を構えて作陶活動していたようですよ。
北欧では女性の社会進出が盛んな反面、離婚率も2組にひと組と聞いたこともあります。個人の価値観を大事にする。。。。。そんな風土がミッドセンチュリー当時から女性作家やデザイナーを多く輩出していた所以なんですね。